水車のしくみ

水輪(みずわ)

上掛水車・胸掛水車・下掛水車のイラスト一般に水車と呼ばれる、水のエネルギーを受けて回るところ。水のかかる位置によって上がけ、中がけ、下がけに分けられる。
武蔵野地方は中がけが多く、新車(しんぐるま)も中がけである。水が入るところを水受けといい、"く"の字形になっている。また、水受けを支える自転車のスポークのような部分を『くもで』という。
新車の場合、水輪の直径1丈5尺1寸(約4.6メートル)、水受け42個、くもで片側14本。1分間に、10〜12回転し、約6馬力あった。

小坂克信(産業考古学会理事 水車と臼分科会代表)

水輪の写真