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平成18年第3回教育委員会定例会会議録(3)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2006年10月13日 最終更新日:2009年8月31日

平成18年第3回教育委員会定例会

日程第7 教育長報告

高部調整担当部長

 それでは、一般の行政報告に移らせていただきます。総務課です。
 資料の28ページ、行事実績につきましては記載のとおりでございます。
 29ページ、予定でございますけれども、本日この教育委員会定例会の終了後、教育委員会表彰を予定してございます。今回は児童・生徒表彰ということで、お手元に今回候補者となりました方々の一覧を掲げてございます。個人3人、団体2組という5件でございます。内容を見ますと、スポーツ分野で4件ということで、いずれも東京都、あるいは関東の大会で優勝又は準優勝という輝かしい成績をおさめられた方々です。
 4番目の七中の熊倉さんにつきましては、コンクールということで、薬物乱用防止のポスター・標語の東京都選考ポスターの部で、全体の5,020点の中の最優秀賞1点、優秀賞3点の中の優秀賞という輝かしい評価をいただきました。本日4時からということでございますので、委員長にごあいさつをいただきますのでよろしくお願いいたします。
 以上です。

大島総務課教育センター担当課長

 教育センターでございます。行事実績報告につきましては、記載のとおりでございます。
 予定につきましては、記載のとおりでございますが、3月27日の2時から、アジア・ブロードバンドの報告会を東台小学校で行うことになっております。ご案内を各委員の方に差し上げたいと思いますが、お時間がありましたらご参加等、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

吉岡施設課長

 施設課でございます。32ページ、33ページ、行事実績、行事予定につきましては記載のとおりでございます。特に予定のほうですが、1か月足らずの工期になっていますけれども、それぞれの工事については事故もなく順調に進んでおります。
 以上でございます。

