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平成18年第8回教育委員会定例会会議録(2) 

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2007年1月12日 最終更新日:2019年12月26日

平成18年第8回教育委員会定例会

日程第5 三鷹市教育ビジョン(案)について(協議)

廣瀬委員長

 日程第5三鷹市教育ビジョン(案)についてを議題といたします。これは協議案件でございます。説明をお願いいたします。

柴田教育部長

 平成17年度及び18年度の三鷹市教育委員会の基本方針におきまして、三鷹市教育ビジョンを策定することとしております。その策定に当たりまして、昨年度は4人の学識経験者による助言者会議を設置いたしました。この助言者会議では、大変熱心にご検討いただきまして、平成18年2月には三鷹市教育ビジョン策定に向けての提言、最終のまとめを提出いただきました。この提言を踏まえまして、三鷹市教育委員会としまして、教育ビジョンを策定するという作業を進めてまいりました。
 その中で、市長部局に関連する事項につきましては、市長部局とも十分協議をしながら検討を進めてきたところでございます。そこで、このほど、教育ビジョンの案として取りまとめましたので、協議をいたします。
 この案の主な内容と特徴点を簡単に説明いたします。
 まず第1点目は、教育ビジョンの位置づけを明確にしたことでございます。これは2ページにございます。三鷹市教育ビジョンは三鷹市の基本構想、基本計画との整合を図りながら、自治基本条例に基づいて、三鷹の教育がめざすべき基本的かつ総合的な構想として、施策の方向をまとめるものでございます。目標年度は平成22年度としております。
 次に、2点目ですが、教育ビジョンが目指す子ども像としまして、3ページにありますように、「人間力」と「社会力」を備えた子どもを育成することとしております。
 次に、3点目でございますが、4ページにございますように、教育ビジョンの基本方針といたしまして、四つの柱を立てているわけですが、基本的な考え方としましては、乳幼児期から義務教育修了までの子どもの成長段階に応じてかかわる、幼・保・小・中など、教育機関の間の縦の連携が一つ。それと、教育機関と福祉、保健、医療等の専門機関との密接な連携や家庭、地域社会との連携により子どもの成長を支援する横の連携が二つ。この縦横の連携を充実していくという考え方のもとに四つの柱として、安心と信頼のある学校、自律した学校、地域と共に創る学校、情報共有のためのモニタリングシステムを掲げております。
 次に、4点目といたしまして、基本方針の四つの柱に基づいて、教育ビジョンを実現するための具体的な施策を提示しております。5ページ以下がそれでございまして、この中で丸印で示した具体的な施策は、全部で49項目ございます。その中で特徴的なものをご紹介いたします。
 5ページの二つ目の丸印のところにありますように、幼稚園・保育園と小学校との連携に関する調査研究等を含め、幅広く教育・子育てに関する調査研究や研修を行う「教育・子育て研究所(仮称)」の設置を、市や三鷹ネットワーク大学推進機構と連携して検討することが大きな特徴の一つとしてあります。
 それから、6ページをごらんいただきたいと思います。(2)のところに掲げてありますように、義務教育9年間に責任を持つ「新しい義務教育学校(小・中一貫教育校)」を全市展開することでございます。一つ目の丸印にありますように、三鷹のどこに住んでいても、どの学校に通学しても、一貫教育校のメリットが得られる体制を確立することとしております。
 それから、7ページをごらんいただきたいと思います。これも大きな特徴点でございますが、(4)の一つ目の丸印のところにありますように、ゼロ歳から15歳まで、就学前から義務教育期間内の教育相談体制を確立し、「総合教育相談窓口」を拠点として、福祉・保健・医療分野等の各機関との連携をより一層強化することとしております。
 次でございますが、9ページをごらんいただきたいと思います。(2)にありますように、先ほどの議案とも関連いたしますが、学校運営協議会を通じて、地域住民が学校運営に参画するコミュニティ・スクール制度を導入することとしておりまして、10ページをごらんいただきたいと思います。一番上の丸印にありますように、学校運営協議会のコミュニティ・スクールを市内全校で運営していくこととしております。
 それから、10ページの(3)で、意欲のある三鷹市にふさわしい教員の配置ということで、社会人・学生向けのインターンシップ制度を導入するというのが、(3)の二つ目の丸印のところにございます。教員の大量退職時代を迎える中で、三鷹にふさわしい優秀な職員を育成し、確保していこうという取り組みです。
 次に、13ページをごらんください。大きな項目の4です。情報共有のためのモニタリングシステムとしまして、学校についての情報共有を促進するためのモニタリングシステムを構築するとしまして、(1)から(4)の取り組みを進めていくということとしております。
 以上、ご説明いたしました教育ビジョンの案につきましては、今後これを公表いたしまして、幅広く市民の皆さんのご意見をお聞きするためのパブリックコメントをことしの秋に実施した上で、年内に最終確定をしていきたいと考えております。
 私のほうの説明は以上でございます。続きまして、里吉指導室長のほうから、補足の説明をいたします。

