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平成20年第7回教育委員会定例会会議録(2)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2009年2月6日 最終更新日:2009年3月19日

平成20年第7回教育委員会定例会会議録

日程第3 教育長報告

寺木委員長

 ありがとうございます。それでは、続きまして、岡崎部長お願いします。

岡崎生涯学習担当部長

 それでは、委員の皆様、お手元の平成20年第2回三鷹市議会定例会、一般質問通告一覧表を見ていただきたいと思います。
 6月5日から6月25日まで定例会が開かれました。22名の議員の方からのご質問ですが、そのうち教育長へは13名の方からご質問があったところでございます。議員の方々の質問の要旨を順次ご説明をさせていただきたいと思います。
 まず1番目の質問者、野村議員のご質問でございます。まず、希望がひらける暮らしを支えるまちづくりについてということで、(1)子どもたちの暮らしを支えるまちについてのアでございます。放課後児童健全育成事業(学童保育)の現状についてのご質問の要旨は、厚労省が策定いたしました放課後児童クラブのガイドラインに基づきまして、三鷹では、学童保育の現状はどうなっているのか。あるいは、今後の課題はどうなのかというご質問でございました。
 イの放課後の子どもたちの暮らしを支えるまちのあり方についてでございますが、こちらの質問の要旨は、現在すべての小学校で、放課後の全児童を対象とする健全育成事業といたしまして、地域子どもクラブの活動が実施されているところですが、このクラブ活動と、学童保育所との連携の現状について、どうなっているのかというご質問でございました。
 次にウでございます。子どもたちの希望がひらける暮らしへむけてということでございますが、これは2点ほどございます。1点目は、学童保育所の管理・運営を、現在は指定管理制度にのっとって実施をしているところでございますので、その指定管理者を選定するに当たっての留意点についてのご質問でした。
 それから、2点目は、子どもたちの育ちを保障していくために学童保育や地域子どもクラブを今後拡充していく考えがあるのかどうかというご質問の内容でございました。
 私のほうからは、以上です。

