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平成22年第5回教育委員会定例会会議録(3)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2010年9月14日 最終更新日:2010年9月14日

平成22年第5回教育委員会定例会(3)

教育長報告

磯谷委員長

 ほかは特によろしいですか。
 社会教育会館、お願いします。

小田社会教育会館長

 社会教育会館は、29ページ、30ページですけれども、先ほど総務課の報告でもございましたが、「みたかの教育」が4月11日に発行の運びとなっております。その中で、この裏面にあります「学ぼう ともに つくろう」ということで、4月12日から20日までを募集期間として社会教育会館の講座等の募集を行ったところでございます。
 30ページのほうですけれども、それの募集を受けまして5月11日から本館、分館を含めまして新年度の講座がスタートするということになっております。さしずめ本館のほうは5月14日、今週の金曜日ですけれども、この日からスタートとなっております。
 全体の募集の関係ですけれども、お手元のこの「みたかの教育」の101番から一番下の303番まで含めまして、全体で定員数480名で申込者数が907名ということで1.89倍という倍率になっております。ただ、事情の許す限り定員数を膨らませておりますので、実際は1.6倍ぐらいでおさまっているのかなと思っております。
 それから、生涯学習システムを使ってのインターネット、携帯電話でのお申し込みが年々増加をしてきておりまして、全体の申込者のうちの約24%が携帯電話並びにインターネットからのお申し込みという形になっております。
 社会教育会館は以上です。

磯谷委員長

 ありがとうございました。それでは、図書館、お願いします。

八代生涯学習担当部長(三鷹市立図書館長事務取扱)

 図書館より報告申し上げます。31ページ、32ページになります。31ページの実績報告でございますけれども、現在、4月20日から6月20日までの日程で本館の2階におきまして企画展「三鷹文学散歩の跡をたどって」ということで、三鷹ゆかりの文学者の作品を初版本を中心に展示をしているところでございます。
 それから、同じページの5月1日から31日まで本館の一般書テーマ図書でございますけれども、「日本国憲法と半藤一利」ということですが、実は本年の5月に予定しております第31回憲法を記念する市民のつどいにこの半藤さんをお招きして講演会を実施するということで、この方の憲法に関する図書をテーマ図書としてご案内しているところでございます。
 32ページの行事の予定の報告につきましては、記載のとおりでございますので説明は省略させていただきます。
 図書館からは以上でございます。

磯谷委員長

 どうもありがとうございました。以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

秋山委員

 二つほど、教育センターのほうで科学発明教室の募集が多いんですけれども、抽選でかなりの方が落ちられますよね。今後何か手だてはあるでしょうか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 これは、正直厳しいところです。1回当たり現在40人の定員を3コース設定しています。この3コースにしたのは4年前からで、その前は2コースだったんですが3コースにしました。定員を増やすことも実は検討もしてみたのですが、やはり指導員の目がきちんと行き届く人数ということを考えると、実験ということで参加した児童側にもかなりいろいろな作業をしていただいているんです。そうすると、そこのフォローもしようとすると、やはりこれぐらいが人数的には限界なのかなと。40人定員ですとA、B、C、3コースありますので、例えばBコースに割り当てられていて、学校行事は当たらないようにしているんですが、ちょっと風邪を引いちゃったんで翌週に振りかえるという受け入れもしているんです。そのあたりのことを考慮するとちょっと定員としてはこれぐらいが限界かなと。コースを4とか5とかにするということも考えられなくはないんですが、そうするとやはり経費的にも結構な負担になってきて、あと一、二年はこの形でやりながら運営形態、もしくは経費面での考慮を検討する必要があるかなと思うんですが、部屋の大きさとか、なかなか難しいところかなと思っています。

秋山委員

 せっかく科学に興味のあるお子さんたちの気持ちをなるべく受けとめられるように前向きに検討していただければいいかなと思います。

貝ノ瀬教育長

 経費的な面ももう1回検討したらどうでしょう。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 そうですね。 コースを増やすということで。あと問題があるのは、学校行事が結構土曜日に当たってきちゃうので、その辺を当たらないように日程を組むのも意外と難しいので、そのあたりも調整しながらということになるかなと思います。

