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平成17年第4回教育委員会臨時会会議録(2)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2005年10月7日 最終更新日:2019年12月26日

平成17第4回教育委員会臨時会

日程第1 平成18年度使用中学校教科用図書の採択について

○磯谷委員

 私のほうでは、話題にもなっております扶桑社の教科書についてですけれども、やはりとてもおもしろく書かれているなというふうには思っております。神話などについてもかなり割いておりまして、一つのおもしろい視点だなというふうに感じております。かなり今までの歴史教科書にないものを持ち込んだという意味では、非常に関心を持っていたわけですけれども、しかし、幾つかやはり難点があるかなというふうに私のほうは感じております。
 まず一つは、最初のほうで、歴史新聞をつくるということですね。あるいは、ロールプレイを歴史学習に取り上げるというふうなことが書かれているわけです。それぞれ、おもしろいことはおもしろいなというふうには思っておるんですけれども、ただ、歴史新聞ということになりますと、どうしても推測が多くなりがちになるのではないかなと、実際にその教える段階でですね。そうすると、その客観的なところを重視する歴史学習としてどうなのかなというふうなこととか、ロールプレイについても、歴史学習でロールプレイをするということは適当なのかなというところが、ちょっと私のほうは疑問に感じておりました。
 それから、この記述の中でときどき情緒的な記述が見られて、やや違和感を感じることがありました。例えば元寇に関する戦闘の記述の中で、鎌倉武士はよく戦ったというような話が出てくるんですけれども、ちょっとこのあたりの記述がやや違和感があるかなというふうに思いました。
 それから、近現代の部分ですけれども、特に日本と朝鮮、それから、中国とのかかわりについて、やや日本の見方が強調され過ぎているのではないかなというふうに感じております。こういうふうな形だけですと、どうして中国人の人、あるいは、朝鮮人の人たちから強い反発があるのかということを理解しにくいのではないかなと思いました。排日運動に関する記事がありまして、邦人、日本国民の人が暴民に奪わるとかというふうなものがあるんですけれども、またそれだけですと、どうしても被害者意識しか持たないのではないかなというふうに危ぐをしております。
 国際的なところで、これから活躍していく子どもたち、やはりどうしていろいろと批判的なことが諸外国から言われるんだろうというところを複眼的に理解していくためには、若干ちょっと問題があるのではないかなというふうに思いました。また、戦争の悲惨さに関する記述がやや薄いところも気になりました。
 私のほうは、ほかも、どの教科書もいろいろと工夫があっておもしろかったんですけれども、一つは帝国書院がやはりこの調べ学習の手ほどきが、オリエンテーションが非常に詳しくて、これは子どもたちは今、調べ学習が主になっておりますので、非常にいいのではないかなというふうに思いましたし、また、先般の戦争での、特に沖縄での悲惨な状況についても詳しく記載されているのが評価できるのではないかなというふうに思いました。
 それからもう一つは、日本文教出版ですけれども、これはおもしろいことに、各時代ごとに、女性と子どもの歴史を特集しているんですね。これはどうしても今の歴史というのが男性中心になって、女性、子どもが埋もれてしまいがちなんですけれども、そこをたくみに拾い上げて、記述をしているというところ、ここは非常に評価できるのではないか。それから、同じく日本文教出版では、見開きでイスラム教の特集をしている部分があるんですけれども、現在の世界情勢を理解するためには、このイスラム教を、あるいはその勢力というものを理解するのはとても重要だと思うんですけれども、そういった部分、これも評価できるのではないかなというふうに思いました。ただ、内容的には、もうちょっと、どうしてここまで広大な勢力になったのかというところは、ちょっと取り上げ方が、紙幅の限界もあるんでしょうけれども、やや不十分かなというふうな印象を持っております。ただ、この帝国書院と日本文教出版については、私は、注目していいのではないかなというふうに思いました。

○寺木委員

 私は、東京書籍を推したいと思います。歴史はやっぱり生徒が学習する上で、正しい歴史認識を持つということが大きな目標だと思いますが、近現代史がわかりやすい。それから、文章と資料のバランスもとれているということと、歴史を多面的に、多角的にとらえているという、そういうことで、ほかの教科書と比べますと、東京書籍は、そこのあたりのバランスが非常にすぐれているように思いました。

