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平成17年第3回教育委員会定例会会議録(3)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2005年11月19日 最終更新日:2019年12月26日

平成17年第3回教育委員会定例会

日程第8 教育長報告

寺木委員長職務代理者

 引き続き、日程第8教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 私の方は、平成17年第1回の市議会定例会が始まりましたので、その中での一般質問にかかわりまして少し報告させていただきます。この第1回の定例会ですが、2月28日から3月29日までの期間がございますけれども、2月28日と3月1日の2日間にわたりまして一般質問がございました。17人の方が質問に立たれましたけれども、そのうち教育関係が11人の方ということで、大変な関心の高さといいますか、期待の大きさといいますか、そういうことをひしひしと感じる一般質問でございましたが、おかげさまで、こちらの事務局の部課長の皆さんがつくってくれる答弁資料が完璧なものですから、本当に安心して答弁をさせていただきました。でも、なかなか慣れませんで、いろいろ恥ずかしい場面もあるのですが、機会がありましたらごらんいただきたいと思っています。
 例えばですが、市内の温水プールの有効利用についてとか、それから、寝屋川事件のことがありましたので、学校の安全対策についてどうなっているのだというふうな、そういうご質問で、開かれた学校づくりと同時に、やはり安全対策も可能な限りやっていきますと。特に、安全安心パトロールの強化、それから、三鷹警察も協力を約束してくれまして、学校の中には入れませんけれども、学校の周辺を中心に警備を強化するというふうに約束してくれまして、実際にもう行われております。そんなことですとか、可能な限り対応を図っていきますが、ただ、今回のように、単なる不審者ではなくて、殺意を持った、まして卒業生だったというふうなことで、また、子どもではなくて教員が死傷するというふうなこと、ですから、今までのマニュアルでは余り想定されていなかったことですので、そういうことも想定して考えますと、やはり、マンパワーといいますか、専門の方が常駐するということも視野に入れた安全対策を考える必要があるのではないかというふうなお答えをしております。ただ、これは市長部局の方とも相談しなければいけませんので、確定したような話はできませんでしたけれども、私どもとしては、やはり、そこまで考える必要があるというふうなことはお話をさせていただきました。
 それから、小・中一貫教育ですね。今議論いただきましたけれども、小・中一貫教育をどう考えていくかということですが、これは、おおむねご理解いただいているというふうに受けとめました。それから、30人学級、これは、毎回出るのですけれども、全国的にそういう流れになっているというふうなお話ですが、やはり、これは三鷹市単独ではできませんので、つまり財政的にばく大な金額がかかります。人件費だけでざっと7億円以上はかかりますし、教室をふやさなければいけませんので、ですから、教育的な意義は決定的にあるとは言い難いところもありますけれども、そういう面で非常に難しいところがある。ですから、東京都にお願いをしているということで、市長会も教育長会も東京都にお願いをしているというところです。ですから、そういうことをお話をしてご理解いただくということで努力いたしました。
 それから、あと、子どもの増加の見通しですとか、それから、学校教育のあり方です。今、国の方で、ゆとり教育の現行の学習指導要領をどうするというふうなことで言っておりますけれども、三鷹市はどうするかということですが、これはほかの方もご質問がありましたけれども、国は揺れていますけれども、三鷹市は揺れませんということで、三鷹市らしい教育を進めていくというふうなことで、お話をいたしました。
 それから、あとは、この夏にもございますけれども、中学校の社会科、歴史分野のあり方についてというようなことで、採択にかかわってご質問がありました。私どもの方としては、採択に当たりましては、公正に、良識を持って採択をしていきますから、ご安心くださいというふうなことでお話をいたしました。
それから、小・中一貫教育校と子どもの意見表明権というようなことで、子どもの意見を聞いていないのではないかというふうなことですが、アンケート等でもって子どもの意識調査のようなことはやっておりますし、これは、子どもの権利条約を持ち出すまでもなく、子どもは当事者ですので、これについては、絶えず教員を通して、保護者を通して、方法はいろいろ考えられますけれども、また、場合によっては子どもからもいろいろ考え方は、意見を取り入れながらフィードバックして、よりよい小・中一貫教育にしていくということをお話しさせていただきました。
 児童の虐待について、児童相談所の方と学校の方との壁があるのではないかというふうなご指摘でございましたけれども、今のところ、私どもはないと思っていますが、もしあるとすれば、それはまずいことですので、壁をなくすように、あらゆる手だてを講じていきます。むしろ私どもは、これは申し上げませんでしたけれども、学校長の方の話ですと、どちらかというと、児童相談所の方が手薄といいますか、件数が多いわりには人員が少ないというふうなことで、むしろ児童相談所の対応の方が迅速にいかないというふうな受けとめ方をしている学校の声もあるというふうなことを私どもは聞いております。これは申し上げませんでしたけれども、そういうふうな一面もございます。
それから、教育の地方分権は可能かというふうなこと。これは法改正が必要ですけれども、必然的にそういうことになっていくというふうに思います。そういうふうにお話ししました。
 それから、教職員の現状と課題で旗と歌。これは国旗と国歌のことでありまして、このことが教職員の健康に何らかの影響があるかないかという。これはデータを示して、これとは直接は影響、関係はないというふうなことでお話をしました。ただ、私どもの立場としては、やはり第一線の先生方が健康で、意欲を持って働いてもらわなければ困りますので、その辺については、やはり、十分留意をしていかなければならないというふうに思っています。
それから、子どもから何を学ぶかという、子どもの発想とか、この社会を生きることの意味とか、そういうふうなお話、子どものよさを十分伸ばしていきたいというふうなお話です。
 それから、環境学習、環境教育です。これは、現行の学習指導要領の中に総合的学習の時間の例示の一つとして、環境教育がきちんと入っていますので、各学校とも実践をしておりますけれども、その実践例をご紹介しました。
また、情報の廃棄処理とか、学校における情報の取り扱い、情報モラル教育の推進というふうなことでご質問がありましたけれども、やはり、これはルールをしっかりつくって、より一層、この情報モラル教育の推進を図っていくということでお話をいたしました。
 それから、さっきの繰り返しですけれども、学力低下問題、やはり、これも関心が高いところでありまして、だからといって、これは、今回のご質問者すべての方がそうでしたけれども、学力低下のいろいろなキャンペーンとか、報道をなされているけれども、じゃあ、今の教育をすぐ見直せとか、否定をするという、そういうふうなお話ではございませんで、やはり、ぐらぐらするなと、軸足をしっかりしろと、こういうふうなお立場でしたので、私ども、非常に心強く受けとめておりました。
 それから、子育て日本一から、今度、教育日本一へなれというふうなことで、これも威勢のいい話でしたけれども、朝令暮改はだめだというふうな意味のことを申し上げて、しっかりやっていくというふうなお話をさせていただきました。雑ぱくですけれども、以上です。だだ、まだまだこれから文教委員会、それから予算審査特別委員会等がありますので、気は抜けませんが、今のところの報告でございます。以上です。