石渡学務課長

 学務課でございます。行事実績等の報告でございます。2月20日、第9回学校給食あり方検討委員会で、お手元に配付させていただきましたけれども、三鷹市立小・中学校給食のあり方検討委員会から報告書が教育長に提出されました。これにつきまして、若干お時間をいただきましてご報告をさせていただきたいと思います。
 今回、昨年の6月から9回にわたりまして、三鷹市の学校給食のあり方ということで小中学校の校長先生を始め、教員、学校栄養職員、PTAの代表の方、そして教育委員会の事務局の職員をあわせて検討委員会を開催してきたところでございます。この中で三鷹市の学校給食の現状とか、近隣の市区町村の学校給食の現状、また農協等をあわせて、市内産野菜を活用してどのような形での給食が展開するのかということも含めて勉強し、検討してきたところでございます。その中で、A4の図にありますように、学校給食の課題ということで、食生活の多様化などにより子どもたちの食生活に乱れが出てきている。それから、増加傾向にある食物アレルギーへの対応が必要である。食の安全性、信頼性の確保が非常に叫ばれている。給食の施設・設備の老朽化に伴う改修費用も増加をしてきているだろうと。このような形の中で給食の質の充実が図られなければならないということ。
 もう1点。年間の公費負担額が約12億5,000万円あるわけですけれども、この縮減を効率化という点でどのように図らなければならないのか。この2点にわたって検討してまいりました。
 その中で、今後の学校給食のあり方ということで、質の充実につきましては大きく3点の柱をつくりました。
 一つは、学校栄養職員の専門性を生かした食育の推進でございます。食育というのは図の右側のほうに書いてありますけれども、学校給食を通した食育ということで、学校給食を生きた教材として児童・生徒が食の大切さを知り、健康な生活を送るための食の自己管理を身につけさせることを目的とするということでございます。学校の中での指導ということで、専科教員や学級担任による授業、またTTとして学校栄養職員が教員とともにクラスの中に入って行う指導、調理員とのふれあい等々ができるだろう。それから、家庭との連携ということで、「給食だより」をもっと活用しなければいけないのではないかとか、試食会を行いながら食の大切さなどを啓発していこう。また、食育として地域との連携が必要であろうということで、市内産の野菜の活用の拡大を図りながら、協力農家との交流をしていくことができるのではないか。また、地域の方を招いた「ふれあい給食」も今後活発に実施していく必要があるだろうということです。
 これらのことをモデル校を選定しながら、地域の関連団体との連携によって、食育の研究も進めていこうということで、まず1点目に食育をどのように推進するかということで検討し、報告をしているところでございます。その中で、学校栄養職員が非常に重要な位置を占めてくるということで、今後栄養教諭資格者が出てくると思いますが、その活用も含めながら食育を推進していかなければいけないとうたっています。
 2点目でございます。給食内容の充実ということでございますけれども、献立の充実や食事形態の拡充、そして良質な食材の提供を図りながら、特に食物アレルギー対応ということで、よりきめ細やかな対応をしていかなければいけないだろうということでございます。
 3点目は安全・衛生管理の徹底。学校給食は安全で衛生的に管理がきちっとなされていなければいけないということで、ここの徹底をしなければいけないのと、ドライシステム等を含めて老朽化した施設・設備の改修を計画的に進めよう。それから、安全な食材の調達を図らなければいけないということでございます。ただし、これらの充実を図ろうとすると、経費が増大してくるだろうと。そのために、経費の増大に対して、調理業務の民間委託化を考えていかねばならないだろうということでございます。業務委託の内容につきましては、調理、配膳、洗浄、清掃に限定しまして、学校給食というのは教育委員会及び学校が責任を持って提供していくわけですけれども、その中でこの点につきまして民間委託をすることで公費負担の削減、柔軟な人員の配置等も図られると報告しております。
 具体的な民間委託の実施方法としては、プロポーザル方式で優良な業者を選定するとともに、委託実施後は学校の中に学校給食運営協議会というものをつくりまして、さまざまな問題点を運営協議会の中で検証し、複数校で実施しながら検証、評価、改善を図って委託実施校を徐々に段階的に拡大していく必要があるだろうとしています。
 最後になりましたけれども、学校内で調理する自校方式の堅持が大前提であるということで、この報告書がまとめられているところでございます。
 学校給食のあり方検討委員会の報告書のご説明につきましては以上でございます。
 次に、行事の予定等の報告でございます。こちらは3月22日水曜日になりますけれども、第8回三鷹市特別支援教育検討委員会におきまして、今後の特別支援教育のあり方につきましての報告書を取りまとめて提出する予定でございます。
 それから、もう1点でございますけれども、お手元に「三鷹市立東台小学校心身障がい学級(固定級)の学級名について」というお知らせの文書を配らせていただきました。18年4月に開設する三鷹市立東台小学校心身障がい学級(固定級)の学級名が決まりました。また、新学級の開級式を下記のとおり予定しておりますので、よろしくお願いいたします。学級名につきましては、三鷹市立東台小学校「くすの木学級」となりました。くすの木というのは東台小学校のシンボルツリーであるということだそうです。開級式につきましては、平成18年4月24日月曜日午前10時から、場所は東台小学校にできる学童保育所の中のプレールームということで開催をしていくということでございます。詳細につきましては、後日学校のほうからご連絡を差し上げたいと思います。
 以上でございます。

