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助言者会議の開催(2)

作成・発信部署:企画部 企画経営課

公開日:2008年7月15日 最終更新日:2009年4月21日

助言者会議の開催(1)の続き

三鷹市子ども憲章助言者会議(議事録要旨)

【後藤指導室長】

 過去に学校で子どものルールについて、子どもたち、保護者、市民から、5つの観点から募集をしたところ、1万2,000件の意見が集まりました。それを全部集約した形で、最終的に子どもたちが委員長になり、大人も委員として参加して、決めたことがあります。そのときに大事なことは、なぜこの言葉に決めたかという裏側、そこをきちんと学校が、先生方が子どもたちを指導し、地域の大人も知ろうじゃないかということです。例えば「すべての命を大切にしよう」と子どもたちが口ずさんだり、あるいは町中にもポスターを張るようにしたのですが、そのときに、大人がこれはこういう意味なんだよ、と声をかけ合うことが大事じゃないかということです。ただ「命を大切にしよう」と言葉だけではなく、その裏側には、いじめがあったり、人の命を簡単に落とすようなことがあるから、そういうことはしないようにという意味があるんだよ、ということを学校や地域の人が子どもに伝えて徹底するという考え方です。文言は一応整理をしたのですが、子どもたちがくっつけたり、大人がくっつけたりして、大分長くなりまして、最終的に委員長と副委員長と、学校の先生も加わって短くまとめたというのが特徴です。

【清原市長】

 山本部長もどうぞ。

【山本生涯学習担当部長】

 子どもサミット、ほんとに刺激を受けまして、やはり子どもの言葉を生かしたいということと、大人もそこをどうやって守っていくかということで表現をすごく迷いました。それとともに、形骸化させないように、どうやって継続させていくか。それは言葉自体も大切にしないと、形骸化させずに継続した「子ども憲章」ができないのではないか、というところが非常に苦労しました。子どもの言葉を大切にしようということで、試行錯誤していたのですが、前文で大人の側を書く形にしようということで、A案の形にしました。

【清原市長】

 今回、プロジェクトチームが「大人に大切にしてもらいたいこと」「自分たちが大切にしたいこと」と分けたのは、非常に賢明だったと思うんです。つまり、主体性、自律性ということは、自律しなさいとか、主体的にしなさいといって引き出されるものでなくて、ため込んでいたものを言ってもらった上で、「では、あなたが自分ではどうしますか」となったときに、子どもたちが、自我というか、自分を表現できたことは、進行としては大変いい流れだったと思うんです。
 また、大人は大変緊張して生きている社会なのではないかと思いましたので、子ども憲章を通して、実は、大人の緊張を解いて、心、命、そういうものを素直に考える時間を持つようなものになれるのかなという感想を持ちました。

【金子委員】

 「相手の気持ちを思いやろう」だけだと、ちょっと人ごとのようになりますね。あいさつなら、「僕はあいさつをするよ」くらいの気持ちが欲しいですよね。C案の場合、スローガンのところは、簡単、意外とみんなが口にするようなことで、その後文章がありますよね。この中で、こういう子どもの発言を想定したものを、1つずつ入れていくということもあるのでは。

【河村副市長】

 その場合、「子どもは」「大人は」という主語にすると、どうしても子どもが言っているように聞こえないから、「子ども・・・」として、「僕たちは、私たちはこういうふうにしようね」という形になるといいのでは。

【清原市長】

 「子どものときの気持ちを思い出して」とありますが、自分が子どもだったときのことを思い出してというのは、ほんとうに大事なこと。いろいろ使えるフレーズがあると思いますし、もう少し研ぎ澄ませていくことによって、うまくまとまるといいのですが。

【金子委員】

 語呂合わせで、「みたかのこども」というメーンフレーズができた場合は、歌はつくりやすいのではないですか。

【清原市長】

 私も「みたかのこ」より「みたかのこども」のほうがいいと思います。いろいろなイメージが膨らみますね。それとともに、やはり大切なのは、これまでのプロセスで子どもたちや大人の声を聞いてきたことと、プロジェクトチームが理念的にまとめてきて、こういうものを含めたものにしたいと整理したことについては確認をしながら整合性をとったほうがいいと思います。そのようなことも今日は確認できたと思いますし、教育長が「地域」というキーワードが三鷹では欠かせない、それは「コミュニティ」でもいいかもしれませんが、地域で育つ、地域で生きる、家族で生きる子どもという部分がいかされるということも確認しました。あとは子どもたちの多様性といいますか、障がいのある子どもも含めた内容にする必要があるということなどが、確認できたのではないかと思います。
 最後に激励でもいただければと思いますが、松田先生、いかがでしょう。

【松田委員】

 これからが大変ですね。

【清原市長】

 金子先生、いかがでしょう。

【金子委員】

 プロジェクトチームの人たちが、子どもサミットの場面を想像しつつ、いろいろなプロセスも踏まえて、それぞれが「みたかのこども」で1個ずつつくってみるとおもしろいかな、と。「こ」は、コミュニティの「こ」だとかね。

【清原市長】

 そうですね。実は、健康づくり目標というものを、「みたか」という頭をつけて、市民検討会がつくってくださいました。たしか「みんなで、たのしく、からだを動かそう」かな、例えばそんな感じでどうでしょう。      今日は限られた時間の中で、貴重なご意見、ご提案いただきまして、どうもありがとうございました。また、このプロセスでご助言をいただくことがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、これで助言者会議を終了させていただきます。

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