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助言者会議の開催(1)

作成・発信部署:企画部 企画経営課

公開日:2008年7月15日 最終更新日:2009年4月21日

庁内プロジェクト・チームで検討してきた憲章イメージ案に対し「教育・子育てのまち三鷹を考える懇談会」の委員から専門家としての意見を聞くため助言者会議を開催しました。

三鷹市子ども憲章助言者会議(議事録要旨)

  • 日時 平成19年11月21日(水曜日)午後7時30分~9時
  • 場所 三鷹産業プラザ7階 701会議室
  • 出席者 金子郁容、松田博雄

市側出席者
清原市長、河村副市長、貝ノ瀬教育長

市側(事務局)
城所企画部長、伊藤企画経営室長、玉木健康福祉部部長、塩澤保育園指導担当課長、池澤子育て支援室主査、山本生涯学習担当部長、竹内総務課長、後藤指導室長、川崎指導室統括指導主事、深谷生涯学習課長

配布資料

  1. 次第
  2. 職員プロジェクトチームによる「三鷹子ども憲章(仮称)」イメージ案
  3. 三鷹子ども憲章(仮称)策定に向けた意見集約
  4. みたか子どもサミット意見集約
  5. 第31回及び第32回「市長と語り合う会」会議録(発言要旨)
  6. 教育・子育てのまち三鷹憲章(仮称)検討チーム中間まとめ

議事要旨

この議事録は抄録であり、すべての発言が掲載されているものではありません。

【清原市長】

 今日は、三鷹子ども憲章について、プロジェクトチームを中心に市で進めてきたことを担当から報告をして、先生方にぜひ、率直な忌憚のないご意見をいただいて、最終的な素案に向けたまとめを進めていきたいと考えております。

【伊藤企画経営室長】

 三鷹市では職員のプロジェクトチームを設置し、子ども憲章の検討を進めてまいりました。また、今年の5月30日、6月13日、6月20日と3回にわたりまして、「みたか子どもサミット」という小中学生自身から意見を聞く会を開催いたしました。テーマは、「自分たちが成長していくうえで、大人に大切にしてほしいこと」、「自分たちが大切にしなければならないこと」の2つ、市長に進行役をお願いいたしまして、教育長もご同席をいただき、全小中学校の代表者に意見を聞きました。
 そのほか、第31回「市長と語り合う会」を、PTAや保護者会、父母会等の役員の方々と7月20日に開催いたしました。続いて32回、こちらは「高校生と三鷹市を語る」を8月8日に開催いたしました。
 こうした会議において出された意見を、分類分けをして整理してみました。共通意見としては、「大人に大切にしてほしいこと」の中では、子どもと触れ合い、話し合う時間を大切にしてほしい、悩んでいる様子があったら、早目に気づいてほしい、これは子どもの意見ですけれども、触れ合いの中では、家族と一緒に食事をする時間を持ちたい、そのような意見もありました。
 また、「先生に対する要望」の中では、授業以外の場でも時間をつくって子どもの話を聞いてほしい、これは小学生からも高校生からも出ています。「一般の大人に対する要望」としては、子どものお手本になるような行動をしてほしい、あるいは、たばこのポイ捨てをしないなど、社会のルールやマナーを守ってほしい、ということがありました。
 そのほか、「市役所に対する要望」として、子どもの居場所づくりが重要だと、これは小学生も、もちろんありますけれども、高校生からも子どもの居場所をつくってほしい、このような意見が多く出されたところです。
 次に、「子ども自身が大切にしなければならないこと」、この中で「自分自身のこと」としては、周りで支えてくれる人がいることを自覚し、感謝する。これは大人の意見ですけれども、いろいろな活動を体験して、みずから学びとってほしい。そのほか、自分の命と体を大切にする、これは多くの小中学生から出された意見です。
 それから、「家族」の中では、感謝の気持ちを忘れずに、家事を手伝う、家族のことを大事にする、こうした意見が小中学生と高校生から出されています。
 また、「友達」では、相手の気持ちを思いやることを忘れずに、いじめをなくして友達を大切にする。いじめをなくす中で、友達を大切にすることの重要性について、多くの小中学生からお話がありました。
 「社会の一員として」としては、マナーやルールを守る、あいさつや親切、感謝の気持ちを忘れずに、思いやりの心を持つ、これはすべての世代に共通した意見です。そのほか、自然を大切にする、そのようなことも「環境」の中で出てきております。
 また、「地域でできること」の中では、世代を超えたコミュニケーションを大切にしていきたい。あるいは、地域の交流の場をつくる、温かみのある場所にする、地域の文化を受け継いで「三鷹らしさ」を守っていく、このような意見も小中学生からも出されたところです。
 続いて、「職員プロジェクトチームによる『三鷹子ども憲章(仮称)』イメージ案」をご覧ください。こちらは、プロジェクトチームの検討によるイメージ案ということで、A、B、C、3案を掲載しています。
 A案については、前文がありまして、いのち、ふれあい、ルール、思いやり、あいさつ、自然、伝統、この7つにおいて記述をしています。特徴として、標語といいますか、1つのキャッチフレーズ的な文章があり、その下で子どもはどのようにしよう、大人はどのようにしようと、子どもからの視点、大人からの視点で記述をして、子ども憲章の理念に合ったような形にしています。B案については、基本的には子どもがどのようにしていくのかということを中心に書いています。大人も子どもも、という視点からこのようなことを大切にしたいという内容です。C案ですが、こちらは子どもの視点が強くなっています。頭に「みたかのこ」という形で、みんなのだいじな心といのち、たすけあう気持ちと行動、そのような記述をした上で説明の記述を加えている内容になっています。
 こうした憲章のイメージ案を、子どもサミットだけではなく、市長と語り合う会、あるいはプロジェクトチームの中において、他市の事例であるとか、いろいろな議論を重ねてこのような3案のイメージ案を作成したところです。

