ここから本文です
平成22年第2回教育委員会臨時会会議録(2)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2010年8月3日 最終更新日:2010年8月3日
平成22年第2回教育委員会臨時会(2)
議案第18号 三鷹市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する等の規則の制定について
磯谷委員長
私立学校に対して、もちろん私立は私立ですから、直接公立のような指導はできないんだけれども、教育委員会としては一定の指導権みたいなのはないんですか。
伊藤総務課長
私立の専門学校についてはあります。
磯谷委員長
例えば、私立の小・中についてはないんですか。
伊藤総務課長
私立の小・中にはないと思います。どこが許認可権を持っているかというと都道府県です。
磯谷委員長
ああ、東京都がたしか私立を所管していますよね。
伊藤総務課長
この部分すべて固有事務です。法定受託事務の形とか国からの法令に基づく事務ではなくて、固有事務がすべてです。この中では。
寺木委員
具体的にどんな仕事があるかというと、主に私学助成金ですよね。
伊藤総務課長
私立学校につきましては、一つは、児童・生徒・保護者の補助金です。
貝ノ瀬教育長
明星学園とか行っている子ですね。
伊藤総務課長
はい。その補助金です。
それから、学校の設置者に対する補助金というのがありまして、私立の小・中・高校の設置者への補助金です。
貝ノ瀬教育長
高校もですか。
伊藤総務課長
はい。水道料の補助なので、全体で60万円とか、そのぐらいの額です。それから、私立幼稚園等の園児の保護者の補助金です。これは都の補助金と市の負担金という形であります。それから、私立幼稚園の就園費補助金というものもございます。これは幼稚園の設置者に補助するものです。これは私立幼稚園の設置です。それから、私立幼稚園協会というところにも補助しておりますけれども、そういった種類のもの全部で5種類ぐらいの補助金等があるということです。この事務分掌の中ではあまり細かいところまで、細かく見えるところもありますけれども、大くくりなんです。
秋山委員
これ、ざっくりし過ぎている。
貝ノ瀬教育長
指導内容にかかわるものはないですから。幼稚園にしても、私立小・中学校にしても。権限がありませんから。物的な面でお金を出しているとか、そういうことです。ですから、学務係で所管しているんです。もし、指導の中身にかかわるものでしたら指導室に位置づけられていたと思います。
磯谷委員長
わかりました。ほかにいかがでしょうか。
貝ノ瀬教育長
これは、公立幼稚園でもあれば、また別ですけれども、公立がなくなっていますから、もうそうなると、ほんとに教育委員会に置かなければならない必然性はないということでございます。
藤川教育部長
先ほど伊藤課長も言っていましたけれども、私が総務部にいたときなんですけれども、そのころは、市立幼稚園は教育委員会。私立のほうは文書課という要するに市長部局の総務部の庶務みたいな扱いで総務部が持っていたんです。全然、幼稚園や教育と関係のないところが私立学校に関することを所管しておりました。
磯谷委員長
なるほど、わかりました。
寺木委員
保育園も私立はあるんですか。
貝ノ瀬教育長
あります。
寺木委員
それも市長部局の子育て支援のほうに移るんですか。
藤川教育部長
もともと子育て支援室のほうで私立も公立も所管しています。
伊藤総務課長
保育園は、今は子育て支援室ですが、来年度からは子ども育成課というところで所管します。
寺木委員
そうですね。
伊藤総務課長
手当とかそういう関係は、子育て支援課で所管します。
貝ノ瀬教育長
教育委員会はもう小学校1年生から中学3年までとなる。6歳から15歳までということで、いろいろこれからも教育ビジョンの見直しなんかも影響してくるでしょうね。組織の見直しによってね。
寺木委員
そうしますと、幼・保・小の連携とか、そこのあたりはどうなるんでしょう。
貝ノ瀬教育長
もちろん連携ですから、従来どおり連携はやっていくようになりますけれども。それが具体的にどこでリーダーシップをとるかというと、この辺はこれからでしょうね。どっちが必要としているかということもあるでしょうし。
寺木委員
そうですね。
秋山委員
この幼・保・小連携の一番最初のモデル事業は、子育て支援室の保育園から始まっているんですよね。高山か井の頭とかあのあたりで始まったのが広がって、教育と一緒にという流れだったんじゃないかなと思います。
貝ノ瀬教育長
連携意識をしっかり持っていないと難しくなるでしょうね。
寺木委員
それはちょっと注意点かなという気がします。幼・保・小連携の中では。
貝ノ瀬教育長
これは学童との連携も同じだと思います。
寺木委員
そうですね。
貝ノ瀬教育長
大体連携していたところで所管が分かれるという感じになりますから、その点デメリットは少ないんだろうとは思いますけれども、連携意識をしっかり持っていないといろいろもとへ戻っちゃうかもしれません。
秋山委員
もとに戻ったらもう1回連携、一緒にすればいいんですね。
磯谷委員長
どういうことですか。
秋山委員
もとに戻せばいいんです。
貝ノ瀬教育長
