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セグロセキレイ(背黒鶺鴒)セキレイ科

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2016年3月9日 最終更新日:2023年6月5日

画像:黒っぽい顔のセグロセキレイ(拡大画像へのリンク)

セグロセキレイの姿

(画像クリックで拡大 38KB)

日本固有種。ハクセキレイとの違いを見分けよう!

 セグロセキレイは、全長21cmほどのスマートな体型と白、黒のシックな色合いの小鳥で、頭から尾羽までの背の部分が黒いことからセグロセキレイと呼ばれます。三鷹市内で普通に見ることができるセキレイの仲間は、このセグロセキレイのほかにハクセキレイ、キセキレイがいますが、いずれも水辺の環境に多く、活発に歩きながら水生昆虫などを採食しています。

 飛ぶときに翼を開いたり閉じたりを繰り返しながら波状に飛んでいくところもセキレイの仲間の特徴です。この3種のうちセグロセキレイだけが日本の固有種(日本にしか生息していない種)です。

画像:白っぽい顔のハクセキレイ(拡大画像へのリンク)

ハクセキレイの姿

(画像クリックで拡大 50KB)

 キセキレイは鮮やかな黄色が目立つのでわかりやすいのですが、このセグロセキレイとハクセキレイは色合いが似ています。セグロセキレイの顔は黒っぽく、ハクセキレイの顔は白っぽく、過眼線(眼を横に通過する線)のみが黒いことなどで見分けることができます。

 セキレイの仲間は波状に飛びながら鳴くことがおおいのですが、キセキレイ、ハクセキレイの声は「チチン、チチン」と澄んだ声であるのに対し、セグロセキレイは移動する時「ジジン、ジジン」と濁った声であることからも区別できます。

 セグロセキレイやキセキレイは河川の近くなどを中心に生活していますが、水辺の環境に関わらず都市の中でも生活しているハクセキレイの増加により生息場所を追いやられる傾向があるようで、個体数が減少しているといわれています。姿は似ていても都市環境への適応力の違いが個体数の増減を分けている例といえます。

 三鷹市内で見かけるチャンスもそれほど多くない鳥ですが、野川や仙川などの河原で気をつけていると見ることができるかもしれません。

参考文献
日本の野鳥 叶内拓哉解説 山と渓谷社

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電話:0422-29-9789 

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