【清原市長】

 では、「検討チーム 中間まとめ」をご覧ください。私たちとしては、子どもということをありのままにあらわした憲章にしていくことが望ましいという流れの中から、課題、あるいは憲章の内容の方向性というところまで、中間のまとめを行いました。これらを具体的にしていくときに、ともすると、大人の視点だけで憲章が書かれる傾向があるので、三鷹市としては、できる限り子どもたちの生の声を聞いてみようということで、その後5月、6月と小・中学生、7月に学校のPTA等の保護者、そして8月に高校生を対象に話を聞かせていただいたところです。
 そしていよいよ、私たちプロジェクトチームが課題としてとらえていたことや、憲章の内容の方向性を基礎にしながら、子どもたちや保護者からいただいた声を反映した形というものを考えていく段階になりました。そこで、助言者の皆様に、今までの経過を踏まえつつ、ご意見や問題提起、質問をいただいて内容を深めたいと思います。
 それでは、最初の印象で、金子先生からどうぞ。

【金子委員】

 他の自治体はどのように対応しているか、特に、「子ども権利条例」という形との関係を、プロジェクトチームはどうようにお考えになったのか聞かせてください。

【伊藤企画経営室長】

 愛知県高浜市の子ども憲章は、はっきりと大人から、子どもから、2本立てになっておりまして、大人から見た子ども憲章、子どもから見た憲章、その2つが1つの憲章になっています。また、埼玉県松伏町は、憲章が歌になっています。その他、憲章の中身がかなり条例に近いようなもの、あるいは市民憲章のような、抽象度の高いものなどがあります。

