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平成18年第5回教育委員会定例会会議録(2) 

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2006年12月6日 最終更新日:2019年12月27日

平成18年第5回教育委員会定例会

日程第6 教育長報告

里吉指導室長

 指導室でございます。22ページの行事実績等報告につきましては記載のとおりでございます。
 23ページの行事予定等報告でございますが、小・中一貫カリキュラムの作業部会を、昨年度開発いたしました教科等で残っていた教科等がございますので、5月9日、11日、12日をそれぞれ第1回といたしまして、今年度カリキュラム開発を進めてまいります。
 なお、9日から、小学校の自然教室の第一陣が川上村のほうにスタートいたします。
 それから、もう1点、席上配付ということでお渡しをさせていただいております、平成18年度の三鷹市立学校の教育課程の分析の概要につきましてご報告をさせていただきたいと思います。
 まず、1枚目でございますが、儀式的行事、年間授業日数、授業時数、単位時間についての表でございますが、小学校のほうにつきましては、儀式的行事、始業式、入学式、修了式、卒業式については、すべての学校で同じ日に開催をいたします。年間の授業日数につきましては、学年によって若干の差がございますが、開校記念日が休日と重なったり、あるいは卒業式の出席を5・6年生のみにするといった関係等ございまして、200日から202日の間で授業が行われております。それから、道徳、学級活動につきましては、35時間以上ということで、小学校1年生は34時間が標準時数ですけれども、適正に実施をされております。クラブ活動につきましても、4年生以上、そこにございますような形で実施をしておりまして、安全指導、避難訓練につきましては、月1回必ず実施ということで、全校11回実施をしております。
 中学校につきましても、儀式的行事につきましては、7校ともに同日開催でございます。授業日数につきましても199日から202日ということで、3年生につきましては、卒業式が修了式より3日前にあるという関係で、授業日数は少なくなっております。年間授業時数、学級活動、道徳につきましては、適正に全校で時数も確保されております。安全指導、避難訓練につきましても、月1回、11回実施をされております。
 2枚目でございます。選択教科につきまして、第1学年につきましては、学校、生徒の実態に即して、各学校の判断で実施ができるということになっているところでございますが、7校中3校が実施をしております。2・3年につきましては、全校適正に実施をされているところでございます。
 3の教育目標の設定に当たって重視した内容でございますが、小・中学校ともに、人権尊重、健全育成、学習指導の改善・充実、健康・安全指導、道徳教育と情操教育等について特に重視をしているということでございまして、個性を生かす教育の充実につきましては、どちらかといいますと、中学校のほうが特に重視をしているという傾向がございます。
 4番目の「総合的な学習の時間」につきましても、小学校では3年生以上の実施でございますが、3・4年生は105時間、5・6年生の110時間は確保されているところでございます。中学校も同様に、適正に実施を予定しております。
 次の読書活動の実施についてでございます。これは特別な時間を設定して読書活動をしているという学校数でございまして、多くが、朝の始業前10分ないし15分という形での実施をしているところでございます。
 それから、運動会の日程でございますが、今年度は、小学校では、春が6校、秋が9校でございます。中学校は、すべて春の運動会の開催でございます。
 その下の道徳授業地区公開講座、セーフティ教室につきましては、全校で実施を予定しております。
 もう1枚、幼稚園の教育課程の分析と、それから心身障がい学級の教育課程の分析もあわせて記載してございます。お目通しいただければと思います。
 以上でございます。