秋山委員

 もう1点。指導課にいいでしょうか。詳細な教育課程の資料を見せていただいてありがとうございました。固定級だとか、通級の学校もこの中に入っているんでしょうか。

松永指導課統括指導主事

 はい、入っています。 設置校につきましては一緒に届け出で出していただいております。

秋山委員

 じゃ、一度見せてください。お願いします。以上です。

磯谷委員長

 ほかいかがでしょうか。

寺木委員

 初めに、すばらしい写真集ありがとうございました。50周年のときもすごくすばらしいもので、何冊か買い求めましてご近所のお年寄りの方とかにあげまして、すごく喜んでいただいたので、今回もぱらぱらと見ましたらすばらしいので利用させていただきたいと思います。ありがとうございます。
 それから、ほか2点ほどおうかがいします。まず初めに指導課に、今、私どものところでは、第一中学校の教育課程を見せていただいたのですが、これは前任の山浦先生がお書きになったもののようですね。私どもが学校訪問させていただくのは多分秋口で、そのときに新任の校長先生が書きかえていらっしゃるようなんですが、そこのあたりの、どのぐらいの期間でといいましょうか、どういう形で書きかえているのか、状況をお尋ねしたいと思います。

松永指導課統括指導主事

 教育課程につきましては、この4月1日からスタートするものにつきましては、その前年度の3月に教育委員会に届け出をすることになっておりますので、年間基本的にその方向で通していくということになります。ただし、学校経営計画、学校経営方針につきましては、教育課程と別立てになっている部分もありまして、そちらについては新しい校長先生はご自身の計画をお示しいただけると思っております。

寺木委員

 わかりました。ありがとうございます。
 それから、もう1点。社会教育会館にお尋ねしたいんですが、市民大学講座の募集を4月12日から行うということなんですが、このテーマが「学ぼう ともに つくろう」というテーマでとてもいいテーマなのですが、この市民大学講座に来てくださっている方々の人数ですか、年齢と、もしご高齢の方がいらっしゃったら、そういう方々には何かフォローがあるのかとかそこのあたりをお尋ねしたいと思います。

小田社会教育会館長

 市民大学ということで全体を含めて市民大学ということで呼んでおりますけれども、そのうちお手元の広報を見ていただきまして、一番上の総合コースというのが、年間でセミナー方式で30回実施するということで、保育をつけての学習活動ということですけれども、これらのコンセプトは毎年あるんですけれども、それを継承しながら若干テーマ、講座名については変更してきております。それらにつきましては昨年の9月から翌年度に向けての企画実行委員会の中でいろいろ議論をしていただいて、今回のような講座名に決定をしたという経過でございます。
 基本的には、歴史と経済とかあるんですけれども、それをそのままぽんと出しても陳腐ということなので、例えば104の「近現代における市民の力」とか、こういうものはもともと経済ということでやってきたものを毎年少しずつアレンジをしている内容になっています。
 それから、今申し上げた総合コース以外には、高齢者対象講座ということで106番、「むらさき学苑」というものを実施しております。それから、分館のほうでも同じく「むらさき学苑」を実施しておりますけれども、全体で見ますと一番のご高齢は90歳代の方が1名いらっしゃいます。全部の講座で80歳代の方も80人ぐらいいます。90歳代の方は2名です。皆さんご自分で来られて、ご自分で参加をなさっているということですので、何か会館のほうで特段お世話をするとかということはございませんし、ご家族も一緒にお見えになる方はいないという理解をしております。

寺木委員

 ありがとうございます。非常に頼もしいご高齢の方がいらっしゃるなということです。ちょっと私もいろいろな年齢の方を教えているものですから、その中ですごく感じることがありまして、お元気でいらっしゃっても、年齢が少し高い方には、少しお手伝いというわけではないんですが、お若い方よりも少しある部分でお声がけを多くするとか、ちょっとしたことですごく続けやすいという状況がありますので、ぜひそういう状況がありましたらよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

