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平成19年第9回教育委員会定例会会議録

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2008年6月1日 最終更新日:2009年10月2日

平成19年第9回教育委員会定例会

開催年月日

平成19年9月7日(金)

出席者(5名)

委員長 廣瀬正宜
委員 寺木幸子
委員  磯谷文明
委員秋山千枝子
教育長 貝ノ瀬滋
欠席者(0名)

出席説明員

教育部長・調整担当部長 岩下政樹
生涯学習担当部長・総合スポーツセンター建設準備室長 山本博章
総務課長 竹内冨士夫
総務課総務・教育センター担当課長 新藤豊
施設課長 若林俊樹
学務課長 石渡裕
指導室長 後藤彰
指導室教職員担当課長 工藤信行
指導室小中一貫教育推進担当課長 岡崎安隆
生涯学習課長 深谷澄夫
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備担当課長 中田清
社会教育会館長 小田俊雄
社会教育会館調整担当課長 狩家雅昭
図書館長 若林寛
図書館図書館システム担当課長 大島克己
学務課主査 嶋崎公代
三鷹市教育委員会事務局職員副参事 海老澤博行
主事 直川佳裕

議事日程

平成19年9月7日(金)午後2時00分開議

  • 日程第1 議案第54号 学校運営協議会を設置する学校の指定について
  • 日程第2 教育長報告

午後2時00分開会

廣瀬委員長

 ただいまから平成19年第9回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は寺木委員にお願いいたします。
 では、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。

日程第1 議案第54号 学校運営協議会を設置する学校の指定について

廣瀬委員長

 日程第1議案第54号を議題といたします。

(書記朗読)

廣瀬委員長

 それでは、提案理由の説明をお願いいたします。

岡崎指導室小中一貫教育推進担当課長

 それでは、提案理由を説明いたします。
 この議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5第1項及び三鷹市公立学校における学校運営協議会に関する規則第3条の規定により、学校運営協議会を設置する学校として、第一小学校、第三小学校、第六小学校、南浦小学校、中原小学校、北野小学校、東台小学校、第一中学校、第六中学校の9校の指定をお願いするものでございます。
 三鷹市が目指す小中一貫教育校は、保護者や地域住民が学校運営に積極的に参画するコミュニティ・スクールを取り入れた学校づくりを進めております。
 以前より学校運営連絡会を設置し、地域、保護者の意向を学校運営に反映させ、より一層地域に開かれ、信頼される学校づくりを進めてきております。コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育校としての一層具体的な取り組みを推進するため、学校運営協議会を設置する学校として指定するものでございます。今回の指定により、来年度、小中一貫教育校として開園する3つの中学校区は、すべて学校運営協議会を設置することになります。
 9校の指定期間につきましては、規則の第3条第4項の規定では4年以内となっておりますが、小中一貫教育校にしみたか学園の検証が終了する平成21年3月31日までとします。
 なお指定に先立ち、議案書5ページの協議書及び6ページから8ページの協議資料をもとに、東京都教育委員会と協議した結果、9ページにありますように、東京都教育委員会から学校を指定しようとする協議について異議なしとの回答を得ております。
 提案理由は以上のとおりです。

廣瀬委員長

 ありがとうございました。
 それでは、委員の皆様の質疑をお願いいたします。いかがでしょうか。

磯谷委員

 7ページの協議資料4の中で、委員の構成が書かれているわけですけれども、多くは保護者、それから地域の住民の方というところだと思いますが、学識経験者あるいは行政機関の方が何人かいらっしゃるようなんですけれども、大体どのような方々なのか、大ざっぱでも結構ですので、教えていただければと思います。

岡崎指導室小中一貫教育推進担当課長

 この地域に住んでいる大学の先生やその学校に古くから携わってきていただいている方たちに、学校でお願いしているということです。

磯谷委員

 行政機関というところに書かれている方というのは、行政機関の方であることに着目して選ばれているんですか。それともほかの視点で選んだところ、たまたま行政機関に所属しておられるわけですか。

