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ゴーヤー(別名ツルレイシ、ニガウリ)
作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課
公開日:2012年1月6日 最終更新日:2021年6月30日
【連載第58回】緑のカーテンを作る人気者
今年も暑い夏がやってきました。節電して二酸化炭素の排出量を減らしながら、できるだけ涼しく夏を過ごす方法として、太陽の直射日光を遮る緑のカーテンが脚光を浴びています。近年は、ホームセンターなどでもゴーヤーの苗が大人気です。
夏のツル植物といえばアサガオが定番でしたが、近年ゴーヤーがこれほど喜ばれているのは、何と言っても実を料理して食べることができる点です!シンプルに塩もみ、定番のゴーヤーチャンプルなど、熟す前の緑の果実(写真参照)を料理します。ビタミンCが豊富で夏バテ予防にもなります。ニガウリの別名があるように苦味がありますが、慣れるとおいしくいただけます。熟した果実はオレンジ色で、中には真っ赤な仮種皮に包まれた種子があります。赤い部分は甘く、おやつにもなります。
ゴーヤーはウリ科のツル性の一年生草本植物です。和名はツルレイシといいます。原産地は熱帯アジアで、暑くて雨の多い気候が大好きです。南西諸島や南九州では古くから栽培されてきましたが、沖縄料理ブームからゴーヤーの名前で日本全国に広がっています。
自分で大切に育ててその果実を食べる。簡単なことのようですが、私たちの食べ物は、すべて植物が葉で光合成して作ってくれた栄養で成り立っている、ということを思い出す良い機会です。ぜひ、よく観察しながら育ててみてください。
- 参考文献
- 育てておいしいはじめてのゴーヤー 八月社編 主婦の友社