寺木委員長

 ありがとうございます。続きまして、岩下部長お願いします。

岩下教育部長

 続けてナンバー2の半田議員であります。子どもたちが住み続けたいまち三鷹についてということで、日本の将来人口が減少していくという中で、生産年齢人口も減っていくでしょう。義務教育の段階から、子どもたちが住み続けたいまちにするには何が必要かという視点からのご質問で、特に郷土愛についてのキーワードじゃないかということで、そのとらえ方、あるいは義務教育段階での学習内容についてのご質問がございました。
 それから、ナンバー3、嶋崎議員であります。3の小・中一貫校教育についてということで、にしみたか学園の課題がどのように克服されているかということです。教職員の意見反映、あるいは情報連絡の円滑化、校務の効率化、そういったものについての取り組みはどのようになされているかというご質問でございました。
 それから(2)で、2008年度に新規3学園が開園したわけですが、現状と課題についてということであります。特に開園に当たって、保護者、あるいは地域の方々からの意見をどのように反映して開園までこぎつけているかというようなご質問でございました。
 それから、ちょっと飛びましてナンバー6、伊東光則議員であります。市民からの問い合わせについてということで、イのところ、小・中学校のPTAからの問い合わせ先について。あるいは提出書類についてということで、PTAをはじめ、いろいろな団体が市内にあるわけですけれども、諸団体からの問い合わせに対して、1か所で対応すべきではないかというようなご質問。それから、提出書類については、簡素化を図るべきだというようなことでのご質問でございまして、関係団体の利便性はこれからも配慮していきますというご答弁をさせていただいております。
 それから、ナンバー7が土屋議員であります。道路交通法が改正されまして、本年の6月から新たに施行されているわけですが、特に自転車の走行について、ルールが変わる、法律が変わるということで、そういった改正内容について、小学生・中学生にきちっと周知がされているかというようなこと。それから、自転車走行の指導について、具体的に学校でどのようになされているか。ヘルメットの着用でありますとか、2人乗り禁止でありますとか、そういった視点からの問題提起、ご質問でございました。
 自転車による事故というのは、かなりありますので、我々も積極的に取り組んでいくというご答弁をさせていただいたところであります。
 それからナンバー8、伊藤俊明議員であります。(2)のウの部分です。校庭の芝生化とコミュニティの再構築についてです。校庭の芝生化事業が今年度予定されておりまして、その事業の中で、校庭の芝生化を図ることによって、どのようなメリットがあるのかということ。それから、芝生の工事をやった後、維持管理をするわけですけれども、それは地域住民の方も巻き込んで実施をするということを予定しておりまして、そういった取り組みをきっかけに、コミュニティの再構築が図られるのではないかという趣旨のご質問でございました。
 ナンバー10の加藤久平議員であります。2の教育についてです。(1)が歴史教科書について。これにつきましては、歴史上の人物の取り扱い。これは三鷹市の場合、東京書籍の歴史教科書を使っておりますが、それと学習指導要領との関連についてのご質問でございました。
 それから、日本国という国号と天皇の称号。天皇号についてどのような記載になっているのか。それから百姓一揆、太平洋戦争、南京事件についてということで、教育長の見解なり、教科書の記載内容についてご質問がございました。
 それから(2)、教育基本法、学習指導要領及び学習指導要領解説(総則編)について、歴史教科書の採択に当たって、今回、平成18年度に教育基本法が改正され、本年の3月には、新学習指導要領が告示をされたという状況の中で、教科書採択の作成委員会、あるいは教育委員の皆さん方、あるいは保護者の皆さん方に、それぞれ法改正、あるいは指導要領の改正の内容について説明会を行うべきではないか。その上で、教科書採択に当たるべきではないかというご質問。それから、3番目の歴史教科書採択についてでありますが、これは教育委員会定例会では、どのような議論がなされるべきなのかといった視点からのご質問でございました。
 少し飛びまして、ナンバー13の粕谷議員のご質問です。1の「音楽都市 三鷹」に向けたまちづくりについて、(2)学校教育現場における楽器配備についてということであります。各学校で、管楽器をはじめとして楽器の絶対数は足りているかということ。それから、小・中一貫教育校を推進しているわけですが、楽器演奏の指導教員の相互乗り入れなどは実際に行われているかというご質問でございました。絶対数については充足している。そして、指導教員の相互乗り入れにつきましても、既に実績がございますので、そういったことについてご答弁をさせていただいております。
 それから、14番の寺井議員であります。(2)学校での環境教育についてということで、地球温暖化防止対策ということで、実際の学習の内容はどうなっているのかということでございました。
 それから、小・中一貫教育という、特徴ある教育改革の中での、地球温暖化防止教育については、具体的にどのようになされているかというご質問でございました。
 それから、ナンバー15の緒方議員でございます。緒方議員につきましては、教育委員会の寺木委員長にもご質問があるということで通告いただきまして、当日、本会議場に委員長に出席をしていただいて、ご答弁をしていただいているところでありますので、後ほど何かあればご発言をいただければと思います。
 2番の教育三法の改正に伴う教育改革について、(1)地方教育行政の組織の運営に関する法律が改正されたわけですが、その中で、教育委員会の役割と責任の明確化という趣旨でのご質問でございました。今回の、法律改正をどういうふうに認識しているか。また、今後どのように改革していく考えかということでございました。
 さらに、委員長には、今後の改革に向けての決意と抱負について伺うという質問でございました。
 それから、イの事務の点検・評価と結果公表でありますが、同じように改正法の中で、事務局事務の点検と評価、そして公表ということが盛り込まれましたので、それの具体的な流れはどうなるのか。あるいは、システムとしてどういうふうに考えているかというご質問でございました。さらに、学識経験者の知見の活用。それから、教育委員の増員について。あるいは、保護者代表枠の確保についてのご質問。さらに議会への事務事業の報告がなされるようになるわけですが、その報告。あるいは、市民への公表の仕方について。それから、教育委員会事務委任規則等の改正についてはどうなっているのかといった趣旨のご質問でございました。
 それから、(2)の改正学校教育法における学校経営のあり方についてご質問がございまして、アとしまして、自主、自律と協同の概念が、法律の改正があったわけでありますが、そこでの用語の定義づけと、三鷹市が教育ビジョンでうたっている自主、自律、あるいは、協同といった概念の違いなどについてのご質問。校長の使命と役割、あるいは裁量権の拡大ということが盛り込まれたわけでありますが、今後の校長研修、あるいは、職員会議の位置づけがどうなっていくのかということ。
 イで、学力の中身と教科補習ということで、夜スペ・昼スペと書いてありますが、杉並区の夜スペと、江東区の昼スペについての見解を求められているところでございます。
 ウで、学校支援地域本部とコミュニティ・スクールということで、文部科学省が本年度の新規事業で、学校支援地域本部という補助制度をつくりましたが、それと本市のコミュニティ・スクールとの相違点、そして、今後の方向性はどうなっていくのかというご質問でございました。
 それから、ナンバー18、中村議員でございます。教育についてのご質問がございまして、(1)学校等の耐震化について、ア中国四川省地震の惨状から学ぶことということで、学校の耐震化の前倒しができないだろうかと。背景には、国庫補助制度の改善などがございまして、前倒しをということでございましたが、市長のほうからは、現在の前倒しした計画を着実に実施をしていくといったご答弁がなされたところでございます。
 それから(6)で、三鷹らしい教育を実現するためにということで、ア教育委員会の政治的中立性と独立性。教育委員会制度の趣旨を生かした委員会の運営については、どうあるべきかといった視点からのご質問。
 そして、イの部分では、教育への特化と他の施策との連動ということで、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正をされまして、スポーツと文化につきましては、市長部局が事務を行うことができるようになりました。そういった取り扱いをどう考えるか。それから、児童・青少年の健全育成、学童保育所などについては、市長部局に事務を移管して、教育委員会は、義務教育中心に事業を進めたほうがいいのではないかという趣旨のご質問でございました。
 それから、ウの本市での教育改革と受験の壁ということで、本市は小・中一貫教育校を推進しておりますが、それに対して、東京都は中・高一貫校の構想で進めている。そこら辺の相違について。それから、過熱した受験の弊害についての認識。また、大学教育のゆがみを正す必要があるのではないかといった視点からの提言などができないだろうかといった趣旨のご質問でございました。
 それから、ナンバー19、栗原議員でございます。小・中学校の耐震化の促進についてということで、小・中学校耐震化の現状について、現在何パーセントまで行っているのかということ。
 それから(2)で、学校施設耐震化の促進で、補助率がアップされている。四川大地震もあったということで、前倒しができないだろうかというご質問でございました。
 最後に、ナンバー22、岩田議員でございますが、地球温暖化防止について、特に(2)自治体と市民の取り組みについてのところで、電気使用量の増加が2005年度と2006年度では、2006年度で増えている。図書館や学校での増加要因は何が考えられるかということで、図書館の開館時間の延長でありますとか、あるいは、学校でのいろいろな電気設備が拡充しておりますので、その辺が増加要因ではないかということでのご答弁をさせていただいたところです。
 以上が、ご質問の内容で、非常に盛りだくさんでございまして、本来でしたら答弁内容もきちっとご報告したほうがいいんですけれども、趣旨、どのようなご質問かということでご説明させていただきましたので、よろしくお願いいたしたいと思います。