高部調整担当部長

 それでは、一般行政報告に移らさせていただきます。議案資料の20ページ、総務課でございます。行事実績につきましては記載のとおりでございます。次の21ページ、行事予定でございますけれども、これも記載のとおりですが、1点だけ、3月3日、本日の定例会終了後、教育委員会表彰を予定しております。今回は児童生徒表彰ということで、11件でございますけれども、内容につきましては、今お手元に、このA4の一覧でお示ししてございますけれども、個人が10人、団体が1件ということで、特に小学生で今回お1人、日本漢字能力検定の1級合格ということで、小学校4年生での合格は史上初と、最年少の合格ということで、非常に著しい活躍をされましたので、それを表彰したいということでございます。ほかは中学生の水泳大会ですとか陸上大会という競技会の中において、東京都、あるいは関東での優勝、準優勝という輝かしい成績をおさめられました。それから、後段の方で、五中の3人が8、9、10と並んでおりますけれども、これ、1グループですが、高齢者を路上で保護して、無事、家族のもとに送り届けたという、人命救助に類する善行ということで、他の生徒の模範になるということで、今回、表彰対象になったところでございます。表彰式は4時からということで、委員長職務代理者に出席いただいてごあいさつをお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。以上です。

大島総務課教育センター担当課長

 教育センターでございます。行事実績等報告については、2点ほど、まず、教育センターの停電の件ですけれども、復旧に際して設定情報が一部飛びまして、3日ほど滞りました。大変申しわけございませんでした。それから、19日の科学講演会ですが、全11回の科学講演会がこの2月19日で無事終了いたしました。日本科学未来館の方へ行ってまいりました。23ページの行事予定等報告でございますが、記載のとおりでございます。以上でございます。

