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熱中症を防ぎましょう

作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課

公開日:2023年10月26日 最終更新日:2023年10月26日

熱中症の症状について

軽症として分類される熱失神(立ちくらみ)や熱けいれん(こむら返り)、中等症として分類される熱疲労(全身の倦怠感や脱力、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢等)のほか、最重症は熱射病と呼ばれ、高体温に加えて意識障害と発汗停止が主な症状です。けいれん、肝障害や腎障害も合併して死に至る場合もあります。

高齢者や子どもは特に注意が必要です

熱中症患者のおよそ半数が65歳以上のかたです。日中の炎天下だけではなく、室内でも、夜でも多く発生しています。

乳幼児は体温調節機能が未発達で、大人より体温が上昇しやすいため、保護者が配慮してあげる必要があります。また、児童・生徒では、学校での運動中に多く発生します。

熱中症予防のポイント

以下を参考に、場面に応じた対策を取ることが重要です。

暑さを避けましょう

  • 扇風機やエアコンで温度をこまめに調節しましょう。
  • 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用しましょう。
  • 外出時は帽子や日傘を着用しましょう。
  • 天気の良い日は日陰を利用しこまめに休憩を取りましょう。
  • 吸湿性・速乾性のある通気性の良い衣服を着用しましょう。
  • 保冷剤・氷・冷たいタオルなどで体を冷やしましょう。
  • 「熱中症警戒アラート」(後述)発表時には外出をなるべく控えましょう。

停電時など、エアコンが使えないとき

  • 日光を遮り、風通しを良くしましょう。
  • 濡れたタオル等を肌に当て、うちわであおぎましょう。
  • できる限り、冷房設備が稼働しているところへ避難しましょう。
  • 停電時の断水に備え、飲み水を備蓄しましょう。
  • 電力需給ひっ迫時には、浴槽やバケツに水を貯めておきましょう。

こまめに水分を補給しましょう

室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分・塩分を補給しましょう。

熱中症が疑われる場合の対処方法

万が一、身近にいるかたに熱中症を疑う症状がみられた場合は、以下のフローチャートを参考に落ち着いて対処しましょう。

救急車を呼ぶべきか判断に迷う場合は、東京消防庁救急相談センター(♯7119 携帯電話・プッシュ回線対応)が24時間年中無休で相談に応じてくれます。

画像:熱中症が疑われるときの応急処置のフローチャート画像(拡大画像へのリンク)

熱中症の応急処置(出典:厚生労働省)

(画像クリックで拡大 64KB)

熱中症警戒アラートと暑さ指数(WBGT)

熱中症警戒アラートについて

令和元年までは、気象庁の高温注意情報や環境省の暑さ指数等によって国民に注意が呼びかけられてきましたが、 令和2年度からは環境省と気象庁が連携して、より効果的な予防行動へ繋げるための新たな情報提供として「熱中症警戒アラート」が実施されることになりました。

環境省の公式ホームページ(外部リンク)リーフレット等(外部リンク)でも詳しくまとめられていますので、ご覧ください。

このアラートは、下記の「暑さ指数」の値が33以上と予測された場合に、気象庁の府県予報区等を単位として発表されます。 また、発表内容には暑さ指数の予測値や予想最高気温の値だけでなく、具体的に取るべき熱中症予防行動も含まれます。

熱中症警戒アラート発表時は予防行動を徹底しましょう!

  • 普段以上に、上記の「熱中症予防のポイント」を実践しましょう。
  • 熱中症のリスクが高いかたに熱中症予防行動の声掛けをしましょう。
  • 外出はできるだけ控えましょう。
熱中症のリスクが高いかたとは…
  • 高齢者
  • 子ども
  • 持病のあるかた
  • 肥満のかた
  • 障害のあるかた 等

環境省のリーフレット(外部リンク)で詳しくまとめられていますので、ご覧ください。

メールやLINEでもアラートが受け取れます

以下の媒体を通じて、市民のかたが直接アラートを受け取ることが可能です。

メール

環境省・気象庁が発表する熱中症警戒アラートの情報を、パソコン、スマートフォン及びフィーチャーフォンにて、メールで受信できるサービスが無料で利用できます。 (情報取得にかかる通信料(利用登録、ホームページの閲覧、メール送受信時に発生する料金)は利用者の負担となります)

詳しくは、環境省の公式ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

LINE

環境省は、令和27月にLINE公式アカウント「環境省」を開設し、熱中症予防対策の情報配信を開始しました。 お使いのスマートフォンなどのLINEアプリでアカウントを友だち追加すると、 熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を受け取ることができます。(通信料は利用者の負担となります)

下記のQRコードからも公式アカウントへアクセスできます。

画像:環境省のLINE公式アカウントのQRコード画像

環境省LINE公式アカウント_QRコード

暑さ指数について

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)とは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。

環境省の公式ホームページ(外部リンク)でも詳しくまとめられていますので、ご覧ください。

単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なり、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 「湿度」「日射など周辺の熱環境」「気温」の3つを取り入れた指標です。

数値ごとの生活分野・スポーツ分野における注意事項

日常生活に関する指針(日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)より)
暑さ指数(WBGT) 注意すべき生活活動の目安 注意事項
危険(31以上) すべての生活活動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒(28~31) すべての生活活動でおこる危険性 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒(25~28) 中等度以上の生活活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意(25未満) 強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。
運動に関する指針(日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より)
気温(参考) 暑さ指数(WBGT) 熱中症予防運動指針
35℃以上 31以上 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。
31~35℃ 28~31 厳重警戒(激しい運動は中止) 熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。暑さに弱い人は運動を軽減または中止。
28~31℃ 25~28 警戒(積極的に休憩) 熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25 注意(積極的に水分補給) 熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21未満 ほぼ安全(適宜水分補給) 通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

添付ファイル

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このページの作成・発信部署

健康福祉部 健康推進課 保健総務係
〒181-0004 東京都三鷹市新川六丁目37番1号
電話:0422-24-7145 
ファクス:0422-46-4827

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