寺木委員長

 ご丁寧なご説明ありがとうございます。よく理解できました。ここで私が当日、議会でどのようなお話をしたかを委員の皆様にご報告したいと思います。
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正を受けてということで、委員長の責任と、これからどういうふうにやっていくのかということについて質問をいただきました。私たち教育委員が、それぞれ教育長は学校現場をよく存じていらっしゃる。また、教育の専門でいらっしゃる鈴木委員。また、小児科の医師として頑張っていらっしゃる秋山委員、子どもの法律の専門家の磯谷委員というメンバーで、私は、保護者の立場からということで教育委員を拝命していまして、それぞれの立場から、中立的立場で教育行政に対して意見を出していきたい。また、いかなければいけないということを強くお伝えしました。
 また、これからもそういう議会の場で、ぜひ教育委員としてのご発言を、みたいなお話もいただきまして、何かなかなか大変だなと実は思いました。ほんとに私も、私たちがそれぞれの立場から、中立的なものの見方で、子どもたちのこれからのことを、教育一般のことについて深く考えなければいけないということで質問を受けて発表させていただきまして、そのことを改めて深く実感いたしましたことを、簡単ですが報告させていただきます。
 それでは、続きまして、総務課、竹内課長お願いします。

竹内総務課長

 それでは、各課の報告に移らせていただきます。14ページ、15ページでございます。
 14ページ、行事実績等報告でございますが、今、一般質問等の質問趣旨については、部長のほうから報告があったところですが、17日には文教委員会が開催されました。この中で、行政報告としまして5点。一つは、学校施設の耐震化の状況。二つ目は、学校給食調理業務委託検証委員会の報告について。3番目としまして、教育委員会でも報告をさせていただきましたスクールソーシャルワーカー活用事業。4番目としまして、大沢総合グラウンドの整備計画。5番目としまして、図書館の新資料情報管理システム(ICタグ)の導入について報告をさせていただいて、参考資料として東台小の建替検討委員会の報告書を配付させていただいたところでございます。
 右の行事予定等報告でございますが、6月24日に、7月1日付けの人事異動に関しまして、第3回の臨時会を持ち回りで開催をさせていただいたところでございます。
 なお、7月1日の人事発令につきましては、教育委員会からの転出・転入各2人、部内異動3人、計7人の異動でございました。
 24日に、教育長会の研修会が予定をされております。講師は、国際基督教大学の藤田英典教授。講演のテーマは、「21世紀の教育課題と地域に根ざした学校づくり、教育行政の役割」でございます。
 以上でございます。

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