【清原市長】

 憲章の場合には、項目数というのは平均的にいくつぐらいですか。

【伊藤企画経営室長】

 例えば高浜市の子ども憲章は、8だそうです。また、川崎では条例をつくっておりますが、雑則含めて41条あります。川崎の場合、まさに子どもの権利条例ですね。

【清原市長】

では、松田先生、どうぞ。

【松田委員】

意見集約の「大人の大切にしてほしいこと」の、「あいさつを積極的にして」とは、大人がしてくれないという意味ですか。

【伊藤企画経営室長】

はい、子どもの意見として、「近所づきあいや挨拶を大切にして(大人からもっと挨拶をして)」という意見がありました。

【松田委員】

 それと、自分の命を大切にするというのは、どういう意味合いですか。

【清原市長】

 今年の前半は、子どもが親に殺される、子どもが親を殺すなどの事案がかなり頻発しました。身近で具体的なことがあるなしにかかわらず、そうしたことが多いと、自分の命を自分が守るということも必要ですし、親から、あるいは友人から愛されている自分自身というものを気づいた子どもが、私たちの言葉で言いかえれば、「自尊」といいますか、「自己肯定感」というか、そういうことを意識しながら、「人の命を大切にするように自分の命を大切にする」という、かなり命にこだわった発言が、私たちが想定していた以上に多く出ました。
 プロジェクトチームとしては、子どもたちの生の声をできる限り尊重したいという気持ちが強くありますが、これを集約するときに、方向性として今まで考えてきたものと、どう整合性をとるかということが、最終的な憲章案をまとめるポイントになると思います。今日は「イメージ案」をきっかけにしながらご意見をいただければと思います。
 金子先生、この意見集約について、何かお気づきの点はありますか。想定したような感じでしょうか。

【金子委員】

 子どもが「大人や先生にたくさん話してほしい」というのは、ちょっと意外ですね。どちらかというと、ほっといてという感じではないかと思っていた。
 それと、権利条例という形でつくったとしても、実はあまり実効力がないので、そういう形ではなく、非常にベーシックなものとして憲章をつくろうというお考えなのかなという気がします。40何条かの条例をつくるよりも、このようなメージを出して、具体的な施策や、これまで積み上げてきたものが、何かうまく連動するような形になるといいのかなという気がします。

【清原市長】

 子どもの権利条例のようなものをつくって、市のなすべき責任を明確にするということを求める声がないわけではありません。私は、大人も子どもも共通に口で唱えることができるようなビジョンや方向性を簡潔にまとめて、市役所であれば政策に生かす、普通の市民であれば地域のさまざまな取り組みの中に生かしていくなど、三鷹市として、子どもをどのように尊重し、ともに歩んでいくか、その上で大人の責任がどこにあるかということなどを、絶えず語り合い、共通認識を端的にあらわすことが有効ではないかと考えまして、条例よりも憲章を、という意思決定しました。指針といいますか、理念といいますか、そういうものを子どもたちも口ずさめる形でつくれたらなと思っています。
 加えて、子どもたちが憲章をきっかけにして、学校の児童会や生徒会で話し合うなど、憲章があるから学校に提案する、市に提案するというきっかけにもなるようなものであればいいなと思います。この三鷹子ども憲章が、その他の条例や施策やビジョンと関連づけられるものとして、ある一定の象徴性というものを持つようにまとめられたらと思います。

【河村副市長】

 条例の場合は、新しい組織をつくる、規制をするなど、具体的なものがないときには理念条例化します。理念条例化するならば、憲章という形で簡潔にし、子どもの問題に対して、子ども自身も考えるきっかけになるものにした方がいいと考えました。例えばいじめをなくそうという運動を、生徒会や児童会で取り上げるなど、子ども自身も行動する指針になっていけば、という思いがあります。
 ですから、子ども憲章があって、具体的にそれぞれの計画とか施策がそれにぶら下がって動いていくのと同時に、学校でもいろいろな運動が起きるものにしたいなと。個別の問題について条例が必要ならば、今後検討していくことになると思っています。

【貝ノ瀬教育長】

 金子先生のご指摘、ご質問は、非常に重いものがあって、例えば教育ビジョンなど、ほかのものとの関連性がないと、というお話だと思います。教育ビジョンも、小・中一貫教育校の構想も、コミュニティ・スクールもそうですけれど、結局地域ぐるみで子どもを育てていくというコンセプトなんですね。ですから、地域ぐるみで子どもを育てるということは、地域主権、当事者意識という裏づけがないと砂上の楼閣になってしまいます。その意味では、子どもたちには主体性、自律性、責任感、それから人間力、社会力が求められていますし、子ども自身がそういうものを形成していく力をつけていく必要があります。また、大人はそれを応援していく責任があると思います。ですから、子どもの主体的な力と、大人の責任、こういう理念的なものは、条例化するよりも、やはり憲章が一番なじむと思うのです。地域ぐるみで子どもを育てることで、必然的に教育のさまざまなものが関連していくと、私は受けとめています。

