ここから本文です

平成19年第6回教育委員会定例会会議録

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2007年12月14日 最終更新日:2009年10月2日

平成19年第6回教育委員会定例会

開催年月日

平成19年6月1日(金)

出席者(5名)

委員長 廣瀬正宜
委員 寺木幸子
委員 磯谷文明
委員 秋山千枝子
教育長 貝ノ瀬滋
欠席者(0名)

出席説明員

教育部長・調整担当部長 岩下政樹
総務課総務・教育センター担当課長 新藤豊
施設課長 若林俊樹
学務課長 石渡裕
指導室長 後藤彰
指導室教職員担当課長 工藤信行
指導室小中一貫教育推進担当課長 岡崎安隆
生涯学習課長 深谷澄夫
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備担当課長 中田清
社会教育会館調整担当課長 狩家雅昭
図書館長 若林寛
図書館図書館システム担当課長 大島克己
指導室統括指導主事 川崎知已
三鷹市教育委員会事務局職員副参事 海老澤博行
主事 直川佳裕

議事日程

平成19年6月1日(金)午後2時開議

  • 日程第1 議案第42号 三鷹市教育支援プラン(三鷹市特別支援教育推進計画)について
  • 日程第2 議案第43号 三鷹市社会教育委員の委嘱について
  • 日程第3 議案第44号 三鷹市公民館運営審議会委員の委嘱について
  • 日程第4 議案第45号 三鷹市立図書館協議会委員の任命について
  • 日程第5 教育長報告

午後2時5分開会

廣瀬委員長

 それでは、ただいまから平成19年第6回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は秋山委員にお願いいたします。
 では、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。

 日程第1議案第42号三鷹市教育支援プラン(三鷹市特別支援教育推進計画)について

廣瀬委員長

 日程第1議案第42号を議題といたします。

(書記朗読)