ただ、これは分かりませんけれども、全国市長会などは、教育委員会それ自体をなくしちゃって、教育部として市長部局に入れたほうがいいと打ち出していますから、うちの市長は必ずしも賛成ということではないようですけれども、そんなことが出ていたり、それから、今の新政権が、それと似たようなことをマニフェストで出していますから、そういう意味からすると、もとに戻るといっても、例えば、保育園とか私立幼稚園とか学童が教育委員会に来て、教育委員会が仕事をしていくということよりも、教育委員会の学校教育部が市長部局のほうに入っていって仕事をすると。ほかの部と同じ部という形になるような可能性のほうが高いかもしれませんね。これからどうなるかわかりません。
寺木委員
きっちり連携して、中だけの連携じゃなく、外部の組織とも少し連携を深めようという、少し新しい流れかなと私は理解いたしました。
貝ノ瀬教育長
市長部局に入ったとしても、学校とかそういう関係機関との連携ということをちゃんと考えていかないといけませんね。
寺木委員
そうですね。
貝ノ瀬教育長
ただ、組織を動かしたという話では意味がなくなるかもしれないですね。その辺は、どこまでどういうふうに議論されているかどうか、どういうふうに考えているかどうか。
寺木委員
今こういうお話がお伺いできてよかったなと思います。
貝ノ瀬教育長
同時に教育子育て研究所がこれから設置されますけれども、そういうことを念頭に置きながら、これからの三鷹の教育はどうあったらいいのかという組織のことも含めて、国は国でも考えているんでしょうけれども、三鷹はこういう問題も含めて目の前にあるわけですから、そういうことを話し合うことができたらいいなと思っています。
磯谷委員長
わかりました。いずれにしてもしっかり連携をということは我々の総意だというふうに理解しました。
貝ノ瀬教育長
そのほうが子どもにとっていいと思います。虐待の問題にしても、ばらばらにやっているから結局ああいうことになってしまうと思います。
磯谷委員長
何か補足でございますか。大丈夫ですか。よろしいですか。
ほかにいかがでしょうか。ご質問ないですか。よろしいですか。
ほかにご質問、ご意見などがなければ採決をいたします。
議案第18号 三鷹市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する等の規則の制定については、原案のとおり可決することに、ご異議はございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
磯谷委員長
ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。
議案第19号 三鷹市教育委員会事務専決規程等の一部改正について
磯谷委員長
日程第3 議案第19号を議題といたします。
( 書記朗読 )
磯谷委員長
提案理由の説明をお願いいたします。
伊藤総務課長
それでは、42ページをごらんください。こちらも先ほどの組織の見直しにかかわるもので、こちらは規程関係についての改正となります。これは全部で12本あります。組織の見直しに伴うもの。あるいは、関連規程が多かったことから全体的に規程のチェックを行いました。そうした中で必要な修正を行うものも含まれております。
それでは、順にポイントについてご説明いたします。42ページですけれども、こちらは三鷹市教育委員会事務専決規程の一部改正でございます。こちらも指導室を指導課、指導課長としているところでございます。
43ページ、こちらも教育部総務課長が正しいですけれども、総務課長になっていたので、これは教育部を入れた。そのような形で見直しを図ったところです。
45ページをごらんください。こちらは、三鷹市教育委員会プロジェクト・チーム設置規程の一部改正でございますけれども、こちらも「課長(室長及び館長を含む。」の室長を削除したという内容のものでございます。
46ページ、こちらは三鷹市教育委員会文書編さん保存規程の一部改正ですけれども、「各課(室及びセンターを含む。)以下同じ。」とありますけれども、これは上から見ていただきますと、「この場合において、同訓令中「市」とあるのは「教育委員会」」と、「「各課(室及びセンターを含む。以下同じ。)」とあるのは」ということで、読替規定になっておりまして、これは教育委員会内ではなくて、市長部局のほうの話ですので、「室」がなくなり、「相談情報センター」というのがありましたけれども、これは「相談情報課」という名称になりましたので、「室」及び「センター」をなくすという内容でございます。
47ページですけれども、三鷹市教育委員会における統括的な業務を処理する係長又はこれに相当する職の指定等に関する規程の一部改正ということで、47ページでは児童館の関係を削除。それから、1ページおめくりいただきまして、48ページになりますけれども、別表の中で先ほどの組織改正に伴い、必要な規定の整備を行ったところでございます。
51ページをごらんください。こちらも、三鷹市教育委員会職員の勤務時間、休日、休暇等に関する規程の一部改正ですけれども、こちらも児童館の関係を削除したという内容になっております。
52ページですけれども、こちらは三鷹市教育委員会職員出勤状況記録整理規程の一部改正でして、この網掛けのあるところの、「三鷹市職員定数条例第2条第1項3号に掲げる職員」これは一般の職員ですけれども、「及び地方公務員法第28条の5第1項又は第28条の6第2項」これは具体的には、再任用の職員等を指しておりまして、これは今までもそういった職員、再任用職員はいたわけですけれども、適用職員としての規定がなかったんですが、これはこの際、規定の整備を行うというものでございます。