岡崎指導室小中一貫教育推進担当課長

 たまたまということです。

磯谷委員

 わかりました。

秋山委員

 磯谷先生と同じく協議会委員の構成についてですけど、この構成は毎年変わるんでしょうか。それとも何年か任期があるんでしょうか。

岡崎指導室小中一貫教育推進担当課長

 任期は2年間です。

秋山委員

 この構成の比率についてですが、保護者が3人になったり、5人になったり、そういう比率についても変わり得るんですか。それとも3人は3人の人数枠ということですか。

岡崎指導室小中一貫教育推進担当課長

 それぞれの人数枠はございません。学校運営協議会に関する規則の中で、保護者、地域の方と学校関係者とある一定の区分がありまして、その中から校長先生が推薦して、教育委員会が承認するという形です。

秋山委員

 わかりました。ありがとうございました。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

寺木委員

 私も委員の構成の中で、卒業生その他ということで、お1人ずつ入っている学校が第三小学校と第一中学校とありますが、ほかのところは今回は入っていないようなんですが、入っているところと入っていないところがある、その差はどういう状況でしょうか。

岡崎指導室小中一貫教育推進担当課長

 それぞれの学校の事情で、卒業生が学校のいろいろな、例えば部活動の助手をやっていたり、学校内部のことをよく知っている方など、そういう方を推薦したという、これは1つの例ですが、そんな形です。

岩下教育部長

 ちょっと補足をいたします。
 国のほうでQ&Aというのが出ておりまして、それで説明しますと、委員の構成については、人数や構成等につきましては、学校の実態等に応じて教育委員会が判断することが望ましいと考えられることから、法律において定めず、各教育委員会の規則等で定めるとなっております。
 ただ委員の構成として、法律上、保護者や地域の住民については必ず委員に含まれますということになっておりまして、そういう意味では、法律上規定している部分は必ず入れなければいけないということですけれども、そのほかにつきましては、学校長、PTAの方々とか、関係者といろいろ協議しながら、教育委員会で定めるということになっておりますので、卒業生についても、地域で活動されて、非常に学校の教育活動にご理解がある、また支援もしていただけるという方がいらっしゃれば、学校のほうから推薦という形で上がってくるというふうになっているようであります。

廣瀬委員長

 もしかすると、地域住民という中に卒業生になっている方もいらっしゃるかもしれないわけですよね。たまたまどっちに入っているかということもあり得るわけですね。わかりました。

秋山委員

 これはお願いなんですけれども、この協議会委員の構成の中に、これから小中一貫だけでなくて幼保小の連携が始まりますので、そこの地域の幼保小に関係する方も加えていただけるといいと思います。
 以上です。

廣瀬委員長

 ご考慮いただきたいということでお願いします。
 ほかにはいかがでしょうか。
 ほかにご質問やご意見がなければ、採決いたします。
 議案第54号学校運営協議会を設置する学校の指定について、これを原案のとおり可決することにご異議ありませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

