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女性特有の身体の悩み

作成・発信部署:子ども政策部 子ども家庭課

公開日:2022年12月22日 最終更新日:2024年5月2日

女性特有の身体の悩み

尿漏れ・排尿障害

 産後や更年期には、排尿する意思がないのに何かのきっかけで尿が漏れてしまうことがあります。

産後の尿漏れ・排尿障害

 分娩時に膀胱や尿道が圧迫されたり、膀胱や尿道、子宮を支える筋肉がゆるみ、特に出産回数が多い女性では、腹圧がかかると尿が漏れることがあります。産後に、骨盤底筋を鍛えるエクササイズで弱った筋肉を回復させましょう。

更年期からの尿漏れ・排尿障害

 加齢とともに膀胱や尿道、子宮を支える筋肉がゆるみ、骨盤の中にある臓器がきちんと支えられないために起こります。妊娠・出産・肥満・閉経による女性ホルモンの低下などが主な原因です。

 また、他の病気が原因で脳と膀胱がうまく情報て伝達できていない場合や、精神的な影響でおこることもあります。

 女性ホルモンが減少してくると、膀胱の粘膜や括約筋も委縮します。そのために尿意を頻繁にもよおし、くしゃみやせきで尿が漏れたりすることがあります。不快で、持続するとがん陰部の炎症の原因にもなります。最近では、尿失禁用品も開発されているので活用してみてください。

性器脱・骨盤臓器脱

 骨盤の中には、子宮や膀胱、直腸などの臓器があり、それらは骨盤の底にある筋肉や筋膜、靭帯などの「骨盤底筋群」によって支えられています。出産回数が多い場合や、更年期以降の女性ホルモンの減少により、骨盤底筋群が緩んでくると、加齢とともに支えていた臓器が徐々に下がり、一部が膣の中に入り込み、さらに膣から体の外に出てくることがあります。このような状態を、性器脱あるいは骨盤臓器脱と言います。

 膣に違和感があり、触ると何か出ているような感じがします。排尿・排便障害、膣炎のどの原因になりますので必要な治療を受けてください。

性交障がい

 性交障がいは、精神的、身体的、物理的なことが原因になる場合があります。

 精神的な問題が原因の場合、性交に対する不安感や嫌悪感がもとになって起きるもので、レイプやハラスメントなどの被害にあってトラウマになったり、性に対する周囲からの情報が性を嫌うものにしてしまうこともあります。

 一方、身体的、物理的な問題としては、未経験者で膣口が極端に狭かったり、処女膜強靭などがあります。また、子宮内膜症で性交痛があることも原因となります。身体的なことが原因でも、本人のコンプレックスとなったり、パートナーに罪悪感を抱いてしまうこともあるので、心身両面からのアプローチが必要です。

女性の『やせ』

 多くの女性が持つ「やせ願望」やダイエット指向。実はその多くはやせる必要がないのに、偏った食生活を送ったり極端なダイエットを繰り返しています。特に若い女性の「やせ」は多くの健康問題のリスクを高め、思春期や妊娠期の低栄養問題は「次世代の子ども」の生活習慣病のリスクを高めると危惧されています。

 20歳代女性の「やせ」の割合は約20%であり、5人に1人がやせている現状があります。

正しい知識を身につけ、自身の適正体重を知りましょう。

Tokyo#女子けんこう部 気づかないうちに「やせ」の状態になっているかも!?

貧血

 誤ったダイエットなどによる偏った食生活は、鉄欠乏など潜在的な栄養不良のリスクを高めます。

 鉄欠乏やそれに伴う貧血は、だるい・疲れやすいといった自覚症状や発育障害などをもたらします。

鉄欠乏を防ごう

 貧血を防ぐには欠食せずに1日3食、バランスよく食べることが大切です。その上で、鉄を豊富に含む赤身の肉や魚、ほうれん草などの緑黄色野菜をしっかり食べ、鉄の吸収を高めるビタミンCなどを含む果物などを意識して食べましょう。

月経のある20~40歳代の女性では、鉄は1日に10.5mg摂取が理想的です。

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このページの作成・発信部署

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