深谷生涯学習課長

 生涯学習課、24ページになります。4月3日に三鷹市青少年問題協議会を開催いたしました。教育委員会からは寺木委員が協議会の委員になっていただいておりますが、18年度の三鷹市児童青少年健全育成活動の基本方針が定まりました。お手元に配付させていただいておりますので、ごらんになっていただければと思います。
 簡単にご説明させていただきますと、17年度と大きく相違点はございません。ただ、2点ほど変更箇所がございます。1点目は、18年度の三鷹市教育委員会の基本方針と事業計画にあわせまして、人間力と、それにあわせまして社会力という表現を使いました。それから、もう1点、にしみたか学園が4月より開園しましたので、そのことを記載いたしました。その辺が17年度と違うところでございます。
 続きまして、4月11日に三鷹市芸術文化協会総会が開かれまして、関根会長にかわりまして宍戸久雄氏が新しい会長に決まりました。
 それから、もう1点、記載をしてございませんが、現状報告をさせていただきます。地域子どもクラブと学童保育所との関係でございます。両者とも同じ学校施設を使うということで、両者との連携によりまして子どもの放課後の居場所をより充実し、また、学童保育所の待機児解消を図るという、そういう目的で、今年度より第三小学校の学童保育所と地域子どもクラブが連携いたしまして、具体的には、学童保育所の職員と保護者が協力をし合いまして、校庭と、学校の協力で二つの教室を使わせていただいておりますが、両方に手分けをしまして、子どもたちを見守っているというような状況でございます。専門的な保育員等が加わったことで、子どもたちがより一層楽しそうに放課後を過ごしているということで、月曜から金曜、毎日行っておりますが、だんだん参加者も増えているというような現状でございます。以上、報告させていただきます。
 続きまして、25ページの予定等報告でございますが、1点、5月20日より第一回ジュニア、シニア・リーダー講習会が始まります。これは、子どもたちがさまざまな体験を通じまして地域活動のリーダーとして活躍することを目的に、毎年行っておりますが、年間8回、土曜日の午後を使いまして、キャンプのやり方等を行っております。小学校5・6年生がジュニア、中学生・高校生がシニアということで行っておりますが、夏休みには矢吹町へ行きまして、矢吹町の子どもたちと交流のキャンプなどを行っているところでございます。そのようなリーダー講習会が5月20日から始まるということでございます。
 以上でございます。

中田スポーツ振興課長

 26ページの行事実績等につきましても、27ページの予定につきましても、記載のとおりでございます。
 1点、スポーツ振興審議会から答申が出されましたので、お手元の答申をごらんいただければと思います。題名につきましては「子どもから大人までの豊かなスポーツライフの実現に向けた学校と地域及びスポーツ団体の連携の促進方策について」という答申でございます。これにつきましては、平成16年9月21日に諮問をいたしまして、先月27日付けをもちまして答申をいただいたところでございます。内容につきましては、大きく4点で答申をいただいております。1点目はスポーツ行政の総合化、2点目はスポーツ施設について、3点目につきましてはスポーツプログラム、4点目につきましては指導者・コーディネーターのあり方、ということでいただいております。
 はじめに、スポーツ行政の総合化についてでございますけれども、これにつきましては、三鷹市全体、各課で行っているスポーツサービスをデータベース化することによりサービス内容を共有し、また、市民が手軽にスポーツ情報、サービスを受けられるように発信する。その拠点として、スポーツサービスセンター(仮称)の設置を提案されています。
 次に、スポーツ施設につきましては、公共スポーツ施設の質的・量的な整備充実を図ることを常に望まれる表現がされておりますが、現実の問題として量的な充実が望めないという場面においては、公共施設の効率的な利用、それから質的な向上を図るべきとしておりまして、学校、地域及びスポーツ関係団体の連携の重要な側面でもあるというふうにされております。具体的には、各施設の利用時間の延長の検討、それからNPO法人等の活用による管理運営方法の検討、早朝・夜間等の時間帯の活用、市スポーツ施設への夜間照明等の設置、現在あります屋内プール等の利用の再検討などが提案されております。
 3点目に、スポーツプログラムにつきましては、三鷹市のさまざまな取り組みについての評価をいただいた上で、課題も挙げていただいて、その対策といたしましては、日常的にスポーツ活動ができる環境づくりを学校、地域が協働で取り組む必要があるという認識に立ちまして、現在できております総合型地域スポーツクラブ等のプログラムの開発に当たりましては、地域の人々の多様なニーズに即して、年齢別や技能別のプログラムを開発する必要があるのではないかというふうに提案されています。その際におきましては、市のネットワーク大学の一員であります国際基督教大学、日本女子体育大学等の協力を得ることが期待できるとしております。また、学校と総合型地域スポーツクラブの連携につきましては、学校と地域の両者のニーズの高まりがあるにもかかわらず、これを具体的に連携に結びつける意識の不足が今まであったという指摘の中で、これからにつきましては、小・中一貫校構想のコミュニティ・スクール委員会内のコーディネート部会がございますが、ここに地域の人々が企画の段階から参画することによって、信頼関係の醸成が図られ、連携が促進されるのではないかという形で提案がされております。
 最後に、指導者とコーディネーターのあり方につきましては、三鷹市で培われましたスポーツ関係者の人材を組織化いたしまして、仮称「三鷹スポーツ指導者協議会」を設置することが提案されておりまして、その中で、外部指導者の導入等につきまして各学校の状況に応じた対応ができると、協議会の設立の意義を強調されております。
 以上のような内容で答申をいただきましたので、今後のスポーツ施策等で反映ができるように検討してまいりたいと思っているところでございます。
 以上でございます。