廣瀬委員長

 それでは、提案理由の説明をお願いいたします。

石渡学務課長

 それでは、三鷹市教育支援プラン(案)に対するパブリックコメントも実施しておりますので、これをご説明しながら議案の説明をさせていただきます。
 お手元にパブリックコメントの意見に対する回答とプラン(案)の修正部分を掲載したA4の横の表がございます、こちらと、お手元に三鷹市教育支援プランの本編をお配りしてありますので、本編と両方を見ていただきたいと思います。
 まず、パブリックコメントでございますけれども、この3月16日から4月25日まで実施いたしまして、32名の個人の方、3団体、合計121件のご意見・ご要望をいただいたところでございます。その中で重なっている意見等もございましたので、集約をさせていただいたところ、41件につきましてこのパブリックコメントの回答ということでお示ししているところでございます。
 まず、パブリックコメントの回答のほうをご説明させていただきます。あわせて、修正部分につきましては、本編をお開きいただきたいと思います。
 まず、「宣言」でございます。本編を開いていただきますと、1ページ目に「三鷹市教育支援プランは」という宣言がございますが、この中に、心豊かな次代を担う人、人間形成の教育が必要である、というご意見をいただきまして、「心豊かに育っていくことを」ということで、「心豊かに」という言葉を追加したところでございます。これが「宣言」のところで追加修正させていただきました。
 次に、「教育支援という名称」ということで、「特別支援教育」という名称が一般的ならば、それを使ったほうがいいのではないか、一本化したほうがよいのではないか、というご意見をいただいております。
 それにつきましては、教育委員会として、一人ひとりのニーズに合った教育支援を「特別」なこととしない三鷹市の理念をあらわす文言として「教育支援」を通称名としていきます、とお答えしているところでございます。
 主だった意見とその回答を説明させていただいておりますけれども、次に「教育ビジョンとの整合性」ということで、教育ビジョンは0歳から15歳までとなっているが、教育支援プランにつきましては0歳から18歳と記載されているけれども、その違いは何か、というご意見でした。
 教育ビジョンにつきましては、義務教育段階の教育の充実を論じておりますけれども、教育支援プランにつきましては、就労や生涯支援の継続のため0歳から18歳としております、とお答えしているところでございます。
 また、「児童・生徒に培う力」ということで、下から2つ目の枠でございますけれども、周囲の支援を受け入れることができる力を育てることが必要だが、周囲の仲間を受け入れる力を多くの児童・生徒、地域、大人が持つことが必要である、というご意見をいただきました。
 これにつきましては、本編を開いていただきまして19ページになりますけれども、「特別な支援を必要とする児童・生徒への支援」の(1) 個別指導計画・個別の教育支援計画の充実のア 通常の学級における児童・生徒への支援、この項目の中の最後に、「また、通常の学級においては発達障がいの傾向を有する児童・生徒が一人ひとりの必要性に応じた支援を受けることについて、周囲の児童・生徒が理解した上でともに過ごすことができるようにしていきます」という文言を追加しております。
 次のページをお開きください。2ページ目でございます。一番上、本編の15ページの部分でございますけれども、「教育支援学級の現状把握」ということで、これには具体的な児童・生徒数が出ていないけれども、載せるべきである、ということでありました。
 これを、教育支援プランをつくるもととなりました検討委員会の報告書に具体的な平成18年度の心身障がい学級、現在の教育支援学級の固定の数の表がございましたので、資料編、こちらは本編の43ページでございますけれども、資料として追加して掲載しているところでございます。この表につきましては、検討委員会の報告書と同じ数字が載っているところでございます。
 次に、このページの真ん中よりちょっと下ですけれども、「教職員研修の充実」ということでご意見をいただいております。実態把握を正確にできる教員の育成が急務である、というご意見もありまして、三鷹市教育委員会と三鷹ネットワーク大学との共同企画事業「みたか教師力養成講座」「みたか教師力練成講座」で育成を図っていきます、とお答えしているところでございます。
 次のページ、3ページ目をお開きください。一番上の項目でございます。小・中一貫教育についてのご質問がありました。各中学校区に小・中それぞれ1校ずつの固定・通級が必要ではないかと。そうでないと、小・中一貫教育を教育支援学級で実行していくのは困難ではないか、というご意見でございます。
 これにつきましては、当面、教育支援学級については三鷹市内で小・中一貫教育が図れるようにしていくということで、小学校と中学校の教育支援学級の9年間の継続した指導・支援をできるように、小・中の中で教員も含めて連携・研究をしていくと答えているところでございます。
 また、小・中学校の連携が不安だということのご意見があります。小学校の担任が中学生を、中学生の担任が小学生を見ることができるかということでございますけれども、こちらにつきましても、教職員の研修を行いながら小・中教職員が支援方法や教材の活用方法の情報の連携等ができるようにしていきます、とお答えしているところでございます。
 このページの真ん中あたりにございますけれども、「教育支援学級の設置」ということで大規模化の解消をどうするのかというご意見でございます。1つは、小学校の固定制が少なくとも、市ではあと2校必要だということ、また、七中に固定制が必要ではないか、四中学区には小学校の教育支援学級が必要ではないかというふうになっておりますけれども、これに対するお答えとして、現在進めております第3次三鷹市基本計画の第2次改定作業の中で教育支援学級の計画的設置を検討してまいります、とお答えしています。
 このページ、下のほうでございます、「教育支援ボランティアの育成」のご意見がございました。教育ボランティアにつきましては、専門家による人材育成が必要であるとか、退職教職員の活用も検討してはどうか、また、四小や東台小のスクールサポーター制度等、地域の特性を理解して参加する人材を育成したい、というようなご意見でございました。
 1つ目の意見につきましては、三鷹市教育委員会と三鷹ネットワーク大学との共同企画事業で行う学校支援者養成講座で、今年度はまず教育ボランティアを養成し、今後、教育支援も視野に入れて検討してまいります、とお答えしました。また、全体のボランティアの育成につきましても、取り組む体制を検討していきます、と答えているところでございます。
 次の4ページ目をお開きください。
 上から3つ目、「私立幼稚園への支援」というご意見もいただいております。私立幼稚園につきましては、ハピネスの専門指導が受けにくいというご意見がございまして、こちらにつきましては、教育と福祉部局の連携を通して充実を図れるよう検討してまいります、とお答えしました。また、幼稚園教諭の資質向上と応援体制が必要であるという意見につきましては、ネットワーク大学等での研修体制を充実していくよう検討する、また、私立幼稚園の支援体制について、現在、「三鷹市における幼稚園・保育園と小学校との連携検討委員会」を実施しておりますが、ここにおいても検討してまいります、とお答えしております。
 最後に、モニタリングシステムについてご意見をいただきました。モニタリングシステムをする三鷹市教育支援推進委員会(仮称)の委員に保護者代表の方が参加する必要があるということでございました。こちらにつきましては、いただいたご意見を踏まえて検討してまいります、とお答えしているところでございます。
 以上が、パブリックコメントにおける主な意見と、それに対する回答でございます。
 なお、この修正の部分を追記しました残り、ほかの部分につきましては、先日、パブリックコメント前に教育委員会にご報告した内容と同様でございます。
 私からは以上でございます。

