ここから本文です

平成24年第10回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2013年1月14日 最終更新日:2013年1月18日

平成24年第10回教育委員会定例会会議録

開催年月日

平成24年10月5日(金曜日)

出席者
委員長 秋山千枝子
委員 河野純子
委員 岡由美
教育長 貝ノ瀬滋

出席説明員
教育部長・調整担当部長 高部明夫
生涯学習担当部長 清水富美夫
総務課長 伊藤幸寛
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
指導課長 松野泰一
指導課教育施策担当課長 松永透
生涯学習課長 古谷一祐
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 岡崎安隆
国体推進室長・スポーツ振興課国体推進担当課長 荒川浩一
社会教育会館長 新名清人
三鷹図書館長 宇山陽子
指導課統括指導主事 栗原健

事務局職員
副参事 直川佳裕
主事 大塚俊介

議事日程

平成24年10月5日(金曜日)午後2時開議

  • 日程第1 教育長報告

午後 2時04分 開会

秋山委員長

 ただいまから、平成24年第10回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、岡委員にお願いいたします。
 議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 教育長報告

秋山委員長

 日程第1 教育長報告を議題といたします。
 報告をお願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 私から2点。
 1点目は、お手元にも配付されていますけれども、平成23年度の本市の決算の審査の結果につきまして、簡単にご報告させていただきます。本市の23年度は、「都市再生」、「コミュニティ創生」の2つの施策を最重点課題としまして、「生活のセーフティーネットの確立」、「子育て・教育環境の充実」、「協働による第4次三鷹市基本計画の策定及び個別計画の策定・改定」、この3つの施策を重点課題としておりました。特にその中でも、教育ビジョン2022の策定、連雀学園第一中学校のトイレ改修などの教育施策の推進を教育では具体的に重点としておりました。
 先に結論を申し上げますと、23年度における予算執行と行政効果等につきましては、決算審査特別委員会で、審査を進めていった結果、本決算議案につきましては、いずれも原案を認定すべきものと決定されました。9月28日の最終の本会議におきまして、賛成多数で承認されたということでございます。ただ、附帯意見がついておりまして、教育に関するところをご報告いたします。
 まず歳出ですけれども、第10款の教育費は6ページにございますけれども、2点ございまして、1つ目は、学校教育においては、国、郷土を愛する心など、改正された教育基本法の理念が徹底されるよう努めること。2つ目が、地域子どもクラブについては、それぞれの運営方針を精査し、市としての方針を定め、各校に指導し進めること。地域子どもクラブの事業自体は、子ども政策部が担当しておりますけれども、私どもも大きく関係しておりますので、この点も留意しなければならないと思っています。
 反対意見、賛成意見についても、そこに記されておりますけれども、反対討論の中で、共産党の岩田委員は、福島原発事故に対して、空中放射線量測定や給食食材の測定などを行って公表してきたということ、学校の耐震化促進やクーラー設置にも積極的な取り組みが見られたという点などは、評価をしていただいているようでありますが、学校給食調理につきましては、以前からそうですけれども、党としては、利益追求の企業委託を推進してきたということについては否定的なお立場でございます。井口グラウンドの存続や施設計画の見直しなどを求めるということでございます。全体としては反対ということです。教育以外でももちろん指摘しているところですが、教育だけに限って申し上げています。
 嶋崎委員、にじ色のつばさですけれども、教育については8ページに詳しく出ております。反対理由の2で、学校給食の調理業務の民間委託化を新たに第二小学校と井口小学校で開始したが、反対だということでございます。民間委託それ自体が反対ということで、先ほどの岩田委員と同じ問題意識を持っていらっしゃる。8ページ下の反対理由の7として、市内の小・中学校の放射性物質の測定と、その情報の開示、給食食材の安全性の確認について、給食食材、飲料水、野菜などの放射線量測定器をみずから購入して、測定すべきであるというお立場でございます。全体として反対ということです。
 賛成討論もございましたが、自由民主クラブの渥美委員は、教育に関して申し上げますと、10ページにございますように、いじめ問題の解決については、学校、教育委員会はもとより、家庭、地域がしっかりと向き合い、取り組まれたいということでございます。
 公明党の寺井委員は特に教育については触れておりませんが、全体として賛成です。
 民主党の岩見委員は、直接、教育費ではなく、総務費に入っておりますが、CAP、子どもへの暴力防止のための教育プログラムを、もっと積極的に取り組んでほしいという附帯意見を出して、全体として賛成ということでございます。
 先ほど申し上げましたように、決算審査特別委員会で、一般会計歳入歳出決算については、賛成多数で原案を認定すべきということになりました。その後、本会議で賛成多数で承認されたということでございます。
 もう1点は、9月28日、議会最終日に人事案件が出まして、もう既にご存じかとも思いますけれども、教育委員の任命についてございました。医師会の角田徹さん、現教育部長の高部明夫さん、私、貝ノ瀬を教育委員会委員に任命することについて、議会の同意が得られましたので、ご報告申し上げます。
 以上です。

