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平成22年第4回教育委員会定例会会議録(3)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2010年8月31日 最終更新日:2010年8月31日
平成22年第4回教育委員会定例会(3)
日程第3 教育長報告
磯谷委員長
引き続き、日程第3 教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。
教育長、お願いします。
貝ノ瀬教育長
では3点ほど報告をいたします。3月5日でしたけれども、文部科学省の坂田次官による三鷹市の第四小学校の視察、そして私との懇談がございました。視察はちょうど平日でしたから、スタディーアドバイザーが入ったボランティアの授業をご覧になりました。その後、意見交換というか懇談をやりましたけれども、この次官は文部科学省でありますが、科学技術庁系の方のようでありまして、昔、科学技術庁と文部省が一緒になりましたでしょう、ですから教育のプロパーというわけではないですが、関心を持っていらっしゃって、いろいろご質問があって、お答えをいたしました。特段、先方からの新しい提案は特にございませんでした。感心して帰られました。
3月9日に文教委員会がございましたけれども、ここで教職員の服務事故についての報告を私から冒頭させていただきました。内容は教育委員の方に報告した内容と同じでございます。質疑応答がございまして、私どもとしては二度とあってはならないということで、再発防止委員会を設置して、鋭意再発防止に向けた取り組みをしっかりまとめて、またご報告をさせていただきますというお約束をして、報告を終了しました。
3月23日は、大阪の箕面市に訪問いたしまして、やはり箕面市も子ども部ができていて活発な活動をしていると耳にしたものですから、その様子を特に教育委員会との関係でお話を聞こうと思ってお訪ねしました。本市の場合、4月1日付けの組織改正で、教育委員会の学童等の子ども関係、そして福祉部の保育所等の子どもの関係で、新しく子ども政策部をつくりました。ところが箕面市の場合は逆でありまして、今まで教育委員会と別になっていた学童とか保育所とか幼稚園を、2年前から教育委員会に全部一元的に組織し直して仕事をしているという内容でありました。
教育委員会の中に学校教育部と子ども部と生涯学習部と3つあるわけです。そして箕面市の市長の願いは、保育所も学童も幼稚園も教育の視点でもう一度見直して、一元的に仕事をしてもらいたいという願いで一緒になったわけです。ですからおもしろいなと思いつつ、先方のキャッチフレーズは、どこかで聞いたことがあるんですけれども、ゼロ歳から18歳まで、本市はゼロ歳から15歳までを念頭に置いて教育ビジョンに位置づけていますが、先方はゼロ歳から18歳までを念頭に置いて子どもの社会保障をしっかりやっていくという、子どもの育成をしっかりやっていくということです。教育と福祉を統一的にできるだけ考えたいというということです。
市長は30代でして、総務省から派遣か出向で、総務部長か何かポストについていらっしゃって、その後、総務省にお帰りになったんだけれども、箕面市の市政が少々混乱をきたした。市長と議会との間にねじれがあって、なかなかうまくいかないところで、彼がまた戻ってきて、選挙に出て市長になったということです。ですから、そこの土地の出身ではないけれども、多分そこでの実績が物を言ったのでしょう。
私からは以上です。
磯谷委員長
総務課長どうぞ。
伊藤総務課長
それでは、続きまして報告をさせていただきます。総務課です。
15ページをお願いいたします。まず行事実績等の報告ですけれども、今、教育長からご報告がありました9日に市議会文教委員会がございまして、その後、ここには日程では記載はしてございませんが、服務事故に係る検証・再発防止委員会を設置し、3月18日、30日、3月中に2回の会議を開催いたしました。委員としましては、外部から弁護士の先生、それから東京都の多摩教育事務所の管理課長に入っていただき、また市長部局からも企画部の調整担当部長、政策法務課長、そのほか教育委員会のメンバー、全部で9人でございます。そのメンバーで検証・再発防止の委員会2回を開催してございます。この件につきましては、報告書がまとまりましたら、速やかに教育委員会にご報告をさせていただきたいと考えております。