小田社会教育会館長

 28ページ、社会教育会館です。お手元にございます「みたかの教育」の市民大学等の募集の掲載を受けまして、4月の17日から21日までの間募集を行いましたところ、全部で15コースございまして、総応募者数が750名弱ということで、定員を上回っておりますけれども、会場等の都合がつく範囲で定員の上乗せもしまして、実質倍率1.2倍で、応募を締め切ったところでございます。早いものにつきましては、今週からスタートをするという状況になっております。
 29ページにつきましては記載のとおりでございます。

若林図書館長

 30ページ、図書館でございます。4月20日から、次ページに続きますが、5月14日まで、みたか子ども読書フェアを開催しておりますが、4月中に開催いたしましたおはなし会、人形劇、講演会等々の参加者は、子どもが274人、大人が220人、計494人の参加がございました。
 掲載はしておりませんが、次に、子どもの読書活動についての報告をさせていただきます。三鷹市文庫連絡会が、平成18年度の子どもの読書活動優秀実践団体として、4月23日の子ども読書の日に文部科学省より表彰されました。

廣瀬委員長

 以上で報告が終わりましたが、委員の皆様の質疑をお願いいたします。

寺木委員

 はじめに、教育課程の分析というわかりやすいご報告をいただきまして、ありがとうございます。その中で一つ、4番の総合的な学習の時間について、小学校はばらつきが少ないのですが、中学校のほうが時間的なばらつきが非常に多いのですが、これはどういうふうに考えればよろしいのでしょうか。

里吉指導室長

 中学校につきましては、総合的な学習の時間と選択教科について上限・下限がございまして、総合的な学習の時間が多くなりますと選択教科の時間が少なくなるといった形で実施をしているものですから、学校によって、選択教科を重視したいという学校については、選択教科が多くなりまして、総合が少なくなります。逆のケースもあるということで、各学校が、それぞれの生徒の実態に即した教育課程を組んでいるということで、まちまちな数字になっております。

寺木委員

 自由裁量がきくという部分なのでしょうが、それで問題はないものなのでしょうか。

里吉指導室長

 選択教科につきましては、各教科のねらいに即した教科の学習の発展的な学習、それから補充的な学習、課題的な学習ということで実施をいたしまして、総合的な学習の時間につきましては、子どもたちが自ら課題を設定して解決をしていくという学習を取り組んでおりますので、学校によってどちらに重点を置くかということで実施をしているところでございます。ですから、子どもたちの実態に合わせての教育課程の編成でございますので、指導室として、総合的な学習の時間を全校一律にするようにという指導等はしておりません。今のところ、時数にかかわっての課題というものは出てはいないということでございます。ただ、中身については、質の充実ということで、指導を続けているところでございます。

寺木委員

 引き続きご指導をよろしくお願いいたします。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

秋山委員

 指導室に二つほど質問します。
 18年度の三鷹市立幼稚園教育課程分析が出ていますが、公立幼稚園が来年なくなるので、来年からはこの計画がなくなるんですが、私立幼稚園との連携といいますか、協力とか協働とかは今後どうなるかについて教えてください。
 それと、もう一つ、最後の心身障がい学級の教育課程の状況なんですけれども、教科学習の時間数というのは、これは毎年変更というか、変化があるんでしょうか。それとも、毎年同じ時間数で設定されているのか。それを教えてください。

