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国立天文台周辺地域土地利用基本構想(令和6年10月)
作成・発信部署:都市再生部 国立天文台周辺地区まちづくり推進本部
公開日:2024年10月16日 最終更新日:2024年10月16日
国立天文台周辺地域土地利用基本構想を策定しました
策定の背景・目的
昨今は世界的な気候変動の影響により、猛暑や豪雨、台風に伴う自然災害などが全国各地で生じています。三鷹市でも、令和元(2019)年10月の台風19号の際に避難所を開設しましたが、洪水浸水想定区域に立地する羽沢小は風水害時に避難所として開設できないなど、防災上の大きな課題を抱えています。
また、三鷹の教育では、「学校3部制」の実現によるスクール・コミュニティの創造の検討を進めています。学校を地域の共有地「コモンズ」と位置づけ、地域の人財や資源が集い、活動できる場としての活用を目指しています。
このような中、令和元(2019)年11月、大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台(以下、国立天文台)より、今後の研究の継続・発展に向けた同敷地北側ゾーンの有効活用についての相談が三鷹市に寄せられました。
これらの背景を踏まえ、令和2(2020)年12月には、国立天文台周辺地域における総合的なまちづくりに連携して取り組む「国立天文台と三鷹市の相互協力に関する協定」を改めて締結するとともに、令和4(2022)年6月には「土地利用基本方針」を策定しました。
その後、令和5(2023)年9月に公表した 「国立天文台周辺地域土地利用基本構想策定に向けた基本的な考え方(案)」について、国立天文台と三鷹市が共通認識を持ち、連携・協力して取り組んでいくため、「国立天文台周辺地域のまちづくりに関する覚書」を令和6年2月に締結しました。
本構想は、国立天文台周辺地域を対象に、天文台敷地北側ゾーンの土地利用のほか、商業施設の不足に伴う買物不便環境の解消に向けた小学校等の将来的な跡地利用など、市民の皆様や国立天文台とともにこれからも歩む長期的なまちの将来像も含めた検討を行い、「土地利用基本方針」で定めたまちづくりの目標である「天文台の森を次世代につなぐ学校を核とした新たな地域づくり」の実現に向け、取組内容をまとめたものです。
基本構想の概要
構想1 「おおさわコモンズ」の創出とエリア全体のまちづくり
- 地域の共有地「おおさわコモンズ」の創出
- 日常生活の利便性を高める「羽沢小跡地」の検討
- 地域の身近な交通手段のさらなる充実
構想2 あらゆる災害に備える防災・減災まちづくり
- おおさわコモンズ全体が防災拠点に
- 野川周辺の防災・減災まちづくり
構想3 次世代へ引き継ぐ天文台の森(北側)
天文台の森(北側)を都市の里山として次世代に引き継ぐ
構想4 子どもを取り巻く環境の整備
- 国立天文台と連携する「森の学校」
- 大沢台小の将来的な跡地利用
- 通学へのサポート
構想5 おおさわコモンズの土地利用
施設整備をメインとしたおおむねの想定エリア
おおさわコモンズの整備目標スケジュール
今後は、より詳細な土地利用や施設計画を盛り込む「国立天文台周辺地域土地利用整備計画(仮称)」の策定に着手します。
その後、必要な手続きや設計・工事を進め、順調に進んだ場合、おおさわコモンズは令和15(2033)年度以降のオープンを目標としています。
羽沢小や大沢台小の跡地活用は、小学校移転後、段階的に取り組んでいきます。
今後の取り組みについて
市民の皆さんや地域団体への説明のほか、広報みたかの記事連載、多様な手段による情報発信に取り組みます。
皆さんのご意見をお寄せください
本取組に関するご意見は、随時、電話や電子メールなどで受け付けています。ぜひ下記までお寄せ下さい。
国立天文台周辺地域のまちづくりを考えるガイドブック(改訂版)について
令和4(2022)年6月の土地利用基本方針策定と同時に作成したガイドブックを、土地利用基本構想策定にあたり、全面改訂しました。
まちづくりの歴史、現状や課題を示すデータ、写真、図などの資料のほか、各論点の有識者によるアドバイス、説明会等の開催状況、よくある質問と回答などを掲載しています。
これからのまちづくりの課題解決に向けて、一緒に考えていただく一助になれば幸いです。
ガイドブック(改訂版)の本文については、「国立天文台周辺地域のまちづくりを考えるガイドブック(改訂版)」のページをご覧ください。
お問い合わせ
三鷹市 都市再生部
国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局
- 電話 0422-24-9266(まちづくりに関すること)
- 電話 0422-29-8349(教育に関すること)
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