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みたか・子どもと絵本プロジェクトのこれまで

作成・発信部署:スポーツと文化部 芸術文化課

公開日:2012年7月21日 最終更新日:2023年11月17日

みたか・子どもと絵本プロジェクトのこれまで

  • 平成18年度 ベビーフレンドリー化事業
  • 平成18年・19年度 市民が作る「神沢利子展」プロジェクト
  • 平成18年度~ 子どもと絵本ボランティア講座
  • 平成21年度~ 星と森と絵本の家の運営
  • 平成23年度~ 子どもと絵本プロジェクト連絡会
  • 平成25年度~ 三鷹駅前まるごと絵本市
  • 平成25年度~ おとな絵本ラウンジ(三鷹ネットワーク大学との共催)
  • 令和元年度~ 児童文学作家の神沢利子さんが名誉顧問(愛称「わたしたちのひいお
           ばあちゃん」)に就任

ベビーフレンドリー化事業

 既存施設を、赤ちゃん連れで行きやすい施設にするには…を、市民目線で検討し、リフォームしました。

市民が作る「神沢利子展」プロジェクト

 三鷹市内在住の児童文学作家・神沢利子さんの作品世界をテーマとする展覧会を、実行委員会方式によって企画実施しました。平成18、19年度の2年間、市内全域で「神沢利子展プロジェクト」を展開しました。

神沢利子さんは、日本を代表する児童文学作家です。
『くまの子ウーフ』が出版された昭和44年(1969年)から40年近く三鷹に住み、88歳を迎えた今も三鷹から世界の子どもたちへ豊かな物語とことばを発信し続けています。童話や児童文学、童謡、詩、エッセイなどぼう大な数の作品があり、絵本では、戦後の絵本の大きな流れをつくってきた、おもだった画家たちと組んで数々の名作を生み出してきた方です。

ふたつの展覧会

 平成19年3月には、プロジェクトのキックオフ企画として、三鷹市芸術文化センターで手づくりの展覧会を開催しました。
 この「どうして? 神沢利子展 ウーフからの招待状」展では、作品の展示方法や、解説文の平易さなどに工夫し、「子どももおとなも楽しめる展覧会」を模索しました。また、平成19年8月から11月まで各コミュニティ・センターで巡回展を行いました。

 これらの実績をもとに平成19年12月8日~平成20年年1月13日、三鷹市美術ギャラリーで本格的な展覧会「トコトン! 神沢利子展 いのちの水があふれだす」を開催しました。
 豊かで深い神沢作品の世界を、多数の画家たちによる絵本等の原画、原稿や書簡、書籍などの資料、ジオラマによる作品世界の再現で立体的に伝えたほか、創作と人生の流れ、人間的魅力を紹介しました。

プロジェクトは、すべて実行委員の手で進められました

 段ボールの立体展示物や手芸品などの制作も手づくりしました。
 読書会やブックカフェ(作品や資料を取り揃えた情報交換の場)の開催、イベントの運営、会場スタッフの研修会、展示設営などなど、数限りない細部の積み重ねが、情熱と行動力によって実現しました。

「神沢利子展プロジェクト」
実行委員 130人
ジュニア(中学生)委員 80人
キッズ(小学生)委員  13人

プロジェクトの成果

 プロジェクトの1年以上に及ぶ共同作業の過程では、ふだんの生活で得られない創造的な喜びがあり、さまざまな出会いがありました。
 「子どもたちをゆたかに育む」という理念を共有することにより、活動に確かな視点がもたらされ、地域とのかかわりが深まりました。

子どもの目線、世代間の交流、子ども連れでの活動が常に大切にされました

 なによりも在住の作家とその作品の魅力があってこその活動でした。
 市内外から多数の神沢ファンであるボランティアが集まり、画家や美術館・出版関係者の協力が得られ、展覧会に遠方から多くの人々が来場することになりました。
 神沢利子さん自身も楽しんでかかわってくださいました。

 さまざまなハプニングや葛藤があり、意思決定や進行管理、役割分担など運営に関しては課題が残りましたが、「一人の作家の作品世界と向かい合い、みんなで展覧会をつくる」という活動が、これほど多様な人々を惹きつけ地域のポテンシャルを引き出せるということを示せたのは「みたか・子どもと絵本プロジェクト」にとって大きな成果でした。

子どもと絵本ボランティア講座

 「みたか・子どもと絵本プロジェクト」は、すべての子どもたちに届く活動にするために、子どもたちが歩いていける身近な地域で絵本と出会い楽しさを体験できる環境と、子どもと絵本に関心を持つ担い手をつくるための活動を行っています。
 プロジェクトの担い手となるボランティア養成は、住民協議会の協力で各地域のコミュニティ・センターを会場に開催しています。保育つきの講座で、地域での見学や実習、自主活動なども行い、自主グループとして地域での活動を継続しています。

  • 平成18年度 新川中原コミュニティ・センター
  • 平成19年度 大沢コミュニティ・センター
  • 平成20年度 三鷹駅前コミュニティ・センター
  • 平成21年度 井の頭コミュニティ・センター
  • 平成22年度 井口コミュニティ・センター
  • 平成23年度 連雀コミュニティ・センター
  • 平成24年度 牟礼コミュニティ・センター
  • 平成25年度 新川中原コミュニティ・センター
  • 平成26年度 大沢コミュニティ・センター
  • 平成27年度 連雀コミュニティ・センター
  • 平成28年度 三鷹駅前コミュニティ・センター
  • 平成29年度 井の頭コミュニティ・センター
  • 平成30年度 井口コミュニティ・センター
  • 令和元年度 牟礼コミュニティ・センター
  • 令和2年度 開催中止
  • 令和3年度 新川中原コミュニティ・センター
  • 令和4年度 大沢コニュニティ・センター
  • 令和5年度 三鷹駅前コミュニティ・センター

みたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会

 これまでの活動から生まれた子どもと絵本にかかわる活動グループが連絡会をつくり、よりよい活動をめざして交流会や研修会、講演会などを行っています。
 活動に携わる人や参加する人々が「子どもたちが、地域のおとなたちとのふれあいやコミュニケーションの中で、生き生きと豊かに成長できるように協力し合う」というプロジェクトの考え方を共有しながら進めていきます。

このページの作成・発信部署

スポーツと文化部 芸術文化課 星と森と絵本の家
〒181-0015 東京都三鷹市大沢二丁目21番3号(国立天文台内)
電話:0422-39-3401 
ファクス:0422-39-3402

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