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平成19年第9回教育委員会定例会会議録(3) 

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2008年6月1日 最終更新日:2009年10月2日

平成19年第9回教育委員会定例会

日程第2 教育長報告

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

秋山委員

 同じく幼保小連携についてですけれども、報告書の中の連携推進スケジュールに先進市視察とありますが、その視察で得られた情報を教えていただきたいということと、それから、これは書いてあるのかもしれませんけど、この幼稚園・保育園の間の年齢の子どもたちにはとても保健が関係していると思うんですけど、この検討の中で保健とのかかわりについては何か議論されたかどうかということと、それと、19年度モデル事業の中なんですけれども、就学に向けた相談アドバイザーの派遣と書いてあるんですが、それはどういう職種の人をイメージされているかということを教えてください。

石渡学務課長

 視察につきましては、実際に視察に行ったものに報告させてよろしいでしょうか。

廣瀬委員長

 はい、お願いします。

嶋崎学務課主査

 視察のほうは2カ所行かせていただきました。1カ所は佐賀県佐賀市、こちらは既にもう幼保小連携のプログラムをつくっておりまして、それを参考にさせていただきたいということで伺ったところでございます。
 その内容につきましては、いわゆる小学校の教科と、幼稚園・保育園の生活の中で経験しているものがどういうふうに結びついていくのか、ある意味で学校の前倒しということではなく、幼稚園・保育園の生活の中で身につけていく基本的な生活習慣等も含めた、そういった遊びの中の経験というのが、将来的にはこういう形で、数の問題や言葉の問題などに結びついていく、そういったことを幼稚園や保育園、また小学校の教員がお互いに理解することによって、もう少し指導内容を歩み寄ることができるということをベースにしながらプログラムをつくり、3年目だということで、実際に授業風景も見せていただいたところです。
 この内容につきましては、教育ビジョンに示されていますプレスクールの内容にまさにマッチする内容ではないかということで、今後この幼保小連携のプログラムづくりの中で、ぜひ検討を進めていきたいと思っているところでございます。
 もう1つは豊中市に行かせていただきました。こちらは幼稚園・保育園のいわゆる事前協議会が非常に進められているところでございまして、昭和54年から会議が進められていると伺ってまいりました。
 率直なところ、担当の方にお話を伺いますと、最初は大変熱心だったんですけれども、このところちょっと脱線になってきてしまいましたので、改めて幼保小の連携というところで見つめ直しをしています。豊中市も大変大きな自治体でございますので、市内をブロックに分けて、各ブロックの実態に合わせた幼保小の内容をその中で検討し、各ブロックごとの実施内容を、今度は総合的な発表会ということの中で相互交流をしていく、そこでさらにお互いに切磋琢磨して、幼保小の連携を深かめていきたい、そういった組織づくりをもう長年も続けていらっしゃっているということを伺ってきました。
 この検討会議の実施内容の中におきましては、三鷹市では7つの中学校区を単位にいたしまして、小中連携がもう既に進められておりますので、そこに幼保も含めた幼保小中という形でのブロックの中の幼保小中の連携が進められるような、そういった組織づくりを進められるということの勉強をさせていただいたところです。
 三鷹市もこの16平方キロの中ですが、かなりいろいろと地域の特色がございますので、そういった特色を生かした連携というものが、今度は実務者会議という形で内容を進めていくことになりますけれども、その中で検討を進めていただけるとありがたいと思っているところです。
 以上でございます。

廣瀬委員長

 ありがとうございました。

石渡学務課長

 あと2点についてですけれども、保健とのかかわりということでご質問いただきましたけれども、特に保健とのかかわりとしましては、保護者に対する事業ということで、この3点目のご質問ともかかわるんですけれども、3点目のアドバイザーにつきましては、本編の8ページに、(2)就学に向けた相談ということで、今年度実施するというふうになっておりまして、その中ではアドバイザーは園長や校長経験者、また発達についての専門家などを幼稚園や保育園に派遣して、保護者の方のご相談を受けるというふうに考えているところでございます。その中で、保健に関する、発育、発達に関する部分ということで、ご相談も承れるのかなと考えております。

秋山委員

 視察の佐賀のプログラムは大変興味がありますので、ぜひどこかで紹介していただきたいと思います。
 それから、豊中の幼保小の連携なんですけれども、三鷹は全部私立の幼稚園になっていますけれども、保育園の場合は公立と私立と無認可と多彩です。公立だけでの連携でモデルスタートはするでしょうけれども、そのあたりの全部の連携というところも視野に入れて進めていっていただけたらなと思います。
石渡学務課長

