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国立天文台周辺地域土地利用基本構想策定に向けた基本的な考え方(案)(令和5年9月)

作成・発信部署:都市再生部 国立天文台周辺地区まちづくり推進本部

公開日:2023年10月26日 最終更新日:2024年1月31日

画像:国立天文台中心に、周辺地域を輪で囲った航空写真(拡大画像へのリンク)

守り×育み×集う 天文台の森 PROJECT

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 令和元(2019)11月、国立天文台より、今後の研究の継続・発展に向けた財源確保に資する同敷地の北側ゾーンの有効活用についての相談が三鷹市に寄せられました。国立天文台の周辺地域では、浸水予想区域に立地する羽沢小学校が、水害時には避難所として開設できないといった防災上の課題や、スーパーマーケット等が不足しており買い物が不便といった課題などを抱えています。

 貴重な国立天文台の緑を守るとともに、こうした地域課題の解決など、国立天文台敷地を中心とする総合的なまちづくりに向けて、令和2(2020)12月に「国立天文台と三鷹市の相互協力に関する協定」を改めて締結し、地域の皆様のご意見をお聴きしながら、令和4(2022)年6月に『国立天文台周辺地域土地利用基本方針』を策定しました。その後、『国立天文台周辺地域土地利用基本構想』の策定に取り組み、令和5年9 月に公表した『基本的な考え方(案)』では、羽沢小・大沢台小の移転による新しい小・中一貫教育校の整備をはじめ、国立天文台周辺のまちづくりの取組を「守り× 育み× 集う 天文台の森PROJECT」と掲げました。

 以下に概要をご紹介します。 

 『基本的な考え方(案)』の全文はページ下のリンクからご覧いただけます。

地域の共有地「おおさわコモンズ」                      

 国立天文台の森の保全・再生を基本理念とする「おおさわコモンズ」では、羽沢小学校と大沢台小学校を第七中学校と隣接する国立天文台敷地の北側ゾーンに移転し、小・中一貫した最先端の学びを実現する「天文台の森の学校」を中心に、施設全体を地域の共有地(コモンズ)と位置づけ、子どもから大人まで多くの世代が森の中に集う居心地の良いまちの交流の場と、地域の防災拠点を創ります。

画像:維持管理の一部に課題がある天文台の緑(拡大画像へのリンク)

緑の維持管理の一部に課題がある状況

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天文台の森の保全・再生

 本取組では、国立天文台の豊かな森を市民にとっても貴重な財産と位置づけ、「天文台の森の保全・再生」を基本理念としています。

 市が国立天文台とともに検討を進めている4.78haすべてを活用するわけではありません。活用する部分を極力小さくするとともに小学校等として活用する部分についても改めて緑化をしていきます。

 市が活用し、国立天文台と協力しながら保全・再生することにより、自然豊かな憩いの場となる森の屋外空間を創ります。

天文台の森の学校

 国立天文台の豊かな自然、ゆとりと可変性のある教室など良好な学習環境の中で、これまで以上に一体感のある小・中一貫教育の実現と、学校3部制のモデルとなる「森の学校」を創ります。

みんなが集うまちの拠点

 西部図書館も北側ゾーンへの移転を検討し、学校を含む施設全体を地域の共有地(コモンズ)と位置づけ、子どもから大人まで多くの世代が森の中に集う、居心地の良い交流の場を創ります。

命と暮らしを守る防災拠点

 地震・風水害等あらゆる災害に対応可能な防災の拠点と位置づけるとともに、在宅避難者に対する支援拠点としての機能の充実にも取り組みます。

羽沢小の将来的な跡地利用

 商業施設等の生活利便性を満たす施設の誘致による買物不便環境の解消や、野川の景観を活かしたカフェ等を検討します。

 将来的な土地利用転換後も、野川沿いの震災時の一時避難場所としての機能継続を検討します。

大沢台小の将来的な跡地利用

 誰一人取り残さない複線的な学びを支援するため、市内全域の子どもを対象に、子どもの個性に寄り添い、主体的で深い学びを実現する新たな教育と活動の場を検討します。

 不登校や、特定分野に特異な才能のある児童・生徒が、通常のカリキュラムにない学びができる仕組みの構築について、国立天文台とも連携のうえ検討します。

今後の進め方

 今後は、自然環境調査及び遺跡試掘調査の結果を反映し、最適な土地利用範囲を検討のうえ、『土地利用基本構想』の策定に取り組みます。

添付ファイル

国立天文台周辺地域土地利用基本構想策定に向けた基本的な考え方(案)

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このページの作成・発信部署

都市再生部 国立天文台周辺地区まちづくり推進本部
〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号
電話:0422-24-9266、0422-29-8349 
ファクス:0422-45-1271

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