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平成22年第4回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2010年8月31日 最終更新日:2010年8月31日

平成22年第4回教育委員会定例会(1)

開催年月日

平成22年4月6日(火曜日)

出席者(4名)

委員長 磯谷文明
委員 秋山千枝子
委員 寺木幸子
教育長 貝ノ瀬滋

欠席者(1名)

委員 鈴木典比古

出席説明員
教育部長・調整担当部長 藤川雅志
生涯学習担当部長・三鷹市立図書館長事務取扱 八代誠
総務課長 伊藤幸寛
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
指導課長 松野泰一
指導課教育施策担当課長 海老澤博行
生涯学習課長 久保田和則
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備室長 柳川秀夫
国体推進室長・スポーツ振興課国体推進担当課長 岡崎安隆
社会教育会館長 小田俊雄
図書館図書館システム担当課長 大島克己
学務課副主幹 田中容子
指導課統括指導主事 松永透

事務局職員
副参事 大久保実
副参事 竹内康眞

議事日程

平成22年4月6日(火曜日)午後2時開議

  • 日程第1 議案第22号 三鷹市登録有形文化財及び三鷹市登録天然記念物の登録について
  • 日程第2 議案第23号 平成22年度事業計画の承認について
  • 日程第3 教育長報告

午後 2時10分 開会

磯谷委員長

 ただいまから平成22年第4回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、寺木委員にお願いいたします。
 それでは議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第22号 三鷹市登録有形文化財及び三鷹市登録天然記念物の登録について

磯谷委員長

 日程第1 議案第22号を議題といたします。

( 書記朗読 )

磯谷委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

久保田生涯学習課長

 説明させていただきます。
 三鷹市文化財保護条例は、平成18年に全面改正されておりますが、同条例第47条で、教育委員会は、文化財の指定及び登録を行う際には、三鷹市文化財保護審議会に諮問をしなければならないことになっております。そこでその答申を踏まえ、同条例の第6条第1項では指定文化財の指定、また第39条第1項では登録文化財の登録をそれぞれ行うことができると規定されております。今回の議案では、平成22年第1回教育委員会定例会で、文化財保護審議会に諮問することに決定しました2件の候補物件につきまして、議案として提出させていただきました。これらの物件につきましては、文化財を指定及び登録するための指針であります三鷹市文化財の指定及び登録基準に適合しており、同審議会で登録すべきとの答申をいただきましたので、登録を行うものでございます。答申書につきましては、4ページをご参照いただきたいと思います。
 内容について説明をさせていただきます。1件目は5ページでございます。ルーテル学院大学チャペル、本館、図書館、寮棟でございます。これらの建物は、世界的な建築家であります村野藤吾氏設計の、昭和44年に建築されました建造物でございます。次のページになりますが、3の登録理由にもございますとおり、チャペル、本館、図書館、寮棟は、異なる機能を持った空間を敷地内に分散させておりますが、一体感を感じさせ全体的な統一感が図られながらも、1つとして同じ形態のものがなく、極めて変化に富む景観をつくり出してございます。また昭和44年の竣工時の姿をほとんど変えることがなく、ルーテル学院大学の中心的な神学教育の場として利用されていることと、建築後30年を経過しており、三鷹市の歴史的な景観に寄与するもの、または再現することが難しいものという建造物の登録基準に十分当てはまるものでございます。
 2点目に移らせていただきます。三鷹市登録天然記念物でございますが、なんじゃもんじゃの木でございます。9ページをごらんいただきたいと思います。野崎二丁目の三鷹市子ども林間研修広場に生育しております、なんじゃもんじゃの木でございます。この木が生育している敷地は、昭和57年に三鷹市子ども林間研修広場として整備されたものでございます。この木がありますことから、この広場は通称「なんじゃもんじゃの森」と呼ばれて市民に親しまれてございます。現在は三鷹市が所有しておりますが、以前は自由民権運動のリーダーでありました吉野泰三氏を曾祖父とします吉野泰平氏の地所でございまして、泰三氏の子の泰之助氏が、新宿区の戸山の原練兵場におきまして幼木を入手し、持ち帰って植樹したものとお聞きしております。樹齢が約100年の木でございまして、植物学的な木の正式的な名称はヒトツバタゴでございます。ヒトツバタゴが関東地方で生育しているのは大変まれでございまして、このように地域で珍しい木、見なれない木のことを「ナンジャモンジャ」と呼び、関東地方では10ページの3の登録理由にも書いておりますが、分布の希少性に加えまして、調和がとれました樹形と大きさ、そして三鷹の地に移植されました経緯、地元名主の家の庭で三鷹市が近代に至る激動の時代の中で生きた木であること、そして広場の通称として、市民に親しまれている「なんじゃもんじゃの森」という名の由来になっている木であることから、三鷹市民にとりまして特に由緒ある木、名木という登録基準に当てはまりますことから、三鷹市登録天然記念物として登録をさせていただきたいと考えております。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