磯谷委員長

 ほかいかがでしょうか。

鈴木委員

 今日この一中の教育課程とあちらのものを見せていただいて、こういうふうにして1年間の計画と実施、それから報告がなされているということがわかって参考になったというか、よくおやりになって、皆さんお疲れにならないかなという面。それから、毎年、毎年ここで重点目標を掲げてそれに向かってやるということなんですが、教育課程で教育目標を各小学校、中学校でつくっていらっしゃって、この目標はある意味、そう毎年変わるということでも困る面があるわけですけれども、どのぐらい安定的に、しかしかつ変わっていくものなのか、目標と実際ここに厚い報告がなされていますけれども、ある意味ここで目標に向かって行った結果が1年間のこういういろいろな行事であるということなんですが、理想的に言えば、目標に向かってどういうことをして、どのぐらいまで近づいているのか、あるいは近づけなかったのかということも反省をしなきゃいけないと思うんです。ですから、これはフレームワーク、枠組みとしてはよくできていると思うんですけれども、やっぱり何か問題点があるのかどうか等もお聞かせいただけるとありがたいと思うんです。各学校でほんとに熱心にやっている、さすが三鷹の小・中学校だと思いますので、あら探しじゃないですけれども、もし問題点があるとすればお聞きしたいと思います。

松永指導課統括指導主事

 教育目標につきましては、委員のおっしゃるとおりそう毎年ころころ変わるものではないというのは事実です。今年度に関して言うと大きく変わっているところはございません。ただ、特に小学校に関して言いますと、今年度はここの部分を重点にするといったことを、ここにも二重丸でつけてあるところがあるんですけれども、今年はこの教育目標を重点的に子どもに身につけさせたい力として設定するということになっています。
 教育目標を達成するための基本方針でありますとか、手だての部分で具体的にどういう形で実際に子どもへの指導の中で行うのかといったことが明確に書かれていると思います。ある意味、教育目標自体は非常に抽象的な書かれ方をしております。そういった意味では、これがどう達成できたのかどうかというのは非常に難しいところがあるんですけれども、実際は、その中で具体的な子どもたちへの指導の中身が、何といいますか教育課程の中の基本方針の中に示されている。それから重点指導の重点に示されているところがどう指導され、子どもたちが変容したのかというところを見ていくしかないかと思います。そこの部分につきましては、三鷹市の場合、全国的にもやっている部分もあるんですけれども、この部分のことができていますかどうですかといった部分につきまして、学校評価等も含めたところでさまざまな形でのアンケートをとらせていただき、また、子どもたちがそれをどう自分で達成できたのかといったことについてもアンケート等の中から数値としてあらわし、それでどうであったのかといったことを見ています。それを踏まえて各学校はPDCAのサイクルの中でどう改善していくのかといったところを見ている。そういう現状でございます。

鈴木委員

 今、おっしゃった子どもたちへのアンケートをおやりだということは非常に重要なことで、教育サービスといっていいか、それのいわば受益者というか、それは直接的には子どもたちなのであって、この子どもたちがどう自分が成長というか生活という場において考えているかというのをアンケート的なもので客観的にとって、それでそれがこういう会議の報告とどう、ある意味でつけ合わせてみて同じ方向に行っているかということが確認できれば、私はさすがに三鷹だというふうに思います。ありがとうございます。
 それからもう一つですね、学務課で学級編制同意協議書を提出して、その後、1週間後に変更の同意協議書を提出するということはどういうことですか。