伊藤総務課長

 総務課です。3ページ、4ページをお開きいただきたいと思います。
 行事実績報告ですけれども、教育長からも今、ご報告がありましたとおり、9月の第3回市議会定例会が終了いたしました。
 今後の予定です。4ページをごらんいただきたいと思います。10月は3件の学校訪問が予定されております。10日に第三小学校、18日に第四小学校、24日に東台小学校の学校訪問を予定しております。記載にはございませんけれども、10月13日、土曜日に中学生意見発表会が開催されます。こちらは子ども政策部所管ですけれども、教育委員会が共催になっておりまして、秋山委員長にはご出席いただき、ご講評をいただく予定となっております。
 また、新聞報道でごらんになったかもしれませんけれども、日本無線株式会社が事業構造改革の中で、大きな事業見直しをするということで、三鷹製作所については今後3年間で閉鎖することが会社から発表されました。これを踏まえて、9月27日付けで、市の対策連絡会議を設置いたしました。副市長を本部長として、全ての部がかかわっておりまして、経済への影響、まちづくりへの影響に対する対応策を、今後、検討していくことになっております。
 私からは以上です。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 資料は5ページ、6ページになります。
 5ページ、行事等の実績報告についてですが、工事関係についてはここに記載の、特に夏休みを中心とした工事が、いずれも順調に予定どおり完了したということとなります。会議等については記載のとおりです。
 5と6ページ、それぞれに入っています、耳慣れない、学校施設整備費国庫負担金等事業実施調査というのは、さまざまな耐震補強であったり、改築等の補助金の積算の内容、事業が適切に行われているかということの確認作業になりまして、これによって補助金の額が確定していきます。そのための事務的な作業ということでご理解いただければと思います。
 以上です。

内野学務課長

 学務課です。7ページ、8ページをごらんください。
 7ページの実績です。9月7日に、来年度、学校給食の調理業務委託を開始する予定の第二中学校について、事業候補者の説明会を行いました。このときには21社集まりました。その後、8日に現地での説明会、14日に正式に応募業者の受け付け、20日に締め切りをしましたけれども、最終的には18社から応募がございました。
 右側の8ページ、予定でございます。引き続き、第二中学校の給食調理業務委託についてですが、10月に入りましてから提出されました企画提案書をもとに、10日に一次審査、書類審査、15日に二次審査でプレゼンテーション、30日に最終選考という予定になっております。真ん中ほどに、10月16日から11月30日まで、今年も、来年度小学校に入学されるお子さんの就学時健診、10月16日、最初が中原小学校です。11月21日が最後、第二小学校、市内15の学校で行われます。11月30日は教育センターで、予備日という予定になっております。
 学務課は以上でございます。

