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平成22年第9回教育委員会定例会会議録(2)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2011年3月8日 最終更新日:2011年3月8日

平成22年第9回教育委員会定例会(1)

日程第3 教育長報告

秋山委員長

 引き続き、日程第3 教育長報告に入ります。
 報告をお願いいたします。教育長、お願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 現在、平成22年度の第3回定例市議会が会期中でございますけれども、その中で9月1日、2日に、市政に関する一般質問がございました。21人の方が一般質問をされ、そのうち14人の方が教育に関連してご質問がございました。
 その項目等を申し上げますが、栗原健治さんは、市民駅伝についてご質問がございました。ご趣旨としては、スポーツフェスティバルと市民駅伝が今年10月に開催されますけれども、それについてでございまして、駅伝は2月がいいのではないかということでお話がありました。ただ私どもは、市制施行60周年ということもありますし、また大沢総合グラウンドが整備されたこともありますし、特に駅伝の場合、大勢の方々、つまり市民の希望者の皆さん全員が参加してこそ市民駅伝と考えますので、今までは最高200チームで、それを超えると、たくさん練習を重ねてきた方もお断りしていたという、かわいそうなことがありましたけれども、今回は希望者全員が走れるわけであります。そんなこともありますので、まずは1回やってみて、もし万が一、検証の結果、不都合があれば、また検討しましょうということでございます。
 大城美幸さんは、図書館の対面朗読、それから熱中症対策で教室にクーラーを設置できないかというご質問でした。今後の検討事項ということでございます。野村羊子さんは、学校給食で米飯給食、日本の伝統的な献立が大事であるということで、パン食は全部、米飯にしたらどうかというご趣旨のご質問でございました。嶋崎英治さんは、南部図書館の進捗状況です。渥美典尚さんは、中学校の机といすのサイズが子どもに合っているのかどうかについてのご質問と、五中の遺跡調査と活用などについてご質問がございました。伊東光則さんは、小・中学校の熱中症、光化学スモッグの指導や対応についてご質問がありました。伊藤俊明さんは、子どもの児童虐待の防止について、いじめ・不登校の防止についてご質問がありました。吉野和之さんは、全国共通学力テストについてご質問がありました。寺井均さんは、軽度外傷性脳損傷という病気について、啓発等が必要ではないかというお立場からのご質問でございました。赤松大一さんは、AEDの講習の充実について、小・中学生に施したらいかがかということです。緒方一郎さんは、インクルーシブ教育の三鷹市の考え方について、岩見大三さんは、熱中症についてご質問がありました。谷口敏也さんは、高山小の学童保育所と教室の充足についての関連のご質問がありました。浦野英樹さんは、年金や社会保障制度のことについて、子どもたちにもっと指導する機会がたくさんあったほうがいいのではないかというお立場でのご質問がございました。
 このような一般質問がありまして、まだ続いておりますが、29日が第3回の市議会定例会の最終日になります。
 以上です。

秋山委員長

 次、お願いいたします。伊藤課長。

伊藤総務課長

 11ページをお願いいたします。総務課でございます。
 初めに、行事実績等報告でございますけれども、8月22日、お手元にございますが、「みたかの教育」を発行いたしました。それから8月24日火曜日、三鷹教育・子育て研究所第2回の研究会では、現行の教育ビジョンの達成状況等をこちらからご報告する中で、意見交換を行いました。今、教育長からお話がありましたように、9月1日から29日が第3回市議会定例会で、常任委員会が9日から始まりますけれども、文教委員会については明日、日程が確定する予定でございますが、9日か10日、1日目か2日目になるだろうということでございます。
 続きまして、今後の予定でございますけれども、9月17日金曜日から12月下旬を予定しておりますが、川上郷自然の村の大小浴室の大規模な改修工事を行います。川上郷自然の村は、非常に寒冷地でもありますし、20年たっておりますので、いろいろな部分が老朽化しておりまして、定期的に改修を行ってきましたが、浴室が使えなくなるため、約3か月間の休館を予定してございます。
 それから、ここに記載はございませんけれども、去る8月7日に日本教育再興連盟から、日本教育再興連盟賞を受賞いたしましたので、ご報告させていただきます。日本教育再興連盟は、子どもの生活習慣の改善でありますとか、教育実践力の向上などの、優良教育実践等の発掘、発表等を行いまして、子どもの豊かな成長に寄与することを目的に、2005年に設立されたNPO法人でございます。会長理事は、元内閣官房長官の河村建夫衆議院議員、代表理事は、隂山英男立命館大学教授でございます。表彰の理由ですけれども、三鷹市が推進するコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の取り組みが認められたものでございます。表彰状それから記念のトロフィー、賞金3万円もいただいておりまして、賞金は市の歳入といたしております。
 私からの報告は以上でございます。

