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三鷹市大沢の里古民家
作成・発信部署:スポーツと文化部 生涯学習課
公開日:2020年6月3日 最終更新日:2021年2月17日
入館料変更のお知らせ
大沢の里水車経営農家の臨時休館に伴い、下記期間において入館料を変更いたします。
入館料:200円 ⇒ 100円(大沢の里古民家のみ見学可能)
期 間:令和3年2月8日(月曜日)から令和3年3月13日(土曜日)まで
新型コロナウイルスの感染拡大防止について
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、次のとおり一部の利用を制限させていただきます。
なお、ご協力いただけない場合は、入館できません。
- 体温が37.5度以上あるかたは、入館できません。
- マスクを着用してください。
- 団体の見学はできません。
- 入館の際、検温・手指の消毒・緊急時の連絡先の記入にご協力いただきます。
年間パスポートについて
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月26日(木曜日)から5月31日(日曜日)まで休館していたことに伴い、年間パスポートの有効期限を延長いたします。
詳細は、生涯学習課へお問い合わせください。

大沢の里古民家の地図
施設概要
ワサビ栽培と昔のくらしを今に伝える古民家です
緑と水に囲まれた大沢の里公園は、かつて農村であった三鷹の原風景を今もなお留めています。ここに残る大沢の里古民家は、明治35(1902)年に建てられた四つ間どりの典型的な農家で、平成30年に復元・整備工事を完了し、昔ながらの民具の展示や、体験学習事業を行う施設として一般公開しています。
所在地
大沢2丁目17番3号
休館日
火曜日(火曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始(12月28日から1月4日まで)
入館料
200円(大沢の里水車経営農家との共通券、中学生以下は無料)
公開時間
午前10時から午後5時(4月~10月)
午前10時から午後4時(11月~3月)
交通案内
- JR三鷹駅南口から 小田急バス「榊原記念病院」、「朝日町三丁目」または「車返団地」行バス、「竜源寺」下車徒歩5分
- 京王井の頭線三鷹台駅より みたかシティバス「三鷹台・飛行場ルート」「竜源寺」下車徒歩5分
- 京王線調布駅より 京王バス「武蔵小金井駅南口」行「野川公園一之橋」下車徒歩10分
現地に駐車場はありません。近くのコインパーキングなどをご利用ください。
【中止】団体見学申込
団体での見学はできません。
10人以上の団体での見学をご希望のかたは、スポーツと文化部生涯学習課(電話0422-45-1151 内線2922)まで、電話でお申し込みください。
古民家の魅力を伝える講座を実施しています
季節と共にあった昔の暮らしを感じられる花や書、三鷹の年中行事を展示しています。また、土曜日を中心に、講座や体験学習各種のイベントなどたくさんの催しものを行っています。
今後の講座・イベント
現在、募集を行っている講座・イベントはございません。
これまでの講座・イベント(平成31年・令和元年度)
- 4月13日 講座「自分で作る農家のお茶」(農家のお茶シリーズ第1回)
- 4月27日 イベント「古民家で昔遊び」
- 5月11日 講座「日本茶の歴史とその文化」(農家のお茶シリーズ第2回)
- 5月18日 イベント「原きよ朗読会~水車小屋とワサビ田のころ~」
- 6月8日 講座「高級チョコに合うのはお茶?お茶請け文化を学ぶ」(農家のお茶シリーズ第3回)
- 6月22日 イベント「雨の日を楽しむ ミニ番傘づくり」
- 7月6日 講座「七夕とお盆の深い関係⁉夏の年中行事を学ぶ」
- 7月13日 イベント「箏×篠笛 古民家音楽フェス」
- 7月27日 イベント「昔遊びの遊具作り」
- 8月3日、10日 エコミュージアム入門講座「カイコの歴史と魅力 カイコに触れる、育てる体験講座」
- 8月24日 イベント「納涼古民家怪談 古民家には妖怪がいっぱい⁉」
- 9月14日 講座「草でできた民家の屋根 箕輪家の解体調査を通して」
- 9月28日 イベント「古民家朗読会~三鷹と多摩の昔ばなし~」
- 10月12日~14日 イベント「大沢の里水車・古民家まつり」
- 10月26日 講座「"静"の茶から"動"の茶へ 旅とお茶の関係とは?」
- 11月2日 講座「古建築を学ぶ」
- 11月23日 イベント「まゆクラフト」
- 12月7日、21日 イベント「しめ飾りつくり講座」
- 12月22日 イベント「古民家でお正月花を生ける」
- 1月11日 イベント「書き初め体験」
- 1月25日 イベント「春を待つ生き物を「そーっと」訪ねる」
- 2月15日 体験学習「わさび食体験」
- 2月22日 講座「湧水はどうしてそこにあるのか?地形の成り立ちを一から学ぶ」
大沢の里古民家とは
江戸時代から同地でワサビ田を経営してきた「箕輪家」の母屋として、明治35(1902)年に建てられ、昭和55(1980)年頃までの約80年間利用されていました。平成19年に故・箕輪一二三さんから三鷹市に寄贈され、平成21年に市の有形文化財に指定されました。
市は平成28年から母屋の復元整備と周辺環境の整備工事を開始し、平成30年度に全ての工事が完了しました。整備工事に当たっては、建物をいったん解体し、可能な限り元の部材を活用して、昭和22年~55年ごろの状態に復元しました。
建物の東側にはかつてのワサビ田が現存し、初夏にはホタルが現れます。また、対岸には、日本でも有数の水車「大沢の里水車経営農家」(日本機械学会機械遺産・東京都指定有形民俗文化財)が今でも残されるなど、豊かな自然に囲まれた風景が広がります。
部材の9割以上を再利用した復元工事
家屋の復元工事に当たっては、一旦建物を全て解体し、解体時に詳細な調査を行いました。そのうえで、この家屋の利用の変遷に応じて加えられた改修の最後の形状である、昭和25(1950)~昭和55(1980)年頃の形状に整備しました。解体時の詳細な調査により、当時の一般の民家の構造や建築の方法、間取りの変遷などが判明し、当時の構造を可能な限り残す方法で、整備工事を行いました。また、解体時に部材の調査も行い、可能な限り元の部材を使用しており、その割合は9割以上にのぼります。
解体復元工事の様子はビデオや写真に記録しており、その成果は古民家で展示しています。また、工事の初期から市民レポーター「チームわさび」が取材に入り、工事中しか見られない貴重な瞬間を記録しています。記録した内容は、みたかエコミュージアム研究「みぃむ」などで発表しています。
ワサビとともにあった古民家
箕輪家のワサビ栽培は、伊勢から江戸へ仕官のために訪れた、小林政右衛門という人が、大沢の地を訪れ、箕輪家の分家を継いだことから始まります。この地に来た政右衛門は、きれいな湧水を利用してワサビを栽培することを思いつき、郷里である伊勢の五十鈴川で育った苗を取り寄せて、ここをワサビ田にした。と伝えられています。当時江戸では刺身が流行しており、その薬味としてワサビ栽培が盛んになりました。
古民家では、かつて使われていた「箕輪山葵園」の半てんや手ぬぐい、ワサビ田で使った農具などを展示しています。また、当時のワサビ栽培の様子や調査の成果をパネルで展示しています。
大沢のワサビの自生数は、近年少なくなっていますが、市民ボランティアの協力を得ながら、歴史ある貴重なワサビを復活させ、守り、継承していく取り組みを行っています。
このページの作成・発信部署
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電話:0422-45-1151(内線:2921、2922)
ファクス:0422-29-9040