磯谷委員長

 以上で提案理由の説明は終わりますが、委員の皆様の質疑をお願いいたします。
 秋山委員、どうぞ。

秋山委員

 登録はいつからになるのでしょうか。

久保田生涯学習課長

 この委員会で議決いただければ、明日から登録という形でございます。

秋山委員

 わかりました。

磯谷委員長

 ほかにはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 ほかにご質問、ご意見がなければ採決をいたします。
 議案第22号 三鷹市登録有形文化財及び三鷹市登録天然記念物の登録については、原案のとおり可決することにご異議はございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯谷委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

日程第2 議案第23号 平成22年度事業計画の承認について

磯谷委員長  日程第2 議案第23号を議題といたします。

( 書記朗読 )

磯谷委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

藤川教育部長

 この事業計画につきましては、既に皆さん、ご案内のことではございますけれども、2月5日の定例会でご承認をいただきました基本方針について、22年度の具体的な事業として落とした内容でございます。考え方等につきましては、前回ご説明をしましたとおりでございますので、基本的に大きな変更点、従前との変更点をご説明したいと思います。その前に基本方針につきまして、2月5日の時点ではご承認はいただきましたけれども、保留をつけさせていただきました。組織改正があること、それからご指摘をいただいた内容について、まずは、基本方針はこのようになりましたという説明を簡単にしたうえで、事業計画について説明を行いたいと思いますので、初めに基本方針をごらんいただきたいと思います。
 訂正を入れた部分、今回、赤で入れた部分でございます。基本方針の4ページをごらんいただきたいと思います。左側が22年度で、上段ですが、総合教育相談窓口を「室」に改めたという内容でございます。
 6ページをごらんいただきたいと思います。これは、ほんとうは前回、委員の皆様にお示しする前に気がつけばよかったことなんですけれども、右にありますように、学校で今工夫をしまして、特色ある学校づくりを進めていく中で、多様な指導法とか多角的な学級編制などを、学校ごとに決定していく取り組みを進めておりますが、学級と言った場合は、39人とか40人学級とか、枠として決められたことを厳密には指します。正確には20人以下の少人数学級なども、教科によってはいろいろ学校の工夫で行っておりますので、「学習集団」と名前を変えたほうが、内容に合っているのではないかということで、訂正を加えました。
 その下でございます。コミュニティ・スクールからスクール・コミュニティの部分でございますけれども、6ページにございますように、同条例に定める「学校を核としたコミュニティづくり」の実現をめざし、「コミュニティ・スクール」にとどまることなく、「コミュニティ・スクール」を拠点にした地域コミュニティの醸成を図っていく「スクール・コミュニティ」へと発展させるということで、前回、スクール・コミュニティの概念がはっきりしないのではないかと少し議論がございました。そこで、まずコミュニティ・スクール、そしてスクール・コミュニティへという流れを書かせていただきまして、7ページ目の「コミュニティ・スクール」制度の充実の下に、「学校を核としたコミュニティづくり」の実現をめざして、「コミュニティ・スクール」を拠点に、学校と家庭、保護者、地域住民が当事者意識をもって教育にかかわることを通して、学校と地域社会のよりよい協働関係を築く「スクール・コミュニティ」へと発展させるということで、スクール・コミュニティの内容がより具体的になるように補強を図ってございます。
 今度は9ページをごらんいただきたいと思います。右側でございますけれども、2(2)生涯学習の基本方針の四角で囲った部分のオでございますが、児童青少年の健全育成の推進につきましては、市長部局への移管に伴いまして、今回カットしてございます。あわせまして13ページでございますが、オの児童青少年の健全育成の推進の項目ついても、基本的に市長部局に移管されたということで、カットした内容でございます。
 引き続きまして、事業計画の新旧対照表をごらんいただきたいと思います。学校教育は私が説明させていただきまして、生涯学習につきましては生涯学習担当部長から説明をさせていただきたいと思います。
 まず1ページ目でございますが、昨年度、小中一貫教育の全市的な展開が図られたことを踏まえまして、学校の名称を順番に並べるなど、整合性を図ってございます。
 2ページ目をごらんいただきたいと思います。具体的な取り組みの中で、左側の上から10段目ぐらいでしょうか、「三鷹教育改革フォーラム2010」の開催及び記念誌の発行という形で、市制施行60周年記念事業について明記をしてございます。
 それから2ページの下は、先ほどから申し上げております、総合教育相談窓口を「室」に改めたという、名称の変更による修正をしてございます。
 3ページ目をごらんいただきたいと思います。(c)[2]でございますけれども、今年度の事業として、七中に教育支援学級(固定制)の開設準備を図っていくという内容です。それから同じく総合教育相談窓口を「室」に改めたという名称の変更による修正を加えてございます。