秋山委員長

 次に新藤課長、お願いいたします。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 教育センター・施設関係になります。13ページ、14ページです。
 大きな夏の工事が、まだ2学期まで続いて工事をやっているところになります。それぞれは記載のとおりですが、本日から明日にかけて、平成21年度に行いました東台小学校の建設工事に関する財政融資資金地方貸付先実施監査として、今2階の二中研で財務省の担当者により、補助金もいただいているのですが、工事費の一部、地方債ということで起債をしており、その工事の内容についての確認が入っていることが、通常と変わったパターンになります。非常に大きな工事ですと、こんな形で補助金をいただいたり、あるいは不足分については起債という形で財源措置をしており、それについて正しく工事をしているかの確認が入ってございます。
 以上です。

秋山委員長

 それでは次に学務課、お願いします。

内野学務課長

 学務課の報告です。15ページ、16ページでございます。
 15ページの実績報告です。中ほどで、8月23日月曜日に学校保健会の総会がありました。その講演会としては、独立行政法人国立成育医療研究センターの津村由紀先生に、アレルギー疾患対応ということで講演をいただきました。3階の大研修室で行ったんですけれども、大研修室がいっぱいになるぐらいに、学校の養護教諭の方、栄養職員、保育園の先生にも呼びかけまして、来ていただきまして、盛況のうちに終わりました。
 続いて、右側の行事の予定でございます。あさって9月9日、学級編制共同調査となっております。今年、第三小学校が学級編制で、4月7日時点で学級編制基準になるわけですけれども、4月1日の時点では4年生がちょうど120人で3学級でした。それが4月1日から7日の間に1人増えまして、121人となりまして、4学級になったものですから、これについて9月までに東京都で調査することになっておりまして、三鷹市と一緒に現地に行って実際の学級編制が、申請どおり行われているかの確認・調査をして、必要な学籍簿などとも確認をするというものでございます。4月1日から4月7日については、去年、おととしは学級編制の異動がなかったものでございます。
 続きまして、17日に就学時健診の打ち合わせがございます。具体的には今年の就学時健診の予定は、10月21日から11月26日の間に各小学校15校で行いますけれども、それに先立って学校の関係者と打ち合わせするものでございます。就学時健診は来年度入学予定のお子さんを対象に、学校保健安全法を根拠にして、事前に健診をしておいて、何か健康の問題があったら入学までに治しておいていただくなど、教育委員会から適切な指導をする機会となってございます。今年は、対象者はおおよそですけれども、今のところ1,400人ぐらいを予想しております。
 学務課からは以上でございます。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 では、松野指導課長お願いします。

松野指導課長

 指導課でございます。17ページ、18ページになります。
 まず一般報告として行事実績等報告でございますが、8月8日、9日、三鷹・長崎平和交流事業は、市の事業ではございますけれども、各中学校の代表の中学生7名を長崎市に派遣いたしまして、現地でのフィールドワーク、それから中学校との交流、そして中学校での平和祈念集会への参加を行ってまいりました。それで21日土曜日には、逆に長崎市の中学生10名、サポートボランティアが11名、引率者を含めて、三鷹市に訪問がありまして、ここでは意見発表、意見交流等が行われたところでございます。秋山委員長には、ここにご出席及びご講評をいただきまして、まことにありがとうございました。
 31日に夏季休業日が終了いたしましたけれども、特に重篤な事故等は報告されておらず、9月1日から小・中学校の第2学期が始業している状況でございます。
 右側の18ページ、今後の行事等の予定は、記載のとおりでございます。
 指導課からは以上です。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 では、生涯学習課、久保田課長お願いします。