【金子委員】

 憲章は、「子どもの視点」を打ち出す。数は5~7つぐらいか、五七五など、口ずさめるようなものがいいかもしれない。C案はいい線だと思います。A案は、例えば「子どもは、心身ともに健康なからだをつくろう」というのでは、だれが言っているのか、よくわからないですよね。ですから、一人称、子どもが言っているという想定がいいかもしれない。「みたかのこ」のように、キャッチコピーとして、みんな口ずさめるようなものを考えるというのが、三鷹市らしいなという気がします。

【清原市長】

 松田先生、いかがでしょうか。

【松田委員】

 A案の7つ、よくまとまっていると思います。子どもと大人という形で挙げてくださっていますが、子どものほうは比較的コンパクトにまとまっているのに、大人のほうがどうも。なかなか書きづらいところや、たくさん入れたいということだと思いますが、金子先生がおっしゃられたように、この内容をC案のような形でコンパクトにまとめられたら、一番いいのかなと思います。
 学校ではこの憲章をもとにして、子どもたちはいろんなことが多分できると思いますが、大人はどうしていくのでしょうか。子どもが思っていることを、やはり大人にも知らせていくという方策も考ないといけないと思います。

【貝ノ瀬教育長】

 私たちも悩ましいと思っているのは、「子どもがこうしたい、こうすべきだ、こう考えている」というメッセージがおもしろい一方で、「大人がやるべきことをきちんとすべき」という部分がぼやけしまうところがあるんです。
 「子どもはもっと大人に相談しよう」とA案にありますが、「相談体制づくりをすべき、あるいは子どもがもっと参加する権利を認めるべき」という部分をどうしようかという課題があると思うのです。私たちの論理的な整理といいますか、気持ちの整理がすごく重要だと思います。だから、おそらくC案でいくとすれば、学校を中心として、運動みたいな側面をものすごく強調することになるだろうなという気がします。

【金子委員】

 私は、テーマはA案が一番いいと思います。形はC案のようなものがよさそうです。

【清原市長】

 前文で行政の責務を明確にするなど、そういう手法もあると思っています。A案、B案、C案、いずれもよいところもあれば、いずれも何となく、もう少しというところもあります。
 私は、実は語呂合わせが好きなのですが、語呂合わせというのは覚える、思い出しやすいものです。「みたかのこ」というか、私は「みたかのこども」を頭文字として7項目でもいいなと思います。

【金子委員】

 「ど」んな子にも優しい、「も」っと時間をつくってね、などどうですか。

【清原市長】

 そうです。そうすれば、「みたかのこども」で7項目ぐらいが一番落ちつくかなと思ったんです。「みたか」が入って、そしてわかりやすい。
 ある程度、子どもたちは暗記して言える力があると思います。子どもたちがきっかけづくりとして、いつも何か考えるときのヒントにしてもらえれば。そこで、例えばいじめだとか、暴力だとか、人権だとか、そういう言葉を入れるのがいいのか、入れないほうがいいのかわかりませんが、私としては、子どもの尊厳というか、そういうものを尊重できるまちであることは、大変重要なことだと思っていて、それをスマートに表現したいと思っています。

【金子委員】

 こういうものは、ある意味で無限の形があるというか、いくらでもバージョンがありますよね。いろんな表現の仕方があるから、逆に制約をつけて、いいアイデアを出すということが効果的でしょう。たとえば、「みたかのこども」で一番いいアイデアを考えて織り込むというのがひとつの効果的なやり方になりうる。A案の言い方が「みたかのこども」で入るといいですね。

【清原市長】

 私としては、とにかくわかりやすい、理解しやすい、覚えやすい、あるいは基準、ガイドラインとして共有しやすいというのは、憲章に求められている要件だと思うんです。最初は理念的に考えてきたのですが、今度は子どもたちの声が先にありきになってきたので、今は両方を尊重しながらせめぎ合っているところだと思います。