廣瀬委員長

 以上で提案理由の説明が終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

磯谷委員

 このパブリックコメントに対する回答の中で、3ページの26、3ページの一番上のところで、小・中一貫校に関して、要するに小・中一貫教育を推進するのであれば、固定制の学級と通級制の学級が小・中それぞれ1校ずつ必要である、そうでないと小・中一貫は困難であるという話があって、それに対する教育委員会の答えは、当面は、教育支援学級については三鷹市内で小・中一貫教育が図れるようにしていきます、というのは、趣旨がかみ合っているのかどうかがよくわからないんですけれども。

石渡学務課長

 ご質問は、1つの中学校区の中に、小学校の例えば知的固定、中学校の知的固定というのがないと、中学校区ごとの一貫した、いわゆる現在進めております小・中一貫教育校が教育支援学級でも図れないのではないかというご質問でございます。
 これに対しまして、もちろん理想的には各中学校区にすべてあるのがいいと思いますけれども、当面、現状の中では、物理的にもちょっと小学校のほうに固定がつくりにくいという状況もございますので、今ある小学校の固定なら固定の教育支援学級と、中学校における例えば第一中学校ふじみ、今度、四中にもできますけれども、その教育支援学級との連携をもっと密にして、小学校から中学校への一貫したカリキュラム、もしくは支援・指導の方法をもっと煮詰めていかなければいけないだろうと。当面はそういうような形で小・中一貫しての連続した教育を進めていきます、とお答えしているところでございます。

磯谷委員

 そうすると、ここに言う小・中一貫教育とは、いわゆる三鷹市でやる中学校区域を前提にしたものとは違いますよね。

石渡学務課長

 将来的にはそういう方向を目指したいと思います。

磯谷委員

 わかります。そうだとすると、三鷹市内で小・中一貫教育が図れるようにしていきます、と言うと、その「小・中一貫教育」という概念は、我々は中学校区をベースにして2つの小学校から中学校に上がってという、ここをやっていこうというふうにやっているじゃないですか。それと混同してしまうと思うんですよね。
 だから、おそらく理想論としては、中学校区で全部賄えればいいけれども、当面、なかなかいろいろな事情で難しいから、実際に行った中学校とはしっかり連携していくように努めていきますという、そういう趣旨の答えになるんじゃないかと思うんですが、いかがですか。

石渡学務課長

 それでは、「9年間を通した連携した教育を進めてまいります」みたいな文言ではいかがでしょう。

岩下教育部長

 今、学務課長のお答えしましたように、三鷹市が通常お話ししている小・中一貫教育校の制度と今回のこちらのほうは、ちょっと表現の内容が違いますから、同じように「小・中一貫教育が図られるようにしていきます」の前に文言を追加しまして、「市内全体で」というような形ではっきり修正して回答するようにいたします。確かに「小・中一貫教育校」だけここに表現があると、市内でということだけですから、ちょっと混乱するかもしれませんので、明確にここは改めて回答するというふうにしたいと思います。

磯谷委員

 よろしくお願いします。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

秋山委員

 今の磯谷先生の発言に伴うんですけれども、例えば各校区に通級・固定とかが1つずつあるとすれば、その通級の仕事は、その校区の子どもたちの面倒を見る、そういうふうな役割にはなれないのでしょうか。固定は固定というふうに、固定は固定同士、通級は通級同士というふうにしていくのか、あるいは、その校区の中に通級があれば、そこにいる子どもたちの支援をするというふうに考えていけば、各校区に固定・通級が必ず1個ずつないといけないということにはならないのではないかと思うのですが。