 保育園につきましては、当面公立、公立といってもちどり子ども園は公設民営になりますけれども、公立の保育園が中心になっていますけれども、この報告書につきましては、先ほどもご説明しましたように、民営の保育園にも園長会がございますので、そちらのほうに伺いまして、園長会のほうでご説明をさせていただいたりして、ご協力いただければと思っております。
 私立幼稚園につきましても、同じように園長会の中で報告させていただく予定をしているところでございます。

秋山委員

 無認可の保育園には園長会などはございませんので、そちらにも情報提供をよろしくお願いしたいと思います。

石渡学務課長

 こちらのほうにつきまして、一園ずつ保育園を回るというのもなかなか難しいので、まずは情報提供という形で、こういう事業をやっていますということでご案内させていただければと思います。

廣瀬委員長

 よろしいですか。

秋山委員

 はい。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

寺木委員

 3点。私もこの小中一貫の中での幼保小の連携というのにとても関心を持っていますし、これから大切なことだと思うんですが、きょう突然読ませていただいて、まだ理解できないところもたくさんありまして、もしできれば、家に帰りまして読ませていただいて、また次回のときに疑問に思うところを質問させていただいてよろしいでしょうか。
 それと2つ目ですが、三鷹市子どもコミュニティ推進計画を読みまして、この中には子どもの居場所をつくろうということで進められていくんだと思いまして、大切なことだと思うんですが、PTAの方とはどういうかかわりを持っていくのか。多分この事業の中にはPTAの方は欠かせないメンバーではないかと思いますので、そこのご説明を1つ。
 それから3つ目ですが、武蔵野の森公園を整備されるということで、いいことだと思うんですが、以前、とても交通の便が悪くて、なかなか市民が気楽に利用するにはちょっと大変な場所だったのですが、最近のここに行くための交通事情をお聞きしたいと思います。
 以上、3点です。

深谷生涯学習課長

 生涯学習課でございますけれども、子どもコミュニティの推進対策の中のPTAについてですが、実際、地域子どもクラブの実施委員会は、ほとんどの学校がPTAの中の1つの組織というふうになっていて、また別組織のところもありますが、いずれにしましても、学校のことを抜きに、あるいはPTAの方を抜きにこの地域子どもクラブという事業は進みませんので、そういう中でPTAとの関係もできております。また、関係者連絡会の中で、当然学校長も入っていますが、そういう中でPTAの方も含めた連絡会というのが考えられますので、そういう形でPTAとの連携ということを考えております。

中田スポーツ振興課長

 大沢総合グラウンドにつきましては、交通状況はあまり改善されていませんで、大沢コミュニティセンター行きのバス等が小田急バスではあると思いますけれども、あとにつきましてはコミュニティバス等で、巡回のバスで行くという形になります。ここには駐車場が約三百八十台分ありまして、そういう意味で駐車スペースを大きくとってありますので、利用の方は駐車場を利用していただくということで、そういう意味ではあまり変わっていない交通状況になっております。

寺木委員

 コミュニティバスが運行されているようなんですが、それはどういう経路で動いているんでしょうか。

岩下教育部長

 正確ではないかもしれませんけれども、天文台の前の通りがありますね。あれをずっと南へおりていきますとグラウンドのほうへ行きますので、そちらの前は通っていると思います。ですから、武蔵境あるいは市役所から乗っていけるようにはなっていると思います。
 私もこの前、課長と一緒に回ったんですけれども、平日でしたけれども、グラウンドで野球をやっていらっしゃいまして、テニスコートも結構使っていらっしゃるんですが、やはり交通手段は乗用車でしょうか。結構広い駐車場があるんですが、結構入っておりまして、やはりあちらにみんなと一緒に車というのが一番多いかなとは思います。

寺木委員

 現状は理解できました。
 コミュニティ運営委員会のところでも質問させていただきたいんですが、質問といいましょうか、多分これは課長がおっしゃるようにPTAの方々の協力なしには進められない事業だと思うんですが、ぜひPTAのほうにもこういう動きの説明をよろしくお願いいたします。