里吉指導室長

 それでは、お手元にお届けさせていただいております、助言者会議の「提言」と教育委員会の「案」との比較対照表をごらんいただきながら、提言との相違点につきまして、ポイントについてご説明させていただきます。
 まず1ページ目でございます。提言では、三鷹市教育ビジョン策定に向けてということで1ページに示されておりましたが、策定の趣旨と位置づけを明確にして、ビジョンの案のほうでは示させていただいております。
 それから、三鷹市教育ビジョンがめざす子ども像についてでございますが、教育ビジョンの中で、人間力と社会力を育成するといったところをねらいに示してございまして、一番基本的なところは、「自分を愛し、他人を愛せる人」ということを確認するということで、提言では4点示されておりましたが、新たに1点加えて、5点のめざす子ども像として示させていただいております。
 それから、三鷹市教育ビジョンの基本方針、4ページに示したものでございますが、これは、提言では、基本方針と視座が内容的に重複しておりましたので、四つの視座を基本方針として教育ビジョンの案のほうでは示させていただいております。
 2ページに、四つの視座を基本方針ということで示してございますが、提言では「安心できる学校」という内容でございましたが、この内容につきましては、いわゆる安全管理面だけの誤解もあるのではないかということから、子どもたちを安心して学校に通わせるという趣旨を十分理解いただけるように、「安心と信頼のある学校」ということで文言を修正してございます。
 続きまして、3ページでございます。三鷹市教育ビジョンを実現するための具体的な施策の1の安心と信頼のある学校のところでございます。提言では、(1)の内容の中に「『幼・保・小連携研究・支援センター(仮称)』の設立を」という文言がございましたが、この部分につきましては、「『教育・子育て研究所(仮称)』の設置を、市やNPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構と連携して検討」すると示させていただいております。
 その下の(2)でございますが、提言では「小・中一貫教育校」という表記でございましたが、案のほうでは「新しい義務教育学校」ということで示させていただいております。
 それから、その下の丸印でございます。提言のほうでは、「小・中一貫教育による『三鷹教育プラン』を作成し」という文言がございましたが、このところにつきましては、「小・中一貫教育校の各教科・領域等のカリキュラムや指導法や教材等を研究・開発する『小・中一貫カリキュラム研究員制度(仮称)』の創設」と具体的に示させていただいております。
 その下の行でございますが、提言では、「『教材・教育方法開発センター(仮称)』の設立」という内容でございましたが、基本計画等を踏まえて、「『教育・子育て研究所(仮称)』の活動の中で」検討するというふうに表記をしてございます。
 その下の(3)につきましては、三鷹市の教育ビジョンということを踏まえまして、特に「三鷹市」という限定の表記をさせていただいたところでございます。
 4ページ、(4)でございます。提言では、「ゼロから15総合相談室(仮称)」の設置が示されておりましたけれども、案のほうでは、「『総合教育相談窓口』を拠点として」ということと、特に「市の子ども家庭支援ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)を構成する福祉・保健・医療分野等の各機関との連携をより一層強化」するということを提言の内容に追加して示しております。
 また、その下の丸印でございますけれども、5行目のところの「また」からでございます。「特別な教育的支援を必要とする子どもに対して、教員が適切に対応できるよう、必要な知識や具体的な支援・指導方法を身に付けるための研修体制の整備について検討」すると、これを追加して表記してございます。
 それから、2の自律した学校のところでございますが、案のほうでは、「教育委員会のあり方を抜本的に見直し」とか、「新しい制度を活用して」という表記がございますが、案のほうでは「教育委員会のあり方を見直し」という表記にさせていただいております。
 続きまして、5ページでございます。3の地域と共に創る学校の部分でございます。提言のほうでは、「ソーシャルキャピタル(=地域力)」という表記でございましたが、「地域力」というのを前面に出しまして、ソーシャルキャピタルという表記を括弧のほうに入れております。
 なお、提言のほうでは、「よい学校はよい地域で」といったような「よい」という表記がございますが、ここについては、「魅力ある学校は、魅力ある地域で」ということで、「魅力ある」という表記にさせていただいております。
 また、地域コミュニティづくりの内容の部分につきましては、三鷹市の自治基本条例の施行を受けまして、第33条に規定されています内容の趣旨に沿って、三鷹市独自のコミュニティ・スクールを市全域で推進すると表記いたしました。
 6ページでございます。提言で(2)の「知的ポータルサイト」の開発・活用というところにつきましては、案のほうでは削除をさせていただいているところでございます。
 以上でございます。