吉岡施設課長

 施設課でございます。行事実績等報告でございますけれども、24ページになります。2点ほどご報告をさせていただきます。1点目につきましては、2月18日から3月31日にかけまして、前回の教育委員会定例会でご報告をさせていただきましたアスベストの判明した箇所の粉じん測定を2月18日に実施しまして、その結果につきましては、飛散をしていないという結果が出ております。また3月に1回の測定を実施したということです。2点目、2月19日でございますが、これも環境問題ですけれども、これまで学校で保管しておりましたPCB含有の高圧コンデンサー、それから照明器具等の安定器、これらのものを市役所の第二庁舎の倉庫の方へすべて移動いたしました。今後、市の管財課の方で集中管理をするということにいたしました。続きまして25ページ、行事予定等報告でございますが、こちらにつきましては記載のとおりでございます。以上でございます。

桜井学務課長

 26ページの実績報告ですが、下から二段目に学級編制同意協議書提出とございますけれども、これは現時点で来年の4月から児童・生徒数がどれだけ推移するか、クラス数がどう増減するかというような見込みを提出するのですけれども、現時点では、小学生に関しては、現在15校で7,400人ほどいますけれども、150人ほどふえるかというふうに見込まれています。クラス数につきましては、全合計が228クラスですけれども、2クラスがふえて230クラスになる予定でいます。それから、中学生につきましては、ほぼ同じ状態です。クラス数についても変わらずというふうに見込んでおります。以上です。

里吉指導室長

 指導室でございます。28ページの行事実績等報告につきましては記載のとおりでございますが、一番下のところの16日水曜日、高山小学校で三鷹市の教育研究発表会を開催いたしまして、総勢441人の主に教員を中心とした参加がございまして、研究発表会を実施させていただきました。29ページの行事予定等報告でございます。24日に小・中一貫教育に関する講演会ということで、広島大学附属三原学園長で、小原友行先生という方をお招きいたしまして、主に教員を対象といたしました講演会を開催いたしましたが、保護者、市民の方々も含めまして150人の参加をいただいて、講演会を実施いたしました。主なお話の内容でございますが、一貫教育を成功させるためにということで、まず、小学校と中学校の教員がお互いに理解することから始めるということで、相互理解、相互交流、相互連携、そして一貫教育と結びつけていくことが大事であるといったこととか、一貫教育をこの三原学園は実施をしているわけでございますが、学力の3割アップを目標にして、ことし2年目で1割アップしたといったお話などを伺いました。子どもたちの学力が上がることによって、教員の意識も変わってきたといったような講演をいただきました。
 18日、25日でございますが、幼稚園の修了式、中学校の卒業式、小学校の卒業式を予定しております。教育委員の先生方にもご出席をお願いさせていただくことになりますが、よろしくお願いいたします。以上でございます。

