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平成21年第11回教育委員会定例会会議録(3)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2010年3月8日 最終更新日:2010年3月8日
平成21年第11回教育委員会定例会(3)
日程第3 教育長報告
磯谷委員長
寺木委員、どうぞ。
寺木委員
2点質問をさせていただきます。三小のこの説明書の中で、今まで太陽光発電の話が出ていなかったんですけれども、今回出てきて、やっぱりやるのかなというところなのですが、30キロワット以上の太陽光発電というのは、具体的に校内で使う電力をどのぐらい賄えるものなのかを少し教えていただきたいと思います。
それからもう一つ。自然教室が今まで3泊4日だったのが、2泊3日になるということで、これは予算の問題もあるのでしょうが、ちょっと私としては残念だなと、なるべく自然に接する時間を長く持ってほしいという、この自然教室はとてもいいなと思っていまして、今後ともこれはずっと2泊3日で行くのかということと、予算面だけで3泊4日が、2泊3日になったのかという、そこのあたりのご説明をもう少しお願いします。
磯谷委員長
岩下部長、お願いします。
岩下教育部長
予算面から3泊4日から2泊3日になったということではございません。学校の実態をよく検討委員会の中で検討していただきまして、3泊4日の場合は、自然と触れ合うという場面もあるんですけれども、そのほかにほうとうづくりとか、そういったものも入っているんです。それから、現在、ご案内のように授業時間数の確保、増大がここのところ図られていますので、そういった面からも3泊4日ですと、中学校の教育課程を編成する上で非常に難しいという意見が随分出されておりまして、そういった学校での実態を踏まえた変更ということでありまして、予算面での縮小ということではございません。
寺木委員
授業数の問題ということで、それは学校側からのお話ですが、子どもたちは減るということについてどういうふうに思っているのか、何か意見を聞いたりしたんでしょうか。
磯谷委員長
川崎課長、お願いします。
川崎指導室小中一貫教育推進担当課長
実は、この検討委員会が開かれる前に学校の教員と子どもたちに調査をかけた経緯があります。泊数につきましては、取り立てて意見はなかったんですが、実施する内容が初日が半日間でスケートをやって、帰りは半日かけてほうとうづくりというところで、本来、小学校は丸3泊4日間自然に触れる活動をすることができるんですけれども、何分にも中学校が行く期間が冬期ということで、また何もない状況であるということで、ほんとにスケートとかほうとうづくりが、その場所でなければできないかというと、そこには十分疑問があって、むしろスキーをやりたいという意見があったんです。そのために、授業時数の確保と、自然教室の内容を子どものニーズに合ったものにしていく中で、このような結論に持っていこうということです。
寺木委員
わかりました。ありがとうございます。
磯谷委員長
もう一つのほうをお願いします。
新藤総務課施設・教育センター担当課長
太陽光の発電パネルになります。非常に大ざっぱに言わせていただくと、30キロワットですと、大体校内で使われている蛍光灯で消費する電力相当分ぐらいが、今日はちょっと曇っていますけれども、平均的な天候で賄えるという計算になります。
ただ、当然のように、残りの、例えば給食室で使う電力であったり、あるいは、エレベーターであったりとか、そこにはちょっと回り切らないような数になります。比率的には、非常に条件がいいときですと、平均すると25から30%くらいの量になります。逆に言うと、それだけ学校では照明に電力を意外とたくさん使っているということになります。もちろん、夜間はまたその比率が変わってきますので、この率とは違ってきます。
寺木委員
私の想像以上に随分たくさんの電力が供給できるんだなと思いました。じゃあ、実際工事費と使う量で消化されるのは何年ぐらいでしょうか。
新藤総務課施設・教育センター担当課長
この後実施設計をしていく中で実際に経費が積算されてきますが、電力も最近、東京電力さんが太陽光発電の普及の中で買い取りに関しての料金体系の調整がありますから、そこで詳細に検討しませんと何とも言えないところですが、単純に建設費分だけ電気代を稼ぐまでとなると、かなり長い期間が正直かかります。したがって、この太陽光のパネルの設置についても、すべてを市の財源で負担をすると、当然バランスがとれませんので、ここについては国のエコスクールの改修事業という、こちらを当て込んで市の財源の負担を軽減するような形で工夫していきたいと考えています。
寺木委員
どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
磯谷委員長
よろしいでしょうか。
秋山委員
前回の定例会のときにちょっと聞けなかったので聞いていいでしょうか。全国学力・学習状況調査の結果を報告していただいたんですけれども、前回の報告で、全体的に2から5%三鷹市がアップしているということだったんですが、これは三鷹市の過去と比べてアップ率が上昇しているのかどうかということ。それから、小・中一貫が始まっているということで、小・中一貫になった効果が何か考察できるのかどうか教えていただきたいんですけれども。
磯谷委員長
指導室の方、お願いします。
筧田指導室指導主事
2から5%アップというのは、全国平均、東京都平均と比べてということです。昨年度と内容が多少変わっていますので、厳密に比べることはできないんですが、昨年度よりもアップしているということはあります。特に中学校の場合、設問で似たような傾向の問題が今年も出されているんですが、それが昨年度、東京都平均、全国平均より下回っていたところがあったんですが、今年は、中学校のほうではそれがすべて上回っている状況に改善されてきています。
また、中学校のほうで活用する問題においては、わりと平均正答率が高いので、基礎的なこと基本的なことを身につけて、それを活用しているというのは、やはり小・中一貫の流れの中で、小学校時代に身につけてきた基礎が中学校で活用の形となってあらわれている部分もあるのではないかと思われます。
以上です。
秋山委員
ありがとうございます。
磯谷委員長
ありがとうございました。
ほかに特によろしいでしょうか。
なければ、日程第3 教育長報告を終わります。
以上をもちまして、平成21年第11回教育委員会定例会を閉会いたします。どうもお疲れさまでございました。
午後 3時20分 閉会
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