○廣瀬委員長

 それでは、私のほうですが、私は、やはり注目したのは東京書籍が、先生方おっしゃってくださったんですけれども、一番バランスがとれているのではないかというふうに思ったんですが、その歴史の資料の見方とか、調べ学習を行う場合のいろいろな手がかり、手法といったものをちゃんと紹介していて、これは歴史だけじゃなくて、ほかの科目にも使えることだと思うんですけど、そういったあたりのトレーニングがしっかりできると思ったことと、それから、「わたしたち歴史探検隊」というのがありまして、10箇所、20ページにわたってあるということで、かなり充実していて、いろいろな活動に対応できるのではないかというふうに、自分たちの身近な歴史を調べるということもできるというふうに思いました。
 それから、いろいろ先生方言ってくださったんですが、日本文教出版の女性と子どもの歴史というものについては、私も大変、こういう視点があったなというふうに思ったんですけれども、説明、本文が、簡潔といえば簡潔なんですが、もう少し説明の文があってよかったんじゃないかというふうに思って、残念だなと。ちょっとそのあたりの物足りなさを感じました。
 東京書籍は、その点でも、記述が非常にわかりやすい部分も多かったと思うし、拉致問題も扱っていたこともあって、最近のことまで取り入れているということがわかりました。
 おもしろかったのは、教育出版で、「いざ鎌倉」とか「鎖国の窓」とか、タイトルがときどき、大変おもしろいものがあって、興味を引くなと思ったんですが、いいと思うけれども、何かいまひとつ、ぴんとくるものを感じませんでした。
 扶桑社についても、磯谷先生もおっしゃいましたけれども、通読したときに大変おもしろくて、興味深くて、それなりの流れで全部わかるんですけれども、ちょっと一面的という感じがいたしました。それで、文化面、確かに日本の文化面、人物像等々についても充実しているとは思うんですが、歴史、この時期というのはやっぱり事実がどういうことがあったかということを多面的、多角的に知る必要があると思うんですね。今日、世界の中の日本というか、アジアの中の日本という視点がやはり必要だと思うんですよ。その面で、若干課題が残る教科書ではないかというふうに思いました。
 それから、日本書籍新社、現行が日本書籍なんですが、この教科書も大変、ある意味で立場がはっきりしていると思うんですが、わかりやすい教科書ではあるんですけれども、若干資料が足りない部分があるかなということがあったことと、内容のよさをこれでもってちょっとマイナスに、私にとってはマイナスになったなというのが、例えば、秀吉の部分で、秀吉のことをいろいろ書いていて、桃山文化とか何かのことまでも含めて書いている部分のタイトル、見出しが「秀吉が朝鮮を侵略する」というふうになっていて、その中の小見出しに、侵略のことがあるわけです。そのすぐ次に、桃山文化のことがあったり、いろいろありまして、その朝鮮侵略の部分というのが非常に大きく取り上げられてしまっているような形というのが、いささか問題じゃないかなというふうに思いました。
 そういうこととかもいろいろ含めて考えたときに、東京書籍がいいのではないかというふうに思いましたが、磯谷先生、いかがでしょうか。

○磯谷委員

 まず一つは、委員長がちょっと触れられた教育出版についてですけれども、確かに題名に工夫があるのは非常に注目したんですけれども、これはほかの、先ほどの地図でも申し上げましたが、やっぱりちょっと目次が貧弱なんですね。それから、ちょうど真ん中あたりに折り込みがあって、それで、年表みたいなものがあるんですけれども、それ自体は決して悪くないんですけれども、その場所が真ん中にあって、全部の部分が一々真ん中をめくってということになって、非常に使いにくいんじゃないかなというふうに感じました。そういうところで教育出版は、おもしろい面もあるんだけれども、ちょっと選ぶのはいかがかなというふうに思いました。
 先ほど私のほうは、帝国書院と日本文教出版に注目したというふうなお話をしまして、それも理由は先ほど申し上げたとおりなんですけれども、やはり東京書籍がバランスがとれているというのは、これはもう確かに、私も読んでみまして、そうだと思いました。本当に難がないというか、そういうふうなところでありますので、もしほかの委員の方々が東京書籍が適当だと言われるのであれば、私のほうは特に、それでも十分使える教科書じゃないかなというふうに思います。