石渡学務課長

 今、秋山委員がおっしゃったような意味合いでこのプランもつくっておりまして、教育支援学級の教員が通常の学級の教員への支援・指導、もしくは、できれば児童・生徒に対する支援・指導につきましても行っていくような形で、今後、研修等を進めて、教員のスキルアップを図っていきたいと思っているところでございます。

廣瀬委員長

 この項目に関して言うと、意見概要のほうもちょっとわかりにくいんですね、ここだけ読むと。2行目の「小・中にそれぞれ1校ずつ必要である」というところが、「小・中」というのは1つの固まりとして、つまり1校区と考えるか、中学校区と考えるのか、小学校と中学校に1つずつというと、何か2つずつ、4つになってしまうというような感じもしないでもない。

石渡学務課長

 それにつきましては、確かに「小・中」の前に「各中学校区に小・中それぞれ1校ずつ」という、そういうような意味合いのご意見でございました。それもつけ加えさせていただきます。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

磯谷委員

 全体の中で教育支援コーディネーターという言葉が出てきますが、教育支援コーディネーターの役割は、もう言わずもがなということなのかもしれませんけれども、私がちょっと読んだ限りは、あまり何か教育支援コーディネーターはこういうことをするんですよということが必ずしも書いていなかったように思ったんですけれども、いかがでしょうか。

石渡学務課長

 23ページをお開きいただますと、教育支援コーディネーターの育成という項目がございます。
 教育支援コーディネーターにつきましては、現在、平成17年からコーディネーターを各校に配置していまして、17、18、19と3年目になるので、各学校においてはコーディネーターの役割は認識されているだろうという前提もありまして、検討委員会の報告書にはコーディネーターの役割について書いてありますけれども、こちらにつきましては、実施計画というプランでございますので、育成をどう図るかということで記載させていただいたところでございます。

磯谷委員

 よくわかっている方からすると、もうそんなことはよくわかっているよという話になるのかもしれませんけれども、市民の皆さんに明らかというほどでもないのではないかと思いますし、できれば、特別支援コーディネーターは何をするのかというところはどこかで説明があったほうがいいですね。例えば、今ご指摘いただいたところも、教育支援コーディネーターの役割を明確化すると書いてあるわけですけれども、そこがどういう役割なのかというところが必ずしもよくわからないんですね。だから、ほかを参照すればいいかもしれませんけれども、これを見る限り、いま一つわからなかったというのが正直なところでした。

廣瀬委員長

 東京都における特別支援教育コーディネーターというものの教育支援コーディネーターという形ですよと、前のほうにこう書いてあるんですね。だから、東京都の特別教育支援コーディネーターというのがわかっていることが前提なんですね、これは。

石渡学務課長

 それでは、資料集に「教育コーディネーターの役割」ということで、一番最初に「コーディネーター」という文言が出てくるところにナンバーを打ちまして、「教育支援コーディネーターとは」ということで、こういうような役割がございますということで検討委員会報告書の文言を参考にしながら追記させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

磯谷委員

 それをしていただけるといいかなと思います。

廣瀬委員長

 市民にもわかりやすいでしょう。ほかにいかがですか。

寺木委員

 24ページのところで、もう少し知りたいと思ったのが、教育支援コーディネーターというものは年度目標でしょうけれども、何人ぐらい育てるのか、もう少し具体的に出していただきたいのですが。
 それから、特別支援教育の免許状の取得について教えていただきたいのですが、どういう形で取れるものなんですか。

石渡学務課長

 まず、教育支援コーディネーターでございますけれども、現在、最低、各校に1名ずつ、校務として配置をしているところでございます。学校によりましては、複数のコーディネーターを指名しまして、1名ではなかなか足りない場合、複数で対応するというようなことを検討しているところもあると聞いております。

後藤指導室長

 特別支援教育の免許状の取得でございますが、現在、特別支援学級に勤務する先生方あるいは通常学級の先生方が、一定の講座を受けて特別支援教育教諭免許というものを取るような形で、今、都は考えています。どの程度の回数でどのような期間というのは、まだ検討しているところですが、いずれ公表されると思います。