そのほか、31日ですけれども、職員の退職発令を行いました。教育委員会では定年退職が7人、普通退職が1人、計8人の退職者がございました。また併任解除で指導課の、当時、指導室の課長2人ですけれども、併任解除を行ってございます。また4月1日ですけれども、人事異動の発令を行いました。お手元に人事発令の詳細がございますので、後ほどお目通しいただければと思っておりますが、人数的な概要につきましては私からご報告いたします。教育委員会関係では、教育委員会からの転出が24人、転入が18人、新規採用が2人でございます。また、部内発令が58人ございました。部内発令の内訳といたしましては、昇任・昇格が14人、異動などが44人と、かなりの人数になってございます。また教育委員会から課長職への昇任が1人、管理職の課長補佐5人が昇任をしております。後ほどご確認をいただければと思います。
続きまして、今後の行事予定でございますけれども、4月11日に「みたかの教育」を発行いたします。年3回発行しておりますが、今年度の第1号の発行でございます。内容につきましては、平成22年度の教育委員会の基本方針の記事、同じく平成22年度の主要な施策、予算の関連記事、社会教育会館の今年度の講座の紹介等でございます。またコラムにつきましては、委員長職務代理者の秋山委員のコラムを掲載いたします。
私からは以上です。
磯谷委員長
ありがとうございました。引き続きまして、教育センター・施設係、お願いします。
新藤総務課施設・教育センター担当課長
資料の17ページ、18ページになります。工事関係は、21年度予定どおり順調に終わりました。18ページの上半分に、22年度の大きなもの、設計それから工事を列挙しております。いずれも年度の後半まで続くものとなります。これ以外に、夏休みを中心とした工事、また秋になってからの工事で、さまざまな工事を行っていきたいと思います。
残りは記載のとおりですが、お手元にカラーの4ページものが行っていると思います。こちらは、現在建設中の東台小学校の色の案になります。頭2枚が外装の案になります。イメージとしては、2ページ目をごらんいただいたほうがよいかと思います。全体としてはベージュ系の色をとりまして、南側、ちょうど、くすのきを取り囲むあたり、それから北側の給食室に相当する部分がやや濃い目のブラウン、茶色系の色を使います。階段室、北側に大きく赤くなっているところ、事務室の部分をレンガ色風な色味に。またイメージ、シンボルとしての時計台のところを青い色に塗っていくことになります。下がイメージパースになっていきます。こんな感じで、広がりを感じつつ色が変わることで、濃淡が感じられるような色味になろうかと思います。
3ページ目、4ページ目が内装の色になります。下側ですが、廊下については淡いグレー基調で、床面は茶色、教室内はシーリングになります。学年ごとにテーマカラーとして、ポイントの色、ちょうどこのイラストにあるような、廊下から見るとポイントの色が見えるような状態になります。これが最終のページにあります。くすのき学級の教室を中心に、それぞれ学年ごとのまとまりで6色、それぞれのテーマカラーを設定する形で整備をしていきたいと思います。残りの仕上げの色味、素材については、全体の色に合わせて最後は調整していくことになります。
ご報告は以上となります。カラーコピーなので、少し色味が違うと思いますが、かなり外装に関しては、ちょうど今見えている一中よりは少し黄色味がかかった色合いで、わりあい明るい色になると思います。内装は色味のない明るいグレーになりますので、汚れも比較的目立たないことと、床の木の色合いがよく引き立ち、かつ子どもたちが少し落ちつくような色合いを選んでありますので、大分今までの学校の印象と違う感じに仕上がってくると思います。以上です。
磯谷委員長
ありがとうございます。続きまして、学務課、お願いいたします。
内野学務課長
それでは、学務課の教育長報告になります。19ページと20ページでございます。19ページの報告でございますけれども、17日にスクールソーシャルワーカー事業に係る運営協議会を行いました。当初3年の委託事業だったんですけれども、2年ということで、委託としての事業は終わりました。ただ国の補助事業に変わりましたので、今年度もスクールソーシャルワーカーについては、補助事業として実施しています。国と東京都からも補助がございます。
それから5日に、昨日ですけれども、今年度の児童・生徒の健康診断の打ち合わせ等を行いました。ここには書いてございませんが、先ほどの事業計画でもありましたように、今年度から中原小学校で給食の調理業務委託を開始しました。これまで中学校2校、小学校3校でやっておりましたが、小学校で4校目、全体で6校目になります。今最終の現場で確認を行って、引き継ぎも終わりまして、実際に昨日などは調理もして試しているところでございます。
20ページ、予定でございます。先ほども少しお話しさせていただきましたが、本日、4月6日は、学級編制同意協議書提出でしたが、東京都の予定が変更になりまして2日の金曜日に提出ということで行っております。まだこれは4月1日現在のものですが、その後にありますように、9日には、4月7日にもし変更があった場合、また提出することになります。