○廣瀬委員長

 では、東京書籍でよろしいですか。

(「はい」と呼ぶ者あり)

○廣瀬委員長

 それでは、社会科の歴史的分野は東京書籍ということにいたします。
 次に参ります。社会科の公民的分野であります。これはいかがでしょうか。

○寺木委員

 最初に、今、話題になっている扶桑社のところで、国旗・国歌をしっかり取り上げている。これは大切だということで、今の国の方針には沿っているかなと思いました。
 それから、教育出版の日本国憲法をしっかり取り上げているところ、これも魅力ではありました。
 それから、清水書院、私は清水書院がいいと思ったのですが、その中の一つに、地方自治のところで、三鷹市の例が取り上げられているという、生徒にとっては身近な話題である、身近に感じられるということで、そのように思いました。私は、清水書院を推したいと思います。

○秋山委員

 私も清水書院を推薦します。やっぱり自分たちのまちが教科書に載っているというのは、生徒さん、先生方からすると、とてもうれしいことではないかと思います。それと、その中身なんですけれども、全編を通じて人権意識を、人間尊重の精神に基づいて書いてくださっているところで推薦したいと思います。
 そのほかに、大阪書籍と教育出版なんですけど、巻末に、各機関のホームページがまとめて書いてあったんです。あれはとても、調べ学習でインターネットを使って調べるときに役立つでしょうし、これから先も何かのときにひもとけるようなこともあるので、それも大変いい工夫だなと思いました。以上です。

○磯谷委員

 まず扶桑社のこの公民の教科書ですけれども、やはり幾つか気になる点がございました。まず10ページなんですけれども、個人の尊厳と両性の平等を、直接批判しているわけではもちろんないんですけれども、その文脈から読むと、家族の一体感を損なって、社会の基盤を揺るがしかねないというふうな形で、否定的に読めてしまうんですね。これは読み方が違うと言われれば、それはしようがないんですけれども、どうもやっぱり家族というのが、何かこう、社会のためのように思えてしまうと。むしろ本当は家族がその構成員である個人にとって非常にかけがえのないものだというところを強調すべきなのではないかなということ。ちょっとそこの家族観について、これも私、個人的にですけれども、違和感がありました。
 それから、そういうところはさておいても、ちょっと複眼的な視点を養うという意味でどうなのかなというふうに思った点が幾つかあったんですね。例えば自衛権の強調についても、これはもちろん大切な問題なんですけれども、例えばそれが周辺国にどういうふうに受けとめられるんだろうかというふうな視点がなかなか読みにくいのではないか。それから、さっき寺木委員は、国旗・国歌についてきちんと書かれていることが望ましいというふうにおっしゃいまして、それ自体、否定はしませんけれども、ただ、それも一律に何か尊重することを求めていて、ただ、やっぱり国旗・国歌に対して抵抗がある人たちもいるわけですよね。そういう人たちがどう感じているのか、そして、その背景にどういうことがあるのかといった複眼的な思考というのがちょっと不十分なのではないかなというふうに思いました。
 また、拉致問題、不審船の問題なども、これはもちろん我が国にとっては非常に重要な問題であることは確かなんですけれども、それについても、取り上げ方がちょっと複眼的な思考をはぐくむという点で、やや不足しているんじゃないかなと、こういうふうなことから、ちょっと私としては、消極的でした。
 先ほどほかの委員からは、清水書院を推すお話がございまして、確かに三鷹が掲載されているというのは、子どもたちにとって非常に大きいんだろうなと。やっぱり本当に身近な部分が書かれている教科書というのは、それだけで多分非常に、というふうには思ったんですけど、私は、帝国書院がよろしいのではないかなというふうに思ったんですね。一つは、やっぱり人権の考え方というものが、非常に厳しい試練の中で人権が獲得されてきたということをきちんと書いているというところに注目いたしましたし、それから、同年代の子どもたちが、同年代の女の子、在日朝鮮人の子どもたちのチマ・チョゴリの問題、こういった問題にも触れていて、やはり身近に人権問題を考えさせるという意味では非常にすぐれているんじゃないかなというふうに思いました。それだけでなくて、実際にそのクラスの中で、子どもたちが遭遇するような場面を通して、この人権を考えさせるという意味でも、そういうところもありまして、私はこの帝国書院というのはなかなかよくできた教科書じゃないかなというふうに感じました。