寺木委員

 わかりました。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがですか。

磯谷委員

 3ページの図と、それから2ページの一番下の2三鷹市教育支援プランの位置付けというところを読み合わせて、見比べてみると、この図自体が、この文章のところをうまくあらわせているのかどうかがいま一つよくわからなかったんですね。
 例えば文章のほうで、「本計画は、『三鷹市自治基本条例』と、平成17年3月に改訂となった第3次三鷹市基本計画との整合を図りながら策定された『三鷹市教育ビジョン』に基づき、一人ひとりのニーズに応える教育支援を推進するための施策の方向を定めたものです」というところですが、図のほうを見ますと、まず「三鷹市自治基本条例」があって、そこから矢印があって「第3次三鷹市基本計画」があって、そして、そこから「三鷹市教育ビジョン」という形で来ていますね。文章のほうは、条例と基本計画との整合を図って三鷹市教育ビジョンを策定した、というふうなことになると、例えば両方から矢印が来るのではないかとかとも思いますし、その下のところも、文章のほうでは「『三鷹市健康・福祉総合計画2010』や、これに基づき計画された『三鷹市次世代育成支援行動計画2010』等の健康・福祉分野の施策との連携が非常に重要であります」ということですけれども、こちらの図のほうでは、何か矢印になっているんですね。それは、矢印とは一体何なのかというところもあるんですけれども、要するに、それは根拠を示しているのか、影響を示しているのか、どういう趣旨でこの矢印が出てきているのかがちょっとよくわからないんです。何かフローチャートとは違うんですよね、きっと。

石渡学務課長

 一つには、時系列的な流れもありまして、「教育ビジョン」ができて「教育支援プラン」ができた。その前に「第3次基本計画」がございますので、「第3次基本計画」を受けて「教育ビジョン」「教育支援プラン」ができてきたということは、時系列の流れと同時に、もちろんその影響というのですか、例えば「健康・福祉総合計画2010」の中にも障がい児・者に対する支援というものが述べられておりますので、そこもこのプランをつくる際の根拠の1つとして位置づけてあるということも含めてこういうふうな形で図式化させていただいたところでございます。

廣瀬委員長

 解釈が難しいね。時系列だけでもない。

石渡学務課長

 上位から下位へという、上位概念というんですか。

磯谷委員

 でも、一番下に基本法がありますよね。

石渡学務課長

 これは支えられているというようなところ、法的な根拠というところでございます。

岩下教育部長

 横に「連携」とか入れて表記する書き方もあるんですけれども、市の普通の個別計画、教育支援プランも個別計画になるわけですけれども、それのもとになる市の考え方というのが自治基本条例・基本構想で、そこから基本計画をつくっているという流れですね、この部分は。それで、基本計画の大枠の計画に基づいて三鷹市教育ビジョンという教育分野のビジョンが1つできている。そして、基本計画の中にも障がい者福祉の分野の記述がありますので、それらについて健康福祉部で健康・福祉総合計画2010をつくっているということなんですね。で、その健康・福祉総合計画2010の中にも、やはり障がい者の、これは子どもからお年寄りまでの障がい者の、要するに障がい者福祉と、そのほかに住宅の問題ですとか、施設の問題ですとか、そういったものも入っている。そして、次世代育成支援行動計画の中にも、保育所の障がい児保育の分野も入っておりますので、それらを踏まえて三鷹市としては教育支援プランをつくったという流れなんですね。
 ですから、矢印だけで流れがこうきれいになっていますけれども、そういう意味では、横の連携みたいなのもあるかもしれませんけれども、それは省略してつくっている。特に教育支援プランについては、発達障害者支援法が下のほうの法的な根拠としてありますので、下のほうから矢印を書いているということなんです。ただ、教育基本法などはもっと上にあってもいいかもしれないと言われれば、そのとおりかなという気もしますけれども、事務局、あるいは検討委員会の中でも、あまりこの図については、磯谷委員が指摘されたような議論はなかったと記憶しておりますので、どこか横の矢印も考えたほうがいいということであれば、また工夫させていただきたいと思います。

「平成19年第6回教育委員会定例会会議録(2)」へ続く

このページの作成・発信部署

教育委員会 総務課
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811・9812 
ファクス:0422-43-0320

総務課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る