深谷生涯学習課長

 毎月定例的にPTA連合会、各学校の会長さんが集まる会があるんですが、そういう中できちんと説明していきたいと思います。

寺木委員

 よろしくお願いします。
 以上です。

磯谷委員

 きょうの内容とは関係がないんですけど、指導室に対するご質問になるかもしれませんが、今、夏休みが終わって9月にまた授業が始まるころですが、先日報道されていたんですけれども、都内でも幾つかの自治体では夏休み終了の日を繰り上げてといいますか、授業日数などを確保するためにやっているところが少なくないという報道もあったと思うんですね。このあたりについては、三鷹では、まず学校現場のほうから何かそういった点について声が上がっているのか、あと、必要性についてはどういう認識でいればいいのか、そのあたりをご質問させていただきたいと思うんですけれども。

後藤指導室長

 確かに都内の幾つかの区と市におきましては、区市の管理運営規則を一部改正しまして、夏休みの始まる期間あるいは終わる期間の日にちを多少柔軟にできるような取り組みをやっているところもございます。そこで授業時数の確保ということもやっておりますが、三鷹市の場合には、授業時数の確保というところでは、逆に例えば始業式のとき、あるいは短縮を減らすという形で各学校努力をしているところです。
 さらに三鷹市の場合には、夏休みに学習教室や補習教室など、子どもたちが選択をして、みずから来るような学習の講座を開いて取り組んでいますので、むしろそちらのほうが充実しているかと思います。
 そして今後の方向性ですが、今、学習指導要領の改訂が行われております。また、先日の報道では授業時数の10%増なども言われておりました。そういった中で、総合的に今後は見て考えていかなければいけないととらえているところでございます。
 以上です。

磯谷委員

 現場、つまり学校の教えるサイドあるいは保護者のほうから、特段今のところは何か声が上がっているわけではないんですか。把握されている範囲で結構ですが。

後藤指導室長

 私どものほうに直接は今のところございません。学校からもそのような声を聞いているという報告はございません。

磯谷委員

 わかりました。

寺木委員

 先日のニュージーランドの中学生の報告会で、14名のうち男子が2人しかいなくて、あと12名が女子という状況だったんですが、2人の男子の方がとてもいい報告をしてくださって、中学生ですと、どうしても女子のほうが少し年齢的に成長が早いものですから、ある基準をもって選ぶとそのような結果が出るのかもしれませんが、もう少し男子の数も増えるとバランスがいいんじゃないかという感想を持ちました。

秋山委員

 今回のような台風の際に、学校が休校になるとか、早退になるとか、そういうのをある市町村では携帯やインターネットのホームページでさっと家庭で見れるようになっているところもありますね。三鷹は今どうなっているんでしょうか。

岩下教育部長

 三鷹のやり方は文書ですね。6日の段階で文書を使いまして、各家庭にはこういうふうになるかもしれませんということを連絡をして、あとは連絡網を使ってやっているということだろうと思います。

後藤指導室長

 現状につきましては、昨日、各学校におきまして、児童生徒を通して保護者に、あしたの対応については、例えば朝6時半の段階で判断し、連絡網でお知らせしますという形の文書を家庭に流して知らせているところです。

秋山委員

 各個人は、岩下部長がおっしゃったように、電話連絡網を使われているんですか。

後藤指導室長

 そのとおりでございます。

秋山委員

 朝の電話連絡網って非常に大変だと思うんですね。実際に休校かどうかというところで朝判断しないといけないので、もしできれば、ホームページや携帯サイトでも見られるようなものをつくっていただいて、そういうサイトなどを利用できないかご検討いただければいいかなと思います。

岩下教育部長

 現状は、各学校長の判断で、先ほども言いましたように、各学校で若干対応が違っています。そうなりますと、学校のホームページを使ってやらないと、それぞれのご家庭から見れませんので、そういうのが実際にできるかどうか、これから検討をしてみたいと思います。

秋山委員

 近隣でやっているところもありますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。

深谷生涯学習課長

 正確ではございませんが、学校のホームページを見て問い合わせが来て、今、部長が言ったように、学校によってはそういうことをきちんと流しているところもあるかと思います。

廣瀬委員長

 でしょうね。ということは、システム的にできるのであれば、各学校でやっていただくというのがいいと思いますね。

岩下教育部長

 いろいろ検討しないと、なかなか難しいと思いますが、文書しか手に入らないという方もいらっしゃるでしょうし、電話だけという方もいらっしゃると思いますので、今のところ、保護者のほうからそういう強い要望はまだ聞いておりませんが、改善に向けて検討いたします。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。
 なければ、これで日程第2教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成19年第9回教育委員会定例会を終了いたします。どうもありがとうございました。

午後3時13分 閉会

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