○廣瀬委員長

 私は、いろいろ見たところでやっぱり、秋山先生おっしゃったけれども、清水書院が基本的に人間尊重、人権関係のことをかなりしっかりと押さえて、全体を通して編集をしているということですね。一人ひとりが社会をどのように構成していくかという視点からつくられているということ。ここを大事にしたいと思いました。
 それで、家族のあり方についても取り上げていて、男女共同参画社会についても触れられているし、もちろん三鷹市の例というのは、自分たちの学習のモチベーションを非常に高めるということ、これはもうそのとおりで、これも大きなプラスポイントだと思いますけれども、それだけじゃなくて、やはり内容的にいってもいいと思いました。「公民ファイル」というようなページがあって、これが22テーマもあったと思いますが、そうやって身近な問題を取り上げて、自分たちが主体的に問題解決に取り組めるというような姿勢を持つということができるという意味で、清水書院がいいのではないかと思いました。
 私自身は、扶桑社の国旗・国歌を正面から取り上げている点、海外に行ったときに、その国の国旗・国歌に対する敬意というもののあらわし方というのは、日本の人たちというのは若干、鈍感ではないかということを常日ごろ思っていて、そこの点をしっかりと明記している点で、扶桑社というのを特筆するものだと思ったんですが、今、磯谷先生がおっしゃった国旗・国歌の背景にあるいろいろな考え方というものについて考える必要は確かにあるのかもしれないと思いましたね。
 記述の中に、国民というのが一人ひとりの人間というよりは、全体としての国民というようなとらえ方がどこかにあったんですが、ちょっとそれは清水書院とちょうど対極にあるようなものではないかと思いまして、三鷹の子どもたちということから考えたときに、私は清水書院の教科書のほうがいいのではないかというふうに思いました。
 ということで、磯谷先生は帝国書院なんですね。今のところ、清水書院のほうが多いようですけれども、いかがでしょうか。

○磯谷委員

 これも先ほど私も申し上げたように、やはり三鷹が載っているというのは非常に大きいですよね。ですから、また清水書院、確かに私も読んでみまして、別に人権の問題で何か不都合があるということは全くございません。「公民ファイル」など、先ほど委員長触れられましたけど、大変工夫があるものだと思います。そういうことで、帝国書院も私としては推したいところですけれども、ほかの先生方、清水書院ということであれば、特にそれに反対するつもりはございません。

○廣瀬委員長

 また、巻末の資料ですか、いろいろな法律とか憲章といったようなものの、内外のものを広く取り入れていて、バランスがとれているんじゃないかと思いました。それでは、公民的分野は清水書院ということにいたします。
 次は、数学ですね。いかがでしょうか。

○磯谷委員

 この数学は、これまた本当に比べてみると、もう選択するのが大変なほど、どれも工夫していますし、また、結構似てもいるわけなんですよね。本当に悩んだんですけど、ただ、東京書籍がそれぞれ問題がある、基本の問題とか、章の問題とか、補充問題とか、発展問題とか、いろいろあるんですが、その最初の基本問題については、解答を付さないで、それ以外のところについては、解答を付していると。要するに、一番基本の問題については、やはり安易に解答を付さないで、きちんと授業を、あるいは、授業を踏まえた宿題を出すなどで、よく考えさせて、そして、それ以外のところについては、自習もできるような形で、解答もつける。そのあたりの配慮は非常にできているんじゃないかなというふうに思いました。
 それから、例題、解説、基本、応用と、非常にはっきり、読んでいてはっきり区別できるような記載になっていますので、めりはりを持って、学習していけるんじゃないかなというふうに思いました。そういうことで、東京書籍はなかなかよくできているんじゃないかなというふうに感じております。