54ページをお開きください。三鷹市教育委員会職員事務引継規程なんですけれども、こちらも「課(室」というところの「室」を除いたという内容でございます。
55ページ、三鷹市教育委員会職員人事考課規程。これも室長、あるいは室長補佐を除いたというものです。
56ページ、「三鷹市職員の給与に関する条例」第11条に定める任命権者の承認事項に関する規程。こちらも室長を除いたというものであります。
57ページは、三鷹市教育委員会所管職員被服貸与規程ですけれども、旧のほうを見ますと、「(以下「臨時職員」という。)」とありましたけれども、規定の中では、以下に臨時職員と出てくるところがありませんので、これを削除するという内容です。
58ページになりますけれども、こちらも「青少年の健全育成活動の指導に従事する職員」。これも生涯学習課児童青少年係が所管していたところですので削除ということになります。
続いて、60ページをごらんください。三鷹市教育センター防火管理規程の一部改正ですけれども、こちらも「教育部の課長(室長を含む。)」の室長がなくなったという内容です。
別表も同様に「指導室長」を「指導課長」に改めるという内容でございます。
それから、62ページの一番上は、「前記の文字は赤色とし、筆書とする」と規定されており、筆で書かなきゃいけなかったんですが、今は印刷しておりますので、それは赤色であれば十分だということで、筆書の部分を削除しました。
63ページですけれども、三鷹市立学校事案決定規程でして、変わっているのは、次のページ、64ページからになります。先ほども規則改正の中でご説明しましたとおり、学校に副主幹を置ける規定を整備しましたので、それに伴いまして、主査というところが、副主幹になってくるという形で規定の整備を行いました。
そのほか、66ページまでは同様でございます。
67ページも一部、給与の減額免除の承認に関することで「副校長及び市職員を除く。」とありまして、市職員につきましては、校長の権限のほうに当たるということでありまして、これも現状にあわせて、規定をきちっと整備をしたという内容でお考えいただければと思います。
説明は以上でございます。
磯谷委員長
以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
こんなに規程があるとは驚きですね。
寺木委員
文書の整理をしていただいてすっきりしたなという感じなんですが、指導室というのはどうして指導室だけ指導室という呼び方をしていたのかということはよく理解していないので、教えていただけたらと思います。
伊藤総務課長
もともとですね、市役所に「室」というのが幾つかあったんです。企画経営室というのもありましたし、高齢者支援室とかあったんですけれども、いずれも一定程度新しい課題への対応を図ったものであり、うちで言っている室みたいな形であったり、あるいは昔ほんとに部屋だったというところもあるようで、企画経営室というのは企画調整課にしようかといった時代もあったんですが、伝統的にやはりこれは室といった昔の名称を残したい。限られた部屋でそういった特別のプロジェクトを行うようなところだった時代もあるようです。ですから、そういった一つは臨時的な組織のようなものは室、昔だと情報化対策室とか、そういったものが室。それから、大昔は部屋に区切られていたということもあるようです。
後藤指導室長
三鷹ということでは、申しわけございません、歴史はよくわからないんですが、昔、指導室と言われた話を聞きます。やはり学校教育に関して、教職員の人事とか服務とか、そういったものが要するに本来ならば市独自でやるものを都から派遣したりして一時的にそういうものをつくっていって進めていったと。もともと指導主事も派遣されていない状況で始まっていた関係もあって、そういう特別な部屋というイメージでやっていた。この時代に来て、もう一つの組織の中についてきたので、23区26市の中でもほとんどが課になってきています。室というのはほんとに少ないです。
寺木委員
わかりました。
磯谷委員長
ありがとうございます。ほかいかがですか。特によろしいでしょうか。
ほかにご質問、ご意見などなければ、採決いたします。議案第19号 三鷹市教育委員会事務専決規程等の一部改正については、原案のとおり可決することに、ご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
磯谷委員長
ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。
委員の皆様にお諮りいたします。この際、日程第4 議案第20号 職員派遣に関する協定について及び日程第5 議案第21号 職員人事の推薦については、人事案件のため秘密会で審議したいと思いますが、これにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
磯谷委員長
ご異議なしと認めます。それではそのように決定されました。
午後 2時43分 休 憩
午後 3時20分 秘密会開会
午後 3時35分 秘密会閉会
午後 3時35分 臨時会再開
磯谷委員長
以上をもちまして、平成22年第2回教育委員会臨時会を閉会いたします。
午後 3時35分 閉会
平成22年第2回教育委員会臨時会会議録(1)の目次
- 平成22年第2回教育委員会臨時会会議録(2)
このページの作成・発信部署
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811・9812
ファクス:0422-43-0320