 あわせまして(f)ですが、この中には「三鷹市教育支援プラン」につきまして、平成22年度に着手いたします「三鷹市教育ビジョン」の見直しの中で、教育支援プランにつきましても、新たな計画の方向性及び主要課題の検討を行う取り組みについて、明記してございます。
 4ページ目をごらんいただきたいと思います。eの多様な学習機会の提供の中の(a)の[1]でございますが、これも2月でしたか、議論いただきました全国学力・学習調査につきまして、国の悉皆調査が抽出になったことを受けて、三鷹市としては抽出校のみで実施することを明記してございます。
 下へ行きまして(d)の国際理解教育の推進のところで、外国人の英語指導については実態に合わせ修正し、また中学生の海外派遣事業の実施につきましては、事業を現在中止しておりますので、22年度の事業計画から削除してございます。
 5ページ目をごらんいただきたいと思います。(g)の[7]では、伝統芸能や芸術文化に優れた地域の人財の活用という形で、新たにつけ加えてございますけれども、今まで実施してまいりました観劇会、音楽鑑賞会、学校単位で実施しておりましたもののやり方を変えて、伝統芸能や芸術文化に関して地域の人財を活用して、ボランタリーな中で、芸術文化に触れていただく方向に見直しを行いましたので、このような表記をつけ加えました。
 6ページ目をごらんいただきたいと思います。f幼稚園・保育園と小学校の連携でございますけれども、ここでは幼保小の連携のための推進委員会を設置してまいりまして、現在、11校で行ってまいりましたが、今年度中に全小学校15校において幼保小連携の推進委員会を設けて、一体的な連携を図っていくものでございます。
 それから6ページの右側、21年度、教室インターホンの設置の拡大に取り組んでまいりましたけれども、今回、財政的な問題等もございまして事業を見直しして、今年度は実施しませんので削除してございます。
 hの三鷹市教育ビジョン見直しでございますけれども、新しく教育ビジョンの見直しが始まることが22年度の大きな課題でございますので、「教育・子育て研究所」の研究課題として、教育ビジョンの基本的な考え方をまとめていく方向性について、記入してございます。
 (イ)の自律した学校の、学校自律経営支援予算の関係ですけれども、昨年度にありました事案をもとに、現在いろいろ検証している最中ですので、学校自律経営支援予算の検証を進めるという文言を入れながら、学校の自律的・主体的な活動はさらに推進していきたいという方向性を明記してございます。
 (b)の校長の裁量権の拡大のところで、小1問題・中1ギャップの予防・解決のための教員の加配という文言をつけ加えました。これは都の新たな取り組みを踏まえまして、教員の加配について加筆したところです。
 7ページ目でございます。先ほど基本方針でお示ししたとおり、コミュニティ・スクール、それからスクール・コミュニティにつきまして、文言を強化してございます。
 8ページをごらんいただきたいと思います。芝生化事業等の進展に合わせて修正を行うのと同時に、右側の21年度の(ケ)私学助成等につきましては、組織改正によりまして市長部局にこの事務が移管されましたので、削らせていただきました。
 9ページでございますけれども、給水管の改修など、右側の21年度に行いました事業につきましては、終了いたしましたので、カットいたしました。防水工事、プール改修工事等もそういった内容でございます。
 (ウ)の保護者負担の軽減措置のところで、21年度のCの観劇会・音楽鑑賞会等の実施助成の部分が、先ほど申し上げましたように地域の人財を活用した郷土芸能等の学びになりましたので、この分については、助成について大幅削減という形にしています。
 dの多摩六都科学館児童入場料の助成でございますけれども、従来行われてまいりました多摩六都科学館以外に、アントレプレナー教育を推進するための職業体験商業施設なども、今年度、選択できるような取り組みを図っておりますので、そういったものについて記述をしています。
 一番下の学校給食の関係ですけれども、新たに中原小学校が今年度より委託化されますので、そういった変更点を踏まえて修正してございます。
 10ページ目をごらんいただきたいと思います。東台小学校、三小の校舎建替えについての昨年度の取り組みが済みましたので、そういった内容を受けて、今年度実施する事業を中心にまとめてございます。芝生化についても同様でございます。それから21年度の小学校給水管改修事業、おいしい水のプロジェクトにつきましては、事業終了でカットしてございます。五中の体育館の建替工事事業につきましては、遺跡調査の後に新体育館の建設事業を行う形で、今年度の取り組みを明記してございます。21年度のところにございます(コ)の私学助成等につきましては、全部市長部局に移管されたためカットしてございます。下に行きまして、校外学習施設、川上郷自然の村の関係ですけれども、これまでの実績を踏まえまして修正をするとともに、22年度の一番下に、大小浴室の改修工事など、改修工事の予定を記載してございます。
 11ページでございます。教育センターについても若干、文言修正を図っておりますけれども、特に(カ)の部分で、パソコンを教員1人1台に配備ということで、パソコンの整備を進めてまいりましたが、それが整備された実情を踏まえまして、さらにそれをどう生かすか、情報の共有化、校務事務の効率化といった方向性に変更してございます。
 学校教育関係は、以上でございます。

「平成22年第4回教育委員会定例会会議録(2)」へ続く

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