【金子委員】

 私は「みたかのこども」が気に入っています。あとは、松田先生もおっしゃっていましたが、やはり黙っていたら忘れられてしまう子どもたちに気をつけることが必要ですね。みんなが「こうなりたい、ああなりたい」というものとは別のところで、普段は忘れられがちな不利な立場にいる子どもたちもいつということにも目を向けることが大事だ、ということも1つ入れておきたいですね。それは、障がい児だったり、外国人だったり、虐待を受けた子どもだったり、孤児だったり、いろいろあると思います。

【清原市長】

 「いかに市民の声を聞くか」というときに、市民参加といって、市民の声を聞いていると、もう聞いたような気持ちになってしまいがちですが、これはすべてではなく、代表の声なんですね。見えていないもの、例えば、私たちは障がい児学級の皆さんとも会っていないわけですし、そういうところに、気づきがあるような表現が必要かもしれないと、今改めて思いました。

【貝ノ瀬教育長】

 1つ懸念していることは、例えば相手の気持ちを思いやろう、あいさつを積極的にしようなどというものは、学校の生活指導目標とほとんど同じになってしまうのです。これは集約されてくると、みんなそうなってくるのですが。例えば「すべての命を大切にしよう」という場合、どの学校も「命を大切にしよう」というのがありますから、また同じだと思われると困るので、簡単に通過しないような言葉遣いとか、キャッチフレーズにしても、一工夫要るかなと思っています。

【河村副市長】

 でも、1つの手法としてこの子ども憲章ができたら、それをもとに各学校の目標も考えてくださいと言う方法もありますよね。「口ずさむ」ことを考えると、難しい問題ですが、一工夫欲しいということですね。

【貝ノ瀬教育長】

 言葉を変えないとすれば、児童会とか生徒会にこれを投げかけてみる。そうすると、意識化しますから、同じ言葉でも意味が違ってくる。重みが違ってきます。議論する、検証するという作業をしていれば、同じ言葉でも「ただ単に右から左」ということはないですね。

【清原市長】

 そうですね。例えば、地域子どもクラブや青少対、PTAなどで、改めてご自身の活動を子ども憲章に照らし合わせて検証してもらう。大人も考える、子どもも考える。この憲章をいかに生かしていくかということをあわせて提案していったほうがいいですね。これを掲げるだけではなく、市のどの施策の、どの項目が特に結びつくか考えてみる。例えば、企画部の平和、女性、国際化と関係するところもあれば、障がい福祉が関係するところもあるでしょうし。

【貝ノ瀬教育長】

 例えば、人権週間のときには、必ず児童会、生徒会で、憲章をテーマにして議論してもらう、そういう習慣をつけるというやり方もあると思います。

【清原市長】

 中学生の意見発表会などでは、子どもたちが人権にかかわるようなことについて文章を書くことが多く、よく考えていますから、三鷹の子ども憲章がヒントになることもあると思うんです。
 つまり、素材の使われ方をイメージしながらつくっていくということなんですよ。これがあるからこう使ってくださいというのではなくて、使われ方をイメージしながら憲章を考えると、やはり私は「みたかのこども」がいいかなと思ったのです。また、それを使うのが、学校教育の現場だけでなく、生涯学習、PTA、青少対、あるいはコミュニティ・スクールの運営の中で、地域のスタッフの皆さんに絶えず考えていただくようなものになることを考えると、条例より憲章のほうが、皆さんのアイデアが膨らむと思います。

【河村副市長】

 条例にすると、長文になって形骸化する可能性もある。たくさん書いたわりには、結局具体性が見えないという形になる恐れがある。

【清原市長】

 子ども憲章というのは、活用の場面がより一層広がると思いますね。教育委員会の職員でもないと、なかなか子どもたちと直接出会う、触れ合うチャンスがないのですが、この「子どもサミット」を傍聴して、実はプロジェクトチームは歌までつくっちゃったんですね。歌詞と曲まで。これは、子ども憲章ができた上で、普及啓発としてはいいかもしれないけれど、まず文字による憲章をつくってほしいと言ったのですが。そういう勢いが出るぐらい、プロジェクトチームが刺激されたということも、経過にはあります。それでは、プロジェクトチームから何か先生方に、どうぞ遠慮なく、質問、確認してください。後藤さん、どうぞ。

続きは「助言者会議の開催(2)」をご覧ください。

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