廣瀬委員長

 ありがとうございました。以上で説明が終わりましたけれども、委員の皆様のご質疑、ご意見をお願いいたします。いかがでしょうか。

磯谷委員

 基本的には結構だと思っていますけれども、若干ご質問させていただきたいのは、13ページから14ページにかけてのところですけれども、13ページの最後のところで、「学校組織マネジメントでは」というのがありまして、「中期目標、中期計画を策定します」とあるんですけれども、学校組織マネジメントというのが何なのかというのが、よくわからなかったのが一つです。
 二つ目は、それとも絡んでくるのかもしれませんが、「年次教育計画書」については、これは学校運営協議会の承認を得るということになりますが、中期目標、中期計画というのは、そういった了承を得るということにはならないのかという点です。
 三つ目は、中期というのは大体どのぐらいを指しているのかというところです。
 それから、もう一つ、モニタリングシステムというのが、これはコンピュータのシステムなどとは違うのかどうか。というのは、14ページの上から6行目のところに「モニタリングシステムに入力します」と書かれているものですから、コンピュータ上のソフトのプログラムなどに入力するのかなとも読めたのですけれども、このあたりもご説明いただきたいと思います。

川崎指導室統括指導主事

 まず、学校の組織マネジメントというのは、13ページの4の2段落目、それぞれの学校が設定する目的や目標を明確にして、計画を立てて実施して点検をして改善・調整を行っていくという、こういう形で学校の行う教育活動をPDCAという形で落とし込んでいって、よりよい教育をしていくというマネジメントのやり方のことを学校組織マネジメントというような形で示しております。
 それから、中期目標、中期計画のことですが、これは具体的にどれくらいの期間ということではなくて、短期的なことと中長期的な計画という意味合いで、そういうような形で設けた言葉とご理解いただけたらと思っております。
 それから、年次計画のところで校長が作成した、基本的な学校運営に関する事項に対して、学校運営協議会が承認をするというように法律上なっていますので、基本的には年度単位で行っていくと私のほうでは認識しております。

廣瀬委員長

 学校組織マネジメントで策定した中期目標、中期計画というのは、特にそこで承認を得るものではないということですか。

川崎指導室統括指導主事

 校長先生が作成するものであると考えております。

廣瀬委員長

 もう1点、モニタリングシステムというのは、具体的にはどういったものをイメージしたらよいか。システムとしてあるだけなのかと思っていたら、「入力」という言葉があるので、コンピュータ上の何かになったのかどうかということです。

川崎指導室統括指導主事

 「入力」という言葉があるのでそういうふうな受けとめ方をされたようですけれども、これは言葉が不適切だと思っております。要するに、そういった学校の基本計画、教育の状況がどういうふうに進んでいるかといったあたりをモニタリングするためのシステムです。システムというのは人が評価することもあるでしょうし、地域が評価することもあるでしょうし、児童・生徒が評価することもあるでしょうけれども、そこのところもひっくるめてモニタリングシステムということで理解しています。そのときの集計方法として、当然パソコンなども使って集計することも考えたものですから、「入力」という言葉が入ったということでご理解いただけたらと思っております。