廣瀬委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決いたしました。

日程第2 教育長報告

廣瀬委員長

 それでは、続きまして日程第2教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 私のほうからは、平成19年度第3回の市議会の定例会、9月3日から始まりましたけれども、3日、4日と一般質問がございました。おおよその様子をお話しさせていただきたいと思います。
 今回、20人の議員が一般質問なさいましたけれども、その中で7人の方が教育にかかわってご質問がございました。いろいろ多岐にわたっておりますけれども、防災意識の向上の問題、中学生、高校生を含めまして、小中高校生の防災意識の向上の問題ですとか、7月29日に落雷がございましたけれども、そういった面での影響とその対応ですね。それから、プロフやブログなど、そういうITモラルの指導について現状を問うということですとか、それから、高山小での給食室での事故がありましたけれども、その対応について等のご質問がございました。
 また図書館の整備状況とか、司書の専門性、処遇等にもご質問がございました。それから、憲法問題で憲法教育について、三鷹市の教育はどのような憲法教育を行っているのかということですとか、教育長にとって日本国憲法とは一体どういうものなのかというご質問ですね。思想信条まではいきませんけれども、そういうご質問もございました。
 また、教育基本法が改正されましたけれども、その中で特に文化・伝統の尊重などについて、教育にどういうふうに生かしていくのかということですとか、それから、第16条に教育行政についての規定があるんですね。この規定について、教育の中立性や不偏不党性を求めているわけですけれども、これについてどういうふうに考えているのかということですね。そういうご質問などもございました。
 このことにつきましては、要は教育委員会は第16条の趣旨に沿って、不当な支配によって教育が左右されることがあってはならないということでお答えをしております。それから、法律に定められた、学習指導要領に則した適切な指導をやっていくということについては、変わりがないのだという話です。
 それから、正しい日本語についてご質問がありました。これはどこでご覧になったのかわかりませんけれども、男女という言葉はありますけれども、逆になって女が先で女男、「じょだん」と読むんですかね。こういう熟語があるかというご質問だったんですが、一生懸命調べてもらいましたけれども、ないということでお答えをいたしました。
 それから、教員の質の向上について、三鷹教師力養成講座についての実態といいますか、その様子ですね。
 それから、民間人校長を採用するつもりはないかという、当面、今、にしみたか学園をはじめとして、小中一貫教育校を立ち上げているところで、民間人の方に新たに校長職としての研修を施してからまたということは時間がかかりますので、即戦力ということで、やっぱり今の方たちにお願いをして、将来的にはあちらこちらに民間人校長さんがいらっしゃいますので、その実態、実績などをよく調べて、将来的には検討することも可能だということでお話ししました。
 ただ、三鷹市のそばのある区に有名な校長先生がいらっしゃいますけれども、そこの学校の教育委員会のほうに伺いましたけれども、学校選択制をとっているということで、有名な校長先生が来ましたので、たくさん子供が集まってきた。はじめは8クラスだったんだけれども、十何クラスになってしまった。民間人の校長先生が来る前までは、子供が集まる前までは、学力の平均点で言えばわりと高かったんだけれども、子供がたくさん集まってきて下がってしまった。だから、つまり学校選択制というのは、いわゆる勉強ができる子ばかり集まるというんじゃないということですね。これはそちらの教育委員会の話ですけれども。
 ですから、いろいろな子が集まってきますから、その中での平均点ということになると結局下がるということで、これは民間人校長先生の実力のバロメーターということではないとは思いますけれども、そんなことも聞きますし、また、そういう方を迎えるに当たって一定の環境整備をしているんですね。教員も力のある教員を入れたり、副校長もそれなりの実績を持った副校長を呼んだりということで、体制を整えてお迎えする。でもそういうあり方というのは、果たしてどうなんだろうと。
 つまり簡単に言えば失敗をしないように整えてやっているわけでしょうけれども、そういうことまでして民間人の方を入れる必要があるのかと、私などは思っていますけれども、必ずしも企業のマネジメントがすばらしいから、スクールマネジメントもすばらしい、イコールだとは言い切れないところがありますからね。これは議場では申し上げませんでした。
 それから学力調査で、これは本市でもやっていますし、また東京都もやっていますし、国もこの間、4月にやったんですけれども、これを公表する気はないかということですね。結論から言うと公表しないということなんです。学校ごとのランキングをつけて、競争させて頑張らせるという手法は本市はとっていないということで、お話をしました。
 それから南京事件の問題がありまして、多分ご質問者は南京事件についての、いわゆる虐殺された人数について、日本全体で不当に多く理解されているのではないか、歴史的な事実としてはもっと違うのではないかというお考えのもとに、今の使われている教科書について問題があるのではないか、そういうお立場のご質問だったと思います。
 ですから私のほうでは、検定教科書の仕組みについてまずお話をして、つまりこれは国が定めているということで、学習指導要領があって、それをもとにして検定の専門家の方がいらっしゃって、そして、妥当な歴史的な事実、歴史認識について、教科書として妥当な内容を書かれているということでありまして、そういうものを前提にして検定がなされていますから、教育委員会のほうで教育委員の皆さんがいろいろ議論をして、総合的に判断して教科書を採択したのだということで、結論的に言えば問題がないというお話をしました。
 あといろいろございましたけれども、再質問がなかったものですから、ちょっとお互いに一方的な話になってしまったのかなとも思いますけれども、ただどちらにしても、歴史認識について、ああいう議会で議論する問題ではないのではないかと思いますので、結果的には結構だったと思っております。
 文教委員会や決算についてはまだこれからでありますので、そのことにつきましては、次回報告させていただきたいと思っています。
 以上です。