内野学務課長

 まず4月1日付けで、児童・生徒数をいわば速報みたいな形でまとめます。それによって東京都の場合ですと40人が1学級になります。ですから、例えば先ほど言った第三小学校などは、当初はその時点では120人だったんです。ですから3学級になります。ところが4月7日までの間で出入りがありますので、転入して来まして1人増えました。121人になったんです。そうすると、4月7日が最終的には基準日になりますので、40人学級編制でカウントしますと4学級になります。先生の配置も変更になりますので、このように変更になりましたということで、4月1日時点の児童・生徒数による学級編制で変更がなければそれは出さなくていいんですけれども、今回は、学級編制に影響のあるよう児童・生徒数の増になりましたので東京都に提出して、確かに三鷹市はここの学校は何学級、全体で何学級ですよということを届けて、ひいてはそれが先生の配置にも関係してくるということです。

鈴木委員

 きちんとやるんですね。

藤川教育部長

 ただ、4月7日を過ぎると、年度途中で増えてもそのままになります。

鈴木委員

 なるほどね、わかりました。

貝ノ瀬教育長

 鈴木委員の教育目標のご質問は本質的なご質問であって、一見適当にご質問しているように付していますけれども、昔、私が校長試験の面接か何かのときに、ある方に100点満点をつけたんですけれども、あなたは新しい学校で何を手始めにやりますかと言ったときに、私はその新しい学校の教育目標が掲げられているほこりをかぶっている額のほこりを払ってから、それを新しくして学校経営を始めますとお答えになったんです。大変いいお答えだったと思って今でも覚えていますけれども、15年ぐらい前の話ですけれども。
 結局お題目になっているんですよ。これは。変わらないというのは、ほんとに達成していないから変わらないのか、変えるのが面倒くさいから、ただ一応お題目だからあって知・徳・体でもってバランスがとれていれば、それでいいだろうというので変わらないのか。私が校長をしたときと同じ教育目標になっていますからね。
 これは、だから私が苦心して子どもの実態からつくった目標がいまだになかなか達成されていないということなんですね、多分ね。だから、同じ目標にしているんだと思います。だから、学校評価というのはそこから具体化をして各教科の中でとか、子どもの生活の中でとか、どういうふうに達成されているかというのを毎年評価するわけです。その評価の結果によって、ツールとしてはアンケートもあるでしょうし、親から意見を出してもらったり、今でいえば学校運営協議会とかコミュニティ・スクール委員会から意見を出してもらったり、それも加味して、そして教員たちの意見をまぜながら評価をしていくわけです。だから、達成されていないとすると、またこういう手だてでもって達成を目指しましょうという話になるんですけれども。だから、指導課の仕事はこれを受理するときに、その作業があるわけです。結局、同じような目標になっているけれども、どういうところが達成されて、されていないのかと。だから、こういう届け出になっているというのは、どこがどうでどうなんだという。それをしっかり聞かないと、ただのお題目になってしまうと思います。やはり、よりよい学校によりよく育てようとすると、そこは多少心を鬼にしても厳しく見て、指摘をして改善を図るというところがどうしても必要になります。ですから、ほんとにおっしゃるとおりでありまして、お題目にならないように、私どもも工夫をしなきゃいけないと思って、今ご質問を受けておりました。

磯谷委員長

 ありがとうございました。

寺木委員

 もう一つ。これは指導課に質問です。いただきました平成22年度三鷹市立小・中学校教育課程というプリントの裏面の各小中学校の特色ある教育活動の中で、第一小学校では放課後夏季休業中の補充学習という、とても興味があることを書いてくださったんですけれども、ほかの学校では、放課後とか夏季休業中の補充学習というものは行われているのでしょうか。

松永指導課統括指導主事

 基本的に、夏季休業中の補充学習等は、ほぼすべての学校で実施しております。ただ、放課後の時間に、制度的に常に何曜日にやっていますという形ではなく、それぞれの学級であったり、学年であったりという単位で実施していることのほうが多いと思います。

寺木委員

 そうですか。ありがとうございます。生徒にとりましては、その日わからないことを放課後に先生に見ていただくというのはとても効果的なことだと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

磯谷委員長

 ほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 以上で報告は終わりました。それでは、日程第3 教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成22年第5回教育委員会定例会を閉会いたします。

午後 3時22分 閉会

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