廣瀬委員長

 この「入力」という意味は、モニターできるような形にするということですね。

川崎指導室統括指導主事

 はい。

廣瀬委員長

 行政的に言うと中期というときは、一般的にどのぐらいの期間なんですか。5年ですか、3年ですか。

柴田教育部長

 三鷹市の場合は、長期計画というのは基本構想で15年なんです。もう一つ、基本構想のもとで定める基本計画というのが10年計画なんです。これもまだどちらかというと長期の部類です。中期計画というのは、大体その半分ぐらいの四、五年あたりを想定しています。

廣瀬委員長

 ありがとうございました。よろしいでしょうか。

磯谷委員

 はい。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。この文書は三鷹市教育委員会として出ていくものなので、磯谷委員もおっしゃったように、大きく言ったときの枠組みとしてはこれでいいと私も思いますが、細かい文言のところがややどうかなと思うところがなきにしもあらずなんですけれども。これが一般に公開されて、まだいろいろ変更される可能性があるということですね。

柴田教育部長

 これからのスケジュールを簡単に申し上げたいと思いますが、先ほど、この案を公表してパブリックコメントを実施すると申し上げましたが、きょう、承認されてすぐ発表してパブリックコメントを実施するとしても、ちょうど夏休み中ですので、そこでパブリックコメントを実施してもあまり意味はないだろうということがございますので、9月半ばから下旬にかけてぐらいのところでスタートしようと考えております。
 したがいまして、きょう協議という形で提案させていただきまして、細かい文言、前後の言い回しからしまして、わかりにくいというところも多少あろうかと思いますので、そういう場合は、きょうは大筋の確認をして了解をいただいて、あとの細かい文言の整理はまだ時間的に十分ありますので、若干の期間をいただいて、ご指摘を踏まえて、整理したものを案とするという形でも構いません。

貝ノ瀬教育長

 確かに、磯谷先生のご指摘のように、また、委員長のご指摘でも、この表現が、策定助言者の方々が、ご専門がメディア研究というか、工学のお立場の方が多いということもあって片仮名文字、それから情報とか、入力とかそういう言葉が飛び交っているということで、やはり市民向け、一般向けということを考えるともう一息、検討が必要だと思います。パブリックコメントにも入っていきますけれども、同時にそちらのほうもやはり再度チェックが必要かと私も思います。そういうことをさせていただきたいと思います。

廣瀬委員長

 そういうことでよろしゅうございますか。
 それでは、確認いたします。三鷹市教育ビジョン(案)についてをご協議いただいたわけですが、ご了解をいただけますでしょうか。

(「はい」と呼ぶ者あり)