岡崎生涯学習課長

 生涯学習課でございます。30ページの実績報告ですけれども、最後の段にございますが、21日から25日の間、中学生による薬物乱用防止ポスターを市役所の1階で展示をさせていただいたところです。次のページは、予定でございますが、まず、連続講座「みたかの遺跡を知る」ということで、4回連続の講座を、明日4日から開催をする予定になっております。二つ目は、お手元に小さなグリーンのチラシ、「第89回三鷹市親子音楽会」ということでご案内させていただいておりますけれども、この二つの行事をご報告したいと思います。
 それから最後でございますけれども、31ページの下の方になりますが、26日の土曜日に、生涯学習計画と、子ども読書活動推進計画について、市民の方々の意見を聞く会を開催させていただく予定になっております。そこで、引き続いて生涯学習計画について、少しご報告をさせていただきます。簡潔に報告をいたしますが、2月の教育委員会定例会におきまして、ご協議をさせていただいた件で、先生方からご意見を頂戴したものについて、既にご送付させていただいているかと思いますが、主な変更箇所ということでご指摘いただいた点について直しております。まず、この変更点ですけれども、一つは文言の整備ということでございます。それから二つ目に体系の変更ということがございます。それから三つ目が新規・拡充事業の追加がございます。そして四つ目に用語解説を最終のページにつけさせていただいたところでございます。
 そこで文言の整備ですけれども、具体的に、例えば5ページをお開きいただきたいと思います。5ページ中段のところに、17年1月に東京都の生涯学習審議会の答申が新たに出ましたので、この文言などを追加させていただいたものでございます。それから、基本計画と連動する、これは個別計画になりますので、ネットワーク大学という、仮称ではありますけれども、これに「インキュベート施設」という文言が加わりましたので、各ページにこれはわたっておりますが、そういう文言の追加をさせていただいたところでございます。さらには、これもやはり基本計画の改定で、提案もありましたが、33ページですか、「絵本館(仮称)の整備」という項目がございます。ここに、平成19年度オープンに向けてという、この文言の追加などをさせていただいたところでございます。
 それから、体系の変更の部分でございます。21ページをお開きください。21ページが計画の体系図になっておりますけれども、21ページの第4の5というところに、「人材リストの整備と」という形で、以前、ご提案させていただいたものは、この第4の1の部分に、この「人材リスト」が入っていたかと思いますが、5のところに整備をすることによって体系を整えさせていただいたものでございます。
 それから、新規・拡充事業などでございますけれども、例えば、47ページをごらんいただきたいと思います。47ページのところは、「学童保育所の充実」というのが(5)にございます。前の計画のところでは、この項目の「事業内容」というこの囲みの部分がなかったかと思います。こういう形で新規・拡充ということで新たに追加をさせていただいておりますが、今ご説明しているのは概略ということで、先生方には大変恐縮ですが、下線を引いた部分についてが、追加をさせていただいたところでございます。そして、最後に54ページに用語説明ということで用語の解説をさせていただいたところでございます。以上です。

中田スポーツ振興課長

 スポーツ振興課でございます。32ページの行事実績等につきましては記載のとおりでございます。33ページの行事予定等でございます。1点、お手元に「高山ふれあい広場発表会」というカラーのチラシがあると思いますので、それをごらんいただきたいと思います。高山小学校におきまして、3月5日、10時から体育館を利用しまして、高山ふれあい広場の発表会を実施いたします。内容につきましては、ここにありますように、新体操、フラダンス、ヒップホップ、さくらクラブというお琴の演奏等を予定しているところでございます。スポーツ振興課は以上でございます。

 総合スポーツセンター建設準備室でございますが、34ページ、35ページでございますが、特に動きはございませんので、記載のとおりでございます。

田中社会教育会館長

 社会教育会館でございます。36ページの行事実績につきましては、ここに記載のとおりでございます。次の37ページの予定でございます。1点、ちょうど真ん中にありますけれども、3月5日、あさってなのですけれども、西児童館におきまして、移動児童館事業としまして、井口特設グラウンドにおきましてドッチボール大会を開催する予定でおります。この事業、日ごろ、西児童館等に参加できないお子さんに、児童館事業に触れる機会をこしらえたいということで、また特に、地域の青少年ボランテアグループ、カペラの会等の皆さんのご協力もいただきながら、あさって50チーム、500人を予定して行う予定でおります。以上でございます。

若林図書館長

 図書館でございます。38ページの行事実績は記載のとおりでございます。39ページでございます。明日3月4日、午前中でございますが、図書館特別講演会ということで、市内在住の絵本作家のまついのりこさんをお呼びいたしまして、「すてきな絵本と紙芝居の世界~生きるよろこびを子どもたちに~」という講演会を開催予定でおります。

 続きまして、先ほど、「みたか生涯学習プラン2010」について説明がございましたが、図書館からは「三鷹市子ども読書活動推進計画」についてご説明させていただきます。子ども読書活動推進計画は、「本も友だち、みたか子ども読書プラン2010」というタイトルを掲げておりましたが、表紙に記載のとおり、「本も友だち」を削除いたしまして、「みたか子ども読書プラン2010」をタイトルとして、よりストレートな表現、タイトルといたしました。本文の中で4箇所変更部分がございますが、削除、追加等、文言の整理でございますが、具体的な修正については、お渡ししております文章をごらんいただけたらと思います。以上でございます。

寺木委員長職務代理者

 以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

「平成17年第3回教育委員会定例会会議録(4)」へ続く

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