その結果、4月1日付けのものですけれども、小学校全体の児童数が7,911人。これは教育支援学級の固定級も含みます。クラス数は、通常級だけになりますが、241クラスとなっております。児童数の7,911人ですが、昨年よりも53人の減になっております。クラス数では1クラス減となっております。児童数の減につきましては平成21年度から始まっておりまして、今年度も同じように若干の減になってございます。
次に中学校ですけれども、中学校全体での生徒数は3,170人でございまして、クラス数は91クラスになっています。生徒数ですが、昨年よりも44人増加となっております。クラス数も5クラス増となっています。中学生は平成18年度以降、同様の伸びになってございます。いずれも人数の比較は、昨年の4月7日との比較でございます。
それで、先ほども少しお話しいたしました小1問題・中1ギャップのための教員の加配が、今年度は小学校、中学校ともに新1年生について39人基準で行います。ですから従来は40人で1学級でしたので、例えば新1年生が40人ちょうどだったとしますと、従来ですと1学級、今年度は39人で1人加配ですので、クラスを増に使うとすれば2学級できることになります。加配の教員はクラスの増に使うか、チームティーチングに使うとか、支援に使うのか、それはそれぞれの事情によって選べるわけですけれども、今年度は三鷹の場合には、第二小学校の1年生と井口小の1年生がそれぞれその基準に該当しまして、第二小学校では従来の基準ですと3学級なんですが、この基準で4学級になります。二小も学級数の増の選択をいたしました。もう1つは井口小です。ちょうど80人でしたので、これも従来ですと2学級ですけれども、3学級編制にしたところでございます。中学校については、39人の教員加配の該当するところはございませんでした。
これについては以上です。
続きまして、4月20日に教育支援の推進委員会がございます。こちらは教育支援プランの事業の進め方などの検討を行っているところでございます。21年度の報告がほぼまとまって、ここで確認したものの概要を次回の教育委員会でご報告したいと思います。
学務課からは以上です。
磯谷委員長
ありがとうございました。指導課、お願いいたします。
松野指導課長
指導課は21、22ページでございます。22ページの行事実績等の報告につきましては、記載のとおりでございます。なお19日金曜日の中学校卒業式及び25日木曜日の小学校卒業式、いずれも学習指導要領にのっとり適正に実施をされたという報告を受けております。この行事実績の中で1点だけつけ加えさせていただきますが、東京都教育委員会が主催をして3月21日日曜日に行われました、第1回中学生東京駅伝大会で、三鷹市チームは男女のタイムを合計した総合順位で、59区市町中10位という成績を上げることができましたことを、ご報告いたします。
続いて、右側の22ページの行事予定等報告でございます。既に終了してしまいましたけれども、本日4月6日、小学校の入学式にご出席いただきまして、まことにありがとうございました。これにつきましても、これまでの報告で全校適正に実施されたことを把握しております。またあす7日が中学校の入学式となっておりますので、ご出席方よろしくお願いしたいと思います。
指導課からは以上でございます。
磯谷委員長
ありがとうございました。続きまして、生涯学習課、お願いいたします。
久保田生涯学習課長
生涯学習課は23ページ、24ページになります。主に2つの会議についてご説明したいと思います。3月3日に開催されました生涯学習計画推進会議でございますが、この会議は市の組織の横断的な会議でございまして、「生涯学習プラン2010」の各課所管事業の進捗状況について確認を行った会議でございます。特に今回につきましては、生涯学習事業の実施状況だけではなく、事業を実施することで市民にどのような影響や成果があったかについても報告を求めておりまして、ここで集約しました内容につきましては、3月18日に開催しました社会教育委員会議で報告を行っております。今後、これらの内容を十分精査した上で、次期生涯学習プランにつなげていきたいと考えております。
もう1つは、3月4日に開催されました、家庭教育SNS実行委員会議でございます。これは三鷹市の地域SNSポキネットを活用しまして、家庭教育支援の「かきしぶ」という名前のコミュニティを開設して、平成20年度から2年間にわたりまして試行的に実施しているものでございます。主に小学生の保護者を対象としまして、家庭教育の悩みとか知りたい点など、情報交換を図りながら解決していく取り組みでございます。この事業は、文科省の実験事業のために立ち上げられた家庭教育SNS実行委員会と、文科省が直接委託契約をする形で進めてきた事業でございますが、文科省が当初3年間この事業を続けるということで来たのでございますが、三鷹市としては、平成22年度までで文科省と実行委員会の委託事業により実施していたものが、文科省で3年間の事業は続けられないということで、22年度につきましては打ち切りを通告されてしまいました。