久保田生涯学習課長

 19ページと20ページをお開きいただきたいと思います。
 まず行事実績等報告でございますけれども、8月24日火曜日でございますが、現在、五中体育館の改築に当たりまして、遺跡の発掘をしております。夏休みですが、遺跡の発掘はなかなか見学できるものではございませんので、五中の生徒たちに先生が希望をとったところ、この機会にぜひ遺跡を見学したいというお話がございまして、30名弱の生徒ですが、遺跡の見学説明会を催しました。かなり生徒たちも喜んでおりまして、こんなにすばらしい遺跡が三鷹は出るのかと感動されたところです。先生方にもかなり喜んでいただいたので、遺跡見学会をやってよかったと思います。
 続きまして、行事予定等、20ページでございます。2行目でございますが、9月11日から14日、18日、25日と家庭教育学級がございます。これはPTAが中心となりまして、学校単位で、さまざまなテーマで講師を呼んで講習会を開いて、保護者の知識を広めていくために、学校とPTAと教育委員会が3者共催で行っている事業でございます。9月11日に当たりまして、秋山委員長に今回講師をやっていただくということで、PTAの方がお願いしまして、快く引き受けていただきまして大変ありがとうございます。皆さんも、ぜひ秋山委員長の講演をお聞きいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 28日、矢吹町ふるさとの村芸術村で、三鷹市の美術連盟が美術展を開きます。28日、29日と2日間にわたっておりますが、実際の美術展は9月26日から10月17日、1か月弱開催されますが、28日から29日にかけましては、美術連盟が属しています芸文協会の研修会を兼ねて矢吹町との交流ということで、向こうに研修に行き、1泊2日で交流を図るため、予定をしている事業でございます。
 生涯学習課からは、以上でございます。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 それではスポーツ振興課、柳川課長、お願いします。

柳川スポーツ振興課長

 スポーツ振興課です。21ページ、22ページでございます。
 21ページの行事実績等の報告でございますが、先般8月19日に国体関係の第1回実行委員会の総会が開かれました。後ほど担当から説明させていただきます。あとは記載のとおりでございます。
 22ページの行事予定ですが、10月11日、12日に市民ハイキングを開催します。この秋も川上郷自然の村周辺を散策するのですが、相変わらずハイキングブームがありまして、応募者が100名を超えてしまいました。でも参加できるのは39名で、大変残念ですが、初めての方に優先的に参加していただくことになっています。100人を超えるのは初めてですので、今後検討の必要があると考えました。また27日に、先ほど教育長からも話題になりましたけれども、市民駅伝大会の監督会議が開催されます。今年度、日程と場所を変更したのですが、おかげさまで矢吹町の招待チームを含めて、全部で210チーム参加していただいております。詳しい説明をしながら、問題がないように実施したいと思います。また詳細については、スポーツフェスティバルもございますので、来月の教育委員会の中でご報告したいと思います。それ以外につきましては、国体関係で千葉に、競技団体の視察、及び今回28日は、スポーツ振興審議会の委員の視察も兼ねてあります。10月の体育指導委員の視察もありますが、一番近い国体が千葉で行われますので、こちらの視察に行きたいと考えております。
 国体につきましては、担当から説明させていただきます。