里吉指導室長

 指導室、36ページでございます。行事実績等報告につきまして、2点報告をさせていただきます。
 まず、15日水曜日の三鷹市の教育研究発表会でございます。高山小学校で、八つの研究発表を開催いたしました。その中に、第二中学校の小・中一貫教育校の発表もございましたが、大変多くの、会場にあふれんばかりの方々の参加をいただきまして、中でも発表者の発表の中に小・中一貫教育校の実現はまさしく学校改革につながるんだという、教員のほうからそういう頼もしい発表もございまして、大変中身の濃い研究発表会を開催させていただきました。一般の方々も含めまして、最終的に447名の出席をいただいた研究会でございました。
 それからもう1点、20日月曜日、三鷹市教育ビジョンの策定に向けての提言、最終まとめをご提出いただきました。本日お手元にお届けをさせていただいております。基本的に中間のまとめと変更はございませんが、内容の変わった点等につきまして下線を引いてございますので、ちょっとお時間をいただいてご説明をさせていただきたいと思います。
 まず、最終まとめでは、1ページ、2ページの下線を引いたところにつきましては、文言整理をした状況でございます。
 4ページでございます。「小・中一貫教育校」というところに下線が引いてございますが、中間まとめでは「小・中一貫プログラム」となっておりましたが、シンポジウムでの意見の中に概念がはっきりしないといったご意見をいただいておりまして、すべての中学校区で採用していくということを踏まえまして、「小・中一貫教育校」と変更してございます。
 次に、5ページでございます。下から8行目の「三鷹教育プラン」というところでございます。この部分につきましては、中間まとめの内容に対しまして作成に関する積極的、具体的な提案が出されまして、作成方法につきまして具体的に例示をした部分でございます。
 それから、6ページでございます。上から4行目からの部分でございますが、中間まとめの意見につきまして、学校に地域を取り込むばかりではなく、子どもたちを地域に送り出すことが必要ではないかといったご意見をいただきまして、そのように地域の中で子どもに多様な学習の機会を提供できるようにすると追記してございます。
 また、下から二つ目の丸印の内容につきましては、子どもたちの科学離れへの対応の必要性から、新たに理数教育の充実を図るといった内容を追加してございます。
 7ページでございます。7ページの中央部分につきましては、中間まとめの内容に家庭にかかわる内容が少ないと。ゼロ歳から15歳までの連携教育を特徴とするならば、家庭に関する部分を入れる必要があるといった意見が出されておりまして、家庭における教育力の向上を図るといったことを追加してございます。
 また、10ページの6行目でございますが、インターンシップ制度につきまして、具体的なイメージとしてわかりやすくなるようにということで、三鷹ネットワーク大学などと連携して、理論と実践両面から提供すると追記をしてございます。
 なお、16ページに資料1といたしまして、この活動経過を追加しているところでございます。
 以上でございます。

深谷生涯学習課長

 生涯学習課よりご報告いたします。38ページの実績等報告と、続きまして39ページの予定等報告、あわせまして1点ご説明させていただきます。
 2月12日から3月25日までの間、6回にわたりまして歴史・文化財連続講座を開催しております。地域の歴史や文化財について市民の関心を呼び起こしていきたいということで3年ほど前から実施している事業でございます。毎回50人ほどの市民の参加がございます。
 続きまして、記載はございませんが、席上に3点ほど資料を配らせていただきましたので簡単にご説明させていただきます。
 まず1点目でございますが、水色の表紙の冊子「ゆずり葉」でございます。PTA連合会の17年度の活動報告書でございます。後ほどお目通しをいただければありがたいと思います。
 2点目でございます。オレンジ色のチラシでございます。これは、4月4日に日本科学未来館の館長、宇宙飛行士で高名な毛利衛さんを講師として、中学生を対象に講演会を予定しているところでございます。午後2時から市の公会堂でございます。先生方もぜひお聞きになっていただきたいなと思います。
 3点目でございます。「天文台構内古墳・発掘調査の概要」という資料でございます。ごらんになっていただきたいと思います。これは、天文台の構内に小さな古墳がございます。1ページめくっていただきますと、地図がございます。わりと天文台通りに近いところでございます。ここに小さな古墳がございまして、この古墳は650年、7世紀中ごろのものでございます。昭和45年に一度、発掘調査をしておりますが、記録等、整備されていないという状況でしたので、ことしの2月9日から21日にわたりまして調査いたしました。その結果、お手元の資料の後ろを見ていただきたいんですが、カラーの写真があるかと思います。一番奥が玄室といいまして死体を安置する部屋ですが、こういった玄室があるということが新たにわかりました。そういうことで、今後調査を続ける、あるいは保存、活用等につきまして慎重に検討していきたいと考えております。簡単に資料をご説明いたしますと、一番手前が入り口ということで、二番目の部屋が前室と。三番目の部屋が玄室ということで、資料にもございますが、武蔵府中、府中市にございます熊野神社というところの古墳が国の史跡の指定を受けているものでございますが、わりと状況は似ているということで、今後の調査に期待をかけているところでございます。
 以上でございます。