松野指導課長

 指導課は9ページ、10ページになります。
 9ページの行事実績等報告は記載のとおりですが、これ以外に、9月22日、土曜日に第三小学校で、29日、土曜日に、第六小学校、南浦小学校、井口小学校、東台小学校、羽沢小学校で、運動会が実施されました。無事に終了いたしております。次の30日に台風が直撃したので、非常にいいタイミングで運動会ができて、よかったと思うのですが、ちょうどその日は修学旅行にも当たっておりまして、このスケジュールで見ると、第七中学校がちょうど帰ってくる日だったのですが、東京に着いて、間もなく台風が来たということで、第七中学校は大丈夫でしたし、第四中学校は2日目の京都での宿泊を、多少早く宿舎に戻って、何も問題なく過ごせ、次の月曜日は大変いいお天気になったので、何も問題なく、第三中学校は出発できたという、非常にいいタイミングで台風が抜けてくれたところであります。
 右側の行事予定等も記載のとおりでございますけれども、明日、10月6日、土曜日に第四小学校と第七小学校が、13日の土曜日に大沢台小学校と高山小学校が、それぞれ運動会を実施し、これで小学校全て運動会が終了になる予定です。
 報告は以上ですが、そのほか2点、資料についてご報告いたします。いじめの実態把握のための緊急調査を行いましたその後の経緯と、平成23年度、文部科学省の児童・生徒の問題行動調査についてです。
 まず、「いじめの実態把握のための調査と調査結果について」という資料をごらんください。7月に三鷹市教育委員会で行い、東京都に報告した、いじめ実態把握のための緊急調査の結果については、前回の定例会において、報告させていただいたところです。いじめと認知した件数は、小学校29件、中学校が39件、いじめの疑いがあると思われる件数は、小学校20件、中学校12件という結果でした。この資料は、この合計100件についてのその後の対応を、東京都から9月14日時点で、追跡、報告するように求められたものでございます。いじめと認知した小学校29件、中学校39件については、解決したケースが、9月14日現在、小学校で4件増えて22件、中学校で11件増えて27件になりました。継続指導中、解決に向けて取り組み中のものが、小学校で合わせて7件、中学校で合わせて12件残っております。
 いじめの疑いがあると思われた、右側の小学校20件、中学校12件については、その後の状況把握や対応を進めた中で、その中から実際にいじめと認知したものが、小学校で2件、中学校で2件ありました。この4件については、中学校で1件は解決に至っておりますが、残り3件は継続指導中です。各学校では、対応中の事案を解消に向けて指導を継続するとともに、いじめが解消したとされる事案、疑いがあったけれどもいじめがなかったという事案が、引き算をすると、小学校で18件、中学校で10件ありますが、これらについても、児童・生徒を一層注意深く継続的に追いかけていくように、指導しているところでございます。
 この資料の裏面をごらんください。文部科学省の調査が、いじめに関してはありましたけれども、この調査内容の報告でございます。三鷹市としては、都に7月に報告した以降、児童・生徒の記入した全てのアンケート用紙を直接、指導課でチェックをして、気になる児童・生徒について、もう一度確認をしてほしいという依頼を学校にいたしましたが、その結果として、都に報告した先ほどの100件以外にも、新たにいじめと認知したものがあったために、都の調査結果よりも件数が増えて、小学校で34件、中学校で49件という数になっております。これは教育委員会として、細かく調査したことによって、いじめが発見できて、対応、指導が始められたということになると考えております。このように、数値は日々変わっていくものと考えておりますが、いじめを限りなくゼロに近づけるためには、細かく見取ることによって、小さな兆候も見逃さない姿勢で実態把握をして、その実態に対応して子どもを救っていくことが大切ですので、今後も各学校は意識を高くして、子どもを見守り、指導するように、いじめ発見、対応の能力を高めていくよう、指導課として働きかけてまいります。
 もう一枚の資料をごらんください。A3横の資料でございます。「平成23年度三鷹市立小・中学校 児童・生徒の問題行動等の実態について」です。文部科学省が年度末に実施している、いわゆる問題行動調査といわれるもので、先月、文部科学省から数値が公表されたところです。
 初めに、左上の不登校の状況の調査でございますが、この調査におきまして、不登校は何らかの心理的、情緒的、身体的、または社会的要因、背景によって、登校しない、あるいはしたくともできないというもので、欠席日数が30日以上のものという定義になっております。病気や経済的な理由によるものは除きます。資料のグラフにありますように、平成23年度につきましては、小学校、中学校、合わせて39名になります。内訳は小学校4名、中学校35名です。22年度の45人に比較して、39人と減っております。年度によって、子どもたちの実態が変わりますので、多少の増減があることはやむを得ないかと思いますが、平成15年度からのグラフの大きな流れを見ていただければ、全体として減少の方向に向かっていることがわかるかと思います。
 またグラフの下の表に、不登校出現率がありますが、三鷹市の小・中学校と、東京都の小・中学校全体の出現率を比較した表があります。児童・生徒100人当たりの不登校の児童・生徒の割合ですが、平成23年度、三鷹市の小・中学校いずれも極めて低い数値になっております。小学校が0.05、中学校が1.09です。いずれも都内23区26市で最小の値になっています。
 続いて、右側のいじめの件数、状況でございますが、これは平成23年度の末ですので、小学校が19件、中学校が21件、計40件になります。その後、今年度に入って、さらに細かく調査等を行った結果、先ほどご報告したような、いじめの認知件数になったということになります。今後も、アンケートや個人面談や聞き取りの実施などによって、いじめの実態をきめ細かく発見するということで、今までには発見できていなかったようないじめも、把握できるようにしていきたいと考えております。
 左下の暴力行為の状況でございますが、三鷹市におきましては、小学校では23年度はありませんでした。中学校においては7件になります。内容については、対教師暴力が5名、生徒間暴力が1名、器物損壊が1名ですが、人数は延べ人数ですので、1人の人数が何件も起こしている事例もあるかと思います。
 以上、不登校、いじめ、暴力行為についての結果を報告させていただきましたが、これらの問題行動につきましては、学校における健全指導の充実を図るという観点から、引き続き、学校・家庭・地域、そして場合によっては警察等の連絡も含めて、連携した指導を進めてまいりたいと考えております。
 指導課からは以上です。

平成24年第10回教育委員会定例会会議録(2)へ続く

このページの作成・発信部署

教育委員会 総務課 総務係
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811 
ファクス:0422-43-0320

総務課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る