秋山委員長

 岡崎室長、お願いします。

岡崎国体推進室長

 私から、先月8月19日に開催しました国体の総会について、報告させていただきます。
 お手元にお配りしました第68回国民体育大会三鷹市準備委員会第2回総会、並びに第68回国民体育大会三鷹市実行委員会第1回総会資料を、ごらんください。8月19日の午後、教育センターの大研修室で総会を開催したときの資料でございます。この総会には、実行委員でもあります秋山委員長、それから貝ノ瀬教育長にも出席をいただいております。
 1枚開いてください。左側に東京国体の大会愛称、スローガン及びマスコットキャラクターが載っておりまして、これは東京都の国体実行委員会で7月29日に決定したものを掲載しております。まず大会の愛称ですが、「スポーツ祭東京2013」。これは第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会の2つの大会を、1つの祭典としてあらわしているものでございます。三鷹の場合は、国体ではサッカー、ソフトボール、アーチェリー、それから障害者スポーツ大会ではアーチェリーを行います。2のスローガンは「東京に 多摩に 島々に 羽ばたけアスリート」ということで、2つの大会が、多摩・島しょ地域を中心に、東京都全域を舞台としてアスリートの夢が羽ばたく大会であるという趣旨をあらわしています。3番のマスコットキャラクターは、都民の鳥ゆりかもめがモチーフで、翼を大きく広げたデザインにより、夢や目標に向かって力強く羽ばたこうとしている姿をあらわしているということで、愛称は現在募集中でございます。これから国体開催まで、いろいろな場面でお目にかかると思いますが、よろしくお願いいたします。
 今回の総会の開催の目的ですが、昨年の10月に設立しました三鷹市の準備委員会を、この総会で実行委員会へと組織を移行するために開催しまして、実行委員会を立ち上げました。実行委員会の名称は、スポーツ祭東京2013三鷹市実行委員会と決定しまして、3年後に迫りました国体開催に向けて、関係機関と連携を図りながら大会開催に向けての準備を進めてまいりたいと思います。詳しくは後ほど資料をお読みください。
 以上で報告を終わります。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 それでは、社会教育会館、小田館長、お願いします。

小田社会教育会館長

 23ページ、24ページですけれども、記載のとおりでございます。夏季休業中、各種体験学習等を実施してきましたが、無事、多くのお子さん方に参加をいただいて終わったところでございます。
 以上です。

秋山委員長

 では八代部長、お願いします。

八代生涯学習担当部長(三鷹市図書館長事務取扱)

 最後に図書館から報告申し上げます。25、26ページになります。
 25ページ、8月1日から9月5日までの実績でございますけれども、記載のとおり、夏休みを踏まえまして、児童担当を中心に事業を企画し、すべて無事に終了いたしたところでございます。また26ページにつきましては、記載のとおりでございまして、これがほぼ定例的な内容となっております。この夏も、夏休みは図書館が非常に込む時期でございますが、例年に増して利用者が増えまして、ここでやっと夏休みを終えまして、一息ついているところでございますが、多くのご利用をいただいたところでございます。
 以上でございます。

秋山委員長

 以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
 では、寺木委員。

寺木委員

 議会の質問のご報告の中で、公明党の緒方一郎議員が質問なさった、インクルーシブ教育というのは、どういう教育なのか、教えていただけますか。

藤川教育部長

 インクルーシブというのは、包み込むとか、一緒にやるようなイメージで、まだはっきりしないんですけれども、内閣府に障がい者制度の改革推進会議みたいなものができまして、そこでやっているんですが、障がい者が、今普通の子どもと違う形で、例えば特別支援学校があったり固定級のクラスがあったりしている現状に対する問題意識というのでしょうか、障がい者だけではないですけれども、特別支援教育を受けているような人も、通常のクラスで共通に受けたほうがいいのではないかという流れです。国連の障がい者問題の条約批准を受けての流れですけれども、委員の皆様は、わりと障がい者団体などの人たちが集まっていて、平等教育というのでしょうか、平等に教育しましょう、同じような基盤で教育しましょうという方向性で、意見、考え方としてはまとまっていまして、具体的な制度論は22年度中に方向性を出そうとしています。今は、総論的な考え方でインクルーシブな教育を目指していくことが、その会議の中でも意思統一されましたし、閣議決定もされました。
 ところが、現実に支援教育をしている立場、特別支援学校の校長会だとか、いろいろ入っているんですけれども、そういう人たちにとってみると、私ども三鷹も一生懸命やっているんですが、インクルーシブな社会をつくっていって、分け隔てなく、みんなが同じような土壌の中で生きていく社会づくりをしようということでは同じ見解なんですが、ただ、今やっている特別支援教育も、要するにその子の特殊な状況に合わせて教育をすることによって、その人間の人間力や学力などをつけさせようということでやっていますので、みんな一緒にして同じ教室で勉強させればいいのではないかという考え方と、今までの積み重ねの中できちっとした教育を、それぞれ個々のレベルに見合ったというか、あり方に見合った教育をするという考え方と、対立しているような状況です。
 このような状況を踏まえて、緒方議員は、三鷹市はそれについてどう考えるのか、どのように対応していくのかと、この辺を質問されました。ただ、基本的にはまだはっきりしていないものですから、あまり明確な答えはない状況です。