そこで、実行委員会で2年間の成果の検証を行ったところ、家庭教育の支援に大変大きな効果がうかがえるということで、22年度から市の事業として実施すべきという結論になりました。そこで22年度の予算をやりくりしまして、予算を確保することができましたので、22年度につきましても、国からの事業は打ち切りになりましたが、前年度と同様に事業を進めていく方向にございます。ちなみに21年度に要した経費でございますが、100万円強の金額でございまして、22年度につきましても同額を予定しております。正式な事業化ではないのでございますが、事業化した場合には、国と都からそれぞれ3分の1ずつ、合計で3分の2の補助が受けられることになっておりますので、正式な事業化に向けて今後取り組んでいきたいと考えております。
その他の実績報告及び次ページの行事予定報告は、記載のとおりでございます。
生涯学習課からは以上でございます。
磯谷委員長
ありがとうございました。続きまして、スポーツ振興課、総合スポーツセンター建設準備室、国体推進室、お願いいたします。
柳川スポーツ振興課長(総合スポーツセンター建設準備室長)
スポーツ振興課からは25ページ、26ページでございます。
25ページの事業報告でございますが、3月18日に、2月に実施されました市民駅伝大会の第3回の実行委員会が行われました。主に反省会の形なんですが、その中で、昨年度まで実施しておりました駅前を通ります市内一周コースにつきましては、交通渋滞などかなり問題が多くなってきているということで、次年度以降は日程とコースにつきましても変更したらどうかという意見がたくさん出ておりました。今年度22年度は市制60周年でもございますし、また先般、大沢総合グラウンドがオープンしたこともありますので、そちらで実施できないか検討していただきたいという意見が出ております。今後、実行委員会の中で詰めていきたいと考えております。
4月3日、大沢総合グラウンドがリニューアルオープンしました。委員長にテープカットに参加していただきました。ありがとうございました。当日の資料をお配りしてございますので、後ほど見ていただければと思います。この日は天気にも非常に恵まれ、また新しい人工芝のグラウンドということもありまして、市内の高校生はじめ大変熱のこもった交流試合をやっていただきまして、大変盛り上がりました。ありがとうございます。
26ページの行事予定報告につきましては記載のとおりでございます。
以上でございます。
磯谷委員長
ありがとうございました。続きまして、社会教育会館、お願いいたします。
小田社会教育会館長
27ページの実績のご報告ですけれども、3月22日の祝日に、東児童館につきましては30周年、西児童館につきましては25周年の、周年の合同事業が実施されました。当日は天候にも恵まれまして、組織改正前の最後の一大イベントでしたけれども、大勢の参加をいただきまして、約3,000人の方がクラブ発表会とか中庭でのいろいろな催しにご参加いただきました。
引き続きまして28ページの今後の予定ですけれども、4月11日の「みたかの教育」の発行を受けまして、翌日の4月12日月曜日から、平成22年度の私どもの市民大学の講座の募集を開始いたします。募集期間が4月12日から始まるという内容になっております。
社会教育会館からは以上でございます。
磯谷委員長
ありがとうございました。それでは、最後に図書館、お願いします。
八代生涯学習担当部長(三鷹市立図書館長事務取扱)
図書館より報告申し上げます。29ページの実績報告でございますが、記載のとおりでございます。また30ページの予定でございますけれども、4月23日金曜日が子ども読書の日と定められておりまして、この日を中心に4月14日から30日までの2週間余につきまして、みたか子ども読書フェアという形で、各館でさまざまな事業を展開したいと考えてございます。
図書館は以上でございます。
磯谷委員長
ありがとうございました。以上で報告はよろしいですか。追加がございますか。
藤川教育部長
お手元に、みたか生涯学習の事業の情報の一覧表と、P連が発行しました活動報告がございますので、ごらんいただければと思います。
磯谷委員長
以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
平成22年第4回教育委員会定例会会議録(1)の目次
- 平成22年第4回教育委員会定例会会議録(2)
- 平成22年第4回教育委員会定例会会議録(3)
- 平成22年第4回教育委員会定例会会議録(4)
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