○寺木委員

 どの会社のものもよくできているのですが、そういう中で、東京書籍が、習熟の程度に応じて問題がつくられているということと、それから、その習熟の程度で、自分で問題を選択できるということ。それから、現在も三鷹市で使われているという、そういうことがいいなと思います。
 あと、これはどうかなと思うところで、大阪書籍なのですが、練習の問題も多いし、とてもいいなと思ったのですが、ヒントが多いというのは、これは少し考える力を養うという意味では、ちょっとよくないかなというふうに思いました。以上です。

○秋山委員

 私も、問題の「たしかめ」とか、補充問題だとか、そういう問題の流れから、やっぱり東京書籍のほうが勉強しやすいのかなと思いました。大阪書籍とか、大日本図書、それから、教育出版、問題数の多いのは大日本図書とかかなり問題数が多くて、問題を多く解いてもらいたいというのもあるので、薦めたいんですが、ヒントとか注釈がかなり、それもたくさんあって、問題を解いて確認をしていく作業のときには、そのヒントがじゃまになるお子さんもいるんじゃないかと思いました。以上です。

○廣瀬委員長

 ありがとうございます。そうですね。教科書に練習問題がたくさん載っているというのはプレッシャーにもなるし、その練習は練習で別になっているほうが、かつてそういうことで、これを全部やらなきゃいけないのというふうにいつも思っていた生徒だった私からすると、あの教科書を見たときにちょっと、確かに大阪とか教育、大日本は思いました。だから、別冊のような形のもののほうがいいんじゃないかというふうに思って、そういう意味で、東京書籍のほうがかなりはっきりと分かれていまして、いいと思いました。それで、例題の示し方がわりと細かいステップでわかりやすく順番に出てきているというのは、いろいろなタイプの子どもたちにとってもいいと思いました。
 それから、和算、日本の数学について記述があって、これも数社ありましたけれども、我々の文化、伝統というものを知る契機となって大変いいと思いますね。
 あと、大阪書籍が数学を生活場面と結びつけていて、数学というと、私のときにはすごく抽象的だったんですよね、中学校から高校の数学というのは。それで、何かつまらないなといつも思っていたんだけど、あとになってみると、数学というのは実は実生活についても密接に関係があるということがわかってきたんですが、その意味で、大阪書籍は工夫がされていて、それは東京書籍のほうも実際にこういった事柄を利用する場面とか、パズルとかいろいろなものが載っていて、数学に対する興味を喚起する工夫がなされているというふうに思いました。
 昔、ピタゴラスをやったときに、三平方の定理ですか、一つだけしか解法を習わなかったように覚えているんですが、このごろの教科書はどの教科書もいろいろな解法が出ていて、秋山仁さんの数学教室を見ているような感じがしましたけど、そういうような影響というのが、彼らのやっているような活動というのが反映されているのかもしれない。今の子たちはいいなというふうに思ったんです。
 東京書籍は、わりと小学校の算数との関連ということも押さえているんじゃないかというふうに思いまして、そういう意味では、小・中一貫教育として考えている三鷹の義務教育の中で、これを使うのはいいと思います。では、東京書籍ということでよろしいですか。

(「はい」と呼ぶ者あり)

○廣瀬委員長

 それでは、数学は東京書籍ということにいたします。
 次は、理科の第一分野です。いかがでしょうか。

○寺木委員

 私は、大日本図書がいいと思います。その理由としましては、実験を重視しているということと、器具についても詳しく出ている。また、大日本図書は、今も三鷹市で使われているんですね。そういう意味でも、流れとして、大日本図書を推したいと思います。

○廣瀬委員長

 問題がないということですね。

○寺木委員

 はい。問題がないということで。

○秋山委員

 私も大日本図書を推薦します。これは寺木先生もおっしゃったように、実験が非常に興味深く、実験に興味を持たせてくださるような工夫をしてくださったと。それから、概念というのが教えづらいと先生方おっしゃっていまして、その概念をわかりやすく教えやすいように提示されているというところで推薦したいと思います。
 啓林館のほうも、ちょっと私は目を引いたんですが、これはとても写真とか図が大きくて、とてもわかりやすいんですけれども、文字がちょっと、説明などが不足しているのがもったいなかったなと思いました。以上です。

平成17年第4回教育委員会臨時会会議録(3)へ続く

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