貝ノ瀬教育長

 ただ大事なことは、インクルーシブというのは排除しない、差別しないで、分け隔てなくみんな一緒にということなんだけれども、その理想を否定してはいけないんですよね。ですから理想を実現するためには、いろいろな条件があるけれども、その条件を一気に飛ばしてそこに達成するとなると、障がいを抱えた子たちが不幸になるということだから、教育環境や教育条件を整えながら、現実的に少しずつ理想に近づくように、市長の言葉で言うと、溝を埋める努力をすることによって達成しましょうということだから、インクルーシブ教育そのものを否定するということではないですね。

寺木委員

 わかりました。注目してまいります。ありがとうございました。

秋山委員長

 ほかにございませんか。
 河野委員。

河野委員

 先月の学校だよりを拝見していましたら、8月中あるいは7月下旬から、学校で個人面談をやる学校が結構多いように思うんですけれども、個人面談と家庭訪問との関係についてお伺いしたいと思います。
 従来、家庭訪問は、5月の連休前後の比較的新学期の早い段階で、新しい先生が家庭を訪問して、家庭環境を知ると同時に、親としても先生とコミュニケーションを図るという目的で行われていたのではないかと思うんですが、最近そういう家庭訪問があまりなくなっているのか、それに変わって個人面談になっているのかと思うんですが、まずお伺いしたいのは、三鷹市の現状がどうなっているのか。家庭訪問を取りやめて、例えば夏休みとかに個人面談をやっている小学校が、何校ぐらいになっているのかという現状について、お伺いしたいです。そして変わってきているとすれば、その変わった理由についてお伺いしたいということと、それによって何らか支障は出ていないのかどうか。その3点について、まずお伺いしたいと思います。

秋山委員長

 では、松野課長。

松野指導課長

 河野委員のご質問の、まず家庭訪問の現在の状況ですけれども、小学校15校、中学校7校、合わせて22校あるんですが、現在、いわゆる家庭訪問という形で実施している学校は三鷹市ではございません。すべて個人面談を行っています。個人面談は小学校においては年間1回ないし2回、中学校では進路のこともあるので2回ないし3回行っています。小学校はそのかわりに地域訪問といいますか、自宅確認として、通学路を先生が回って児童の自宅の確認をしており、これは15校すべての学校で行われている状況でございます。
 個人面談は5月ごろに行う学校もあれば、夏季休業中に行う学校もありますが、多くは夏季休業中に行われている状況です。その理由ですけれども、以前は、持ち上がりの学年などは個人面談、それから新しく受け持った学年、クラスなどは家庭訪問というようにやっていたようですが、平成17年、18年あたりに家庭訪問を取りやめた学校が、ほとんどです。理由は第一に、家庭訪問を保護者が希望しなくなったことのようです。つまり保護者が家庭訪問を遠慮したいということで、それでしたら個人面談にしますか、家庭訪問にしますかという調査をして、どちらか希望で実施したような学校も、一時的にあったようですが、圧倒的に個人面談を希望する保護者が多いため、今ではすべての学校で家庭訪問という形では行っていないということです。そのほかにも、例えばプライバシーの保護ですとか時数の確保という理由もあるようですが、多くは保護者の希望が減少したということで、実際に保護者の声も聞いてみたんですけれども、やはり家庭訪問は遠慮したいという保護者がいらっしゃいました。
 個人面談を夏休みにするか、5月にするかということで言えば、確かにおっしゃるように、早いうちに保護者の声を担任が聞く機会は非常に大事なことだと思います。ただ4月、5月の初めての保護者会等がある際には、保護者会が終了後、ぜひお話のある方は残っていただいて、担任がお話を伺いますというような声かけは、どの先生もしているようですし、実際に、それとは別に、保護者からの、先生にお話を聞いていただきたいんですけれどもという声には、学校は対応しておりますので、それで特に保護者からの意見はないということを学校からは伺っております。
 以上です。

「平成22年第9回教育委員会定例会(3)」へ続く

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