里吉指導室長

 それでは、先に心身障がい学級の教科の時間数についてでございますが、この表に掲げてありますのは、小学校6年生、あるいは中学校3年生の時数でございます。したがいまして、子どもたちの障がいの状況、各学年の子どもたちの状況によりまして、時数は毎年変化をしているというのが基本でございます。個別指導計画に沿った計画的な指導をするようにということで指導しておりますので、毎年同じ時数で指導が行われているということはございません。
 それから、私立の幼稚園と公立幼稚園の連携でございますけれども、これにつきましては、幼稚園の研究会等の中で、講演会等があるときには私立幼稚園のほうに声をかけまして、昨年度の場合には50名を超える方が研修会に参加をされたといったところがございますので、今年度もそういった研修会等を通じて連携をしていければと思っております。

秋山委員

 では、1点、最初にお答えいただいた心身障がい学級の時間数ですけれども、ここに書いてある時間数というのは、何を基本に書いてあるんですか。昨年の時間数をもとにして出されたものなんですか。

里吉指導室長

 基本的に、子どもたちの状況が学年によって、また、入学してくる場合、子どもたちによって変わってまいりますので、例えば第六小学校の時数配当、6年生なんですけれども、当然5年生の段階のものをもとにしながら、改善・充実できたところはほかのところへ時数を振り向けてということで、前年度のものを基本にしてつくっているということでございます。

秋山委員

 わかりました。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

寺木委員

 社会教育会館で、「みたかの教育」の中の講座についてなんですけれども、子育て中の親の意識をもう少しいろんなところでフォローする必要があるのではないかということは、私もすごく強く感じていまして、この中に、三つぐらいですか、そういう親に向けての講座があるんですが、もう募集も済んでいるようですので、どのぐらい参加者があったかということをお願いいたします。

小田社会教育会館長

 その前に、先ほど総数をお話ししたわけですけれども、今回の特徴点というところでお話ししますと、従前は、ご自分たちのスキルアップということが主な目的でこういう講座等にご参加する方が多かったんですけれども、今回、スローガンが「学びが地域を創る」ということで、学んだことが地域づくりに寄与するとか、仲間づくりに寄与するということを主眼にしたコースの中身になっております。そのことからいえば、今委員のご指摘の子育て支援のサポーター部分の講座も幾つか、今回、実施をされるというところです。
 ちなみに、講座番号で101ですけれども、これは、30人の募集に対しまして44人の申込みがございました。それから、201は、これは定員が25人ですけれども、42人の申込みがございました。それから、301は、これも25人に対して35人の申込みがございました。
 特に、今回、108と109のボランティア養成コースということで、絵本ボランティアの養成講座、それから洋裁の関係も、これも、ただ単に覚えていくということではなくて、やはり、地域に出ていっていただくということの取っかかりになればということで、非常にこの二つ、ボランティア養成コースは、それぞれ52人と66人というかなりの倍率の応募がございました。

寺木委員

 ありがとうございました。よろしくお願いします。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょう。

秋山委員

 図書館で、おはなし会とかいろんな活動をされていて、いつもすばらしいなと思っています。内容を見ますと、小さい子どもたち向けとか、それから在宅の子どもたち向けとかというふうになっていますが、こういう事業で、全体で、年齢配分をしていくとしたら、乳幼児がどのくらいで、小・中学生はこれくらいで、成人向けがこれくらいと、割合というのは、何か目標などはあるんでしょうか。

若林図書館長

 図書館のおはなし会の対象の目標設定というのはございません。ただ、年間通してのおはなし会は、幼児プラス小学校低学年までの人が対象でございます。最近は、乳児を対象にした、もちろんお母さん・お父さんと一緒のおはなし会の企画立案を積極的に展開しようと考えております。

秋山委員

 では、それより年齢の上の人たちに対するサービスというのは、これからはどうでしょうか。

若林図書館長

 対象が小学校高学年あるいは中学生というようなことで、小学校5年生・6年生、中学生を対象にした、限定したおはなし会というのはまだ開催しておりませんが、ただ、一般的に、小学校低学年までのおはなし会であっても、小学生の高学年の方も何人かは参加するケースがございます。
 もう1点、中学生に対しては、図書資料の提供という意味合いで、ヤングアダルト冊子というものを発行しておりまして、本館においてはヤングアダルトコーナーを設置しておりまして、青少年の居場所づくりというような視点でサービスを提供しております。
 以上です。

廣瀬委員長

 ほかによろしいですか。

「平成18年第5回教育委員会定例会会議録(3)」へ続く

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