廣瀬委員長

 それでは、本件につきましては委員の皆様の基本的なご了解をいただいたということにいたします。

日程第6 教育長報告

廣瀬委員長

 引き続きまして、日程第6教育長報告に入ります。報告をお願いします。

貝ノ瀬教育長

 私のほうから2点ご報告をさせていただきます。
 1点目は、三鷹地区の中高一貫6年制学校基本計画検討委員会というものが東京都に設置されまして、私がその委員ということで参加させてもらいました。そのほか、小学校長会長、中学校長会長、それから三鷹の商工会の会員、同窓会の代表、学識経験者として国際基督教大学の人文学科長の大西先生とか、あとは都庁関係です。それから、三鷹高校関係者の構成になっております。
 7月10日に第1回目の委員会が開かれまして、そこで大きなところが議論されました。いろいろありましたけれども、私にしますと一番大きな問題点といいますか、今後も議論してもらいたいと思っていることは、三鷹高校のあり方です。ここのところなんですが、三鷹高校は中等教育学校という選択をしたいと。そういう方向でいきたいと。中高一貫6年制の学校をつくるんですけれども、都内、10校予定がありますけれども、中等教育学校、それから併設型の中高一貫教育校と2種類あるわけですが、つまり、中学校の最初の1年生の段階で子どもを募集して採用したら、途中の高校の1年に当たるところではもう採用しない。ですから、最初からとったものを6年間一貫して教育していくというのが中等教育学校です。それから、中学校1年の段階でもとるんだけれども、高等学校1年の段階でもまたとる、そういうのが併設型の中高一貫教育校ということなんですが、三鷹高校は中等教育学校でいきたいということで提案がありました。
 私のほうは、三鷹の義務教育学校が小・中一貫教育校を市を挙げて実施するんだということについては、東京都もよくご存じのはずであって、数年以内には、市内の小・中学校がすべて小・中一貫教育校になる。ということは、基本的に、15歳で小・中一貫教育校を卒業した子どもたちの受け皿として、市内の都立学校がないということになるわけでありまして、それはやはり問題なんだと。
 長い歴史を持つ三鷹高校が、昔は町立の三鷹高校で都に移管されたという経過もあるし、市内にはたくさんの三鷹高校の卒業生がいて、地域に大変なじみのある都立学校が、小・中一貫教育校でしっかりと人間力、社会力をつけ、確かな学力を身につけた子どもたちを入れないというふうなそういう学校というのが、いわゆる公教育として地域にある、市内にある都立高校としておかしいではないかという話をしたのですが、東京都の考え方は、早い段階で子どもを入学させて、そして一貫して教育して、改革のためのリーダーを育成したいというふうなことです。つまり、もっと簡単にいいますと、言葉の端々では、受験に強い生徒を育成したい。そのためには6年間一貫して指導する必要があると、そのほうが効果的なんだと。そういうご説明です。それは一理あるんですが。
 しかし、そういう教育のあり方というのはいかがなものかということで、そういうふうに申し上げましたけれども、もう既に決めてあるという感じでありました。後で送られてきた会議録を見ましても、いろいろ私が言ったことももちろん載せてありましたけれども、委員長である学務部長がいろいろ受けて、そういうことでありますので中等教育学校でいきたいというふうな結論になっておりまして、これからどういう展開になるかなと思っていますが、さらなる議論を継続していきたいと思っています。
 2点目ですが、ニュージーランドの中学生の海外派遣のことでご報告いたします。7月25日から8月4日まで11日間、三鷹市内の中学生が14名、ニュージーランドに行ってまいりました。団長1名と副団長1名。私も公費を支出して、17回も続いているものですから、実態をよく把握する必要があるということで、途中からでしたけれども、7月31日から、夜たちまして、8月4日までニュージーランドでの子どもたちの様子を見てまいりました。
 ニュージーランドでは、お世話になっているミドルトン・グランジ・スクールの校長先生はじめ、学校関係者にお会いしてお礼を申し上げて、子どもたちの様子を伺いました。最初はかたかったようですけれども、大変なれて楽しく生活をしているということ。そして、ホームステイ先でも非常に打ち解けて、1人もホームシックになる子がいませんで、むしろ帰りたくないというふうなことで、最後はみんなで泣きながら帰ってきたというような状況でございます。
 市庁舎のほうにも、翌日訪問して、市の関係の方たちにもごあいさつをして、市政の様子、それからニュージーランドの教育制度、特に学校運営協議会、向こうは歴史を持っておりますので、その様子もお話を伺ってまいりました。
 同時に、先方のほうからも日本の教育についてご質問がありました。初め30分の予定だったのが1時間半ぐらいになって、こちらのほうの説明をさせていただきましたけれども、やはり、何といっても、三鷹はニュージーランドにまで知られていまして、ITが進んでいるというふうなことで、非常に評価を受けておりました。大変光栄なことでありました。
 そのほか、クライストチャーチからオークランドのほうに移りまして、これは町を見るというよりも、クライストチャーチから直行で日本に帰る便がないんです。そのためにオークランドに渡って、北島のオークランドから成田へということで、そこからみんなと一緒に帰ってまいりました。
 全く事故もありませんで、無事日本に到着いたしました。帰国の報告会を8月24日に予定しておりますので、教育委員の皆様方にもぜひご都合のつく方はご出席いただいて、その報告をお聞きいただきたいと思っています。
 以上です。

「平成18年第8回教育委員会定例会会議録(3)」へ続く

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