中田スポーツ振興課長

 スポーツ振興課でございます。40ページの行事実績等でございますが、2月19日日曜日に小学生ソフトバレーボール大会を第一体育館で実施いたしました。当日は市内小学校11校から、58チーム385名の参加があり、ブロック制の総当たりで親睦を深めました。なお、当日は4校の校長先生、2校の副校長先生を始め、16名の先生方も出席をしていただきまして、勝利を目指して熱い戦いが展開されました。
 続きまして41ページですが、記載のとおりでございます。

小田社会教育会館長

 社会教育会館です。42ページは記載のとおりでございます。
 43ページ。2月26日に児童館のクラブ発表会、東・西児童館、むらさき子どもひろばによりますクラブ発表会でございます。当日はあいにくの雨でしたけれども、11団体、グループによって同じ児童館でも学年が違ったり、年齢が違ったり、学校も違うというお子さんたちがクラブを構成しまして、非常にエネルギッシュで感動的な発表がございました。秋山先生につきましては、開演から終演までずっと長い時間おつき合いいただきありがとうございました。

若林図書館長

 図書館でございます。44ページ、行事実績等は記載のとおりでございます。
 45ページ、予定で3月22日、本館において春の子ども映画会を開催する予定でございます。

廣瀬委員長

 以上で報告は終わりましたが、委員の皆さんの質疑等ございましたら、お願いいたします。

秋山委員

 きょう、厚い報告書を学校給食と教育ビジョンについていただきましたけれども、これはまた検討する機会があるのかもしれませんが、せっかくいい資料ですので、しっかり読んでこういう会議に臨めたらいいなと思っていますので、もしできましたら、早く、この会議前に見せていただければ、じっくり読んで考えてきたいと思います。よろしくお願いします。

廣瀬委員長

 学校給食の報告書の趣旨は、民間委託しようということなんですか。

柴田教育部長

 民間委託の内容を含んでおります学校給食のあり方検討委員会の報告書ですが、これはまだあくまでも検討委員会の報告書でして、これをもとに教育委員会として学校給食のあり方を方針として示す必要があるわけです。6月の教育委員会までには方針の素案として取りまとめをいたしまして、委員会にご報告をさせていただきたいと思っています。そしてそれをパブリックコメントということで、保護者の皆さんにお示しして、幅広い意見を聞いた上で最終的な方針として取りまとめたいと思っています。
 もう一方の教育ビジョンもそうなんです。これも助言者会議の提言なんです。ですから、これがすぐビジョンとして確定するわけではなくて、今度はこれをもとに教育委員会としての教育ビジョンを定めていくことになるわけです。これについても、教育ビジョンの素案をつくったらばパブリックコメントをして、より幅広いいろんな意見を踏まえて最終的に教育委員会としての教育ビジョンを定めていこうということで、18年度にその取り組みを予定しております。

廣瀬委員長

 ありがとうございます。
 ほかにはいかがでしょうか。

磯谷委員

 一つだけよろしいですか。毛利さんの講演ですが、これについては何か記録に残して後からまた見られたりということがあるんでしょうか。

深谷生涯学習課長

 DVDに撮りまして、記録は保存いたします。ただ、著作権の件がありますので、毛利さんと十分話し合って、当日来られない方に対する対応ということについても考えていきたいと思っております。

寺木委員

 市民駅伝について、私も途中で応援させていただきまして、多くの皆さんの元気な姿と、また応援してくださる方の数が多いことで、とてもいい駅伝だったと思います。どうぞまた来年もよろしくお願いいたします。

廣瀬委員長

 ほかにございませんか。
 それでは、日程第7教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成18年第3回教育委員会定例会を閉会いたします。

午後3時28分 閉会

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