岩下教育部長

 報告をさせていただきたいと思います。
 昨日からきょうにかけて台風9号が日本に上陸しまして、教育委員会としましては、6日に後藤指導室長名で、台風9号の接近及び通過に伴う児童生徒の安全確保についてということで、文書を各学校に通知をいたしました。
 6日の段階の対応は、第一小学校が2時30分に下校、第二小学校が学年でまとまって下校、中原小学校では水泳記録会を中止したということ、東台小学校では補習の中止、第二、第五、第六中学校では部活動を中止したということで、安全対策のために早めに下校したというところもありますし、通常どおりというところもございました。
 本日7日につきましては、小学校で通常どおり学校を始めたというところが3校、そのほかは1時間から2時間おくれで児童が登校したという状況です。中学校につきましては通常どおりの学校ということであります。
 学校の関係の施設につきましては、雨漏りが8カ所、廊下の部分ですとか、教室の部分とか、給食室の天井等々であり、応急処理を直ちにしたところでありまして、教育活動には特に今のところ支障は出ていない。あとは校庭に植えてある樹木の枝が若干折れたりしたという報告が来ております。
 それから、生涯学習関係のスポーツや社会教育関係の施設については、特に被害は生じておりません。大沢の野川グラウンドも野川からの越流はなく、使用は続けることができるという状況です。
 それから、小学校の開始がおくれましたので、前日から学童保育所につきましては、朝8時半から開始するということで、合計で208名の学童の方が学童保育所のほうに、保護者の方の見送りつきで見えまして、学校が開始されて学校のほうに行くという対応をしまして、こちらのほうも事前の準備どおり対応ができております。
 児童生徒の事故でありますとか、施設上の問題があって学校運営があるというところは、今のところ生じておりませんので、以上報告させていただきます。

竹内総務課長

 それでは、一般報告に移らせていただきます。
 総務課は10ページです。行事実績等報告でございますが、お手元に配付しておりますけれども、19日に「みたかの教育」を発行いたしました。
 24日、東京都市町村教育委員会連合会の第2回理事会と理事研修が行われまして、寺木職務代理者にご出席をいただいたところでございます。理事研修については、教育関連法規の改正に関する研修ということで、お手元に資料を配付したところでございます。
 それから11ページでございます。行事予定等報告でございますが、9月3日から10月1日まで市議会が開催される予定でございます。
 文教委員会につきましては、来週の11日火曜日、それから、12日水曜日につきましては、にしみたか学園への視察が予定されているところでございます。
 以上でございます。

新藤総務課総務・教育センター担当課長

 教育センターです。お手元の12ページ、13ページに記載のとおりです。
 それから別紙で、両面印刷1枚の夏休み期間中の事業等をまとめたものがございます。
 1つは、教員向けのコンピューター研修。こちらはほぼ例年どおり、どうしても一部の科目に申込みが集中するようなことがありますが、ここに参加された方には、大変好評でありました。
 2番目の科学発明教室は、この後5回、6回があり、Cコースの6回目は2月までかかりますが、ここまでの間、各コース4回ずつ行われました。今年は3回目と4回目が新しい企画で、天文台での星の話題、それから、ネットワーク大学と協力をして、キットなんですが、手づくりのロボットをつくるという取り組みをしました。大変子供たちも喜んで活動に参加しています。
 裏面側は申込みの状況です。毎年非常に人気が高くて、今年度は1コース増加をしましたが、相変わらず2倍以上の申込み倍率になっています。
 それから親子郷土教室なんですが、開催予定日の7月31日の前2日間、夕方雷雨がありまして、野川の川の様子を見ようという企画だったんですが、河川管理者である北多摩南部建設事務所から、安全上、入らないでくれということがありまして、残念ながら中止ということになりました。
 以上をご報告いたします。

若林施設課長

 続きまして施設課でございますけれども、14、15ページでございます。
 行事実績、行事予定は記載のとおりでございます。
 特に今回は夏休み期間の工事がありまして、夏休み工事につきましては、無事終了いたしました。まだ残っている工事もありますけれども、安全第一に考えて事業を進めたいと思います。
 以上でございます。

「平成19年第9回教育委員会定例会会議録(2)」へ続く

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