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平成21年第1回教育委員会臨時会会議録

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2009年7月30日 最終更新日:2009年10月2日

平成21年第1回教育委員会臨時会

開催年月日

平成21年2月13日(金曜日)

出席者(5名)

委員長 寺木幸子
委員 磯谷文明
委員 秋山千枝子
委員 鈴木典比古
教育長 貝ノ瀬滋

出席説明員
教育部長・調整担当部長 岩下政樹
生涯学習担当部長・総合スポーツセンター建設準備室長 岡崎温子
図書館担当部長 八代誠
総務課長 竹内冨士夫
学務課長 内野時男
学務課総合教育相談窓口担当課長 工藤信行
指導室長 後藤彰
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備担当課長 中田清
社会教育会館長 小田俊雄
社会教育会館東社会教育会館担当課長 狩家雅昭
図書館図書館システム担当課長 大島克己

三鷹市教育委員会事務局職員
副参事 海老澤博行
副参事 竹内康眞

議事日程

平成21年2月13日(金曜日)午後4時開議

  • 日程第1 議案第5号 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について
  • 日程第2 議案第6号 校長人事の内申について
  • 日程第3 議案第7号 副校長人事の内申について
  • 日程第4 教育長報告

午後 4時13分 開会

寺木委員長

 ただいまから平成21年第1回教育委員会臨時会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、磯谷委員にお願いいたします。
 それでは議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第5号 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について

寺木委員長

 日程第1 議案第5号を議題といたします。

( 書記朗読 )

寺木委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

岩下教育部長

 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の報告書でございますが、2月6日の協議会におきまして、ご検討いただいた結果を受けまして、再度修正をしてございます。ご検討いただきたいと思います。
 まず、目次をお開きいただきたいと思います。目次の冒頭に、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施についてということで、1ページ目を設けましてつけ加えてあります。
 1ページ目をごらんください。点検評価の期間について触れたほうがよいというご意見でありましたので、評価の実施について、1の点検及び評価の目的、2の点検及び評価の対象で、2のところに平成20年4月から12月末までの取組み状況を対象とするというふうに、点検・評価の対象をはっきり記載してございます。3点目といたしまして、点検・評価の実施方法について記載をしたところでございます。
 それから、第1の三鷹市教育委員会の活動の概要では、中ほどよりちょっと下ですが、生涯学習の部分の4行目、「三鷹市生涯学習システムや」の後ろの「図書館システムを」というのを新たに入れております。
 3ページ、4ページは、変更ございません。
 5ページの、第2の主要事務事業の点検・評価でございますが、1の東台小学校建替事業(総務課)につきましては、変更ございません。
 7ページの、2の学校の耐震補強工事(総務課)、この部分も変更ございません。
 9ページ、3の教育ネットワークの利活用の推進(総務課)、この部分も変更ございません。
 11ページ、4の学校における校庭芝生化の整備(総務課)、これも変更ございません。
 13ページ、5の小学校における安全でおいしい水プロジェクト(総務課)の目標の部分の米印の部分ですが、「蛇口から水を飲むという水道の文化を引き継ぐことを目的に次世代を担う」という部分をカットしまして、「小学生が水道水のおいしさを実感できる」というふうに変更してあります。
 14ページ、6の教育支援プランの推進と教育支援学級の整備等(学務課)については、変更ございません。
 16ページ、7の学校給食の充実と効率的運営(学務課)の指標の部分でありますが、従前は、「学校給食調理業務の民間委託を推進する」というだけでございましたが、指標としてはどうかというご意見がございましたので、「委託校4校について、民間委託業務の検証を行うとともに、学校給食の充実と効率的な運営を行うほか、次年度に向けた方針を決定する。」というふうに明確にしたところでございます。
 18ページ、8の幼稚園・保育園・小学校の連携教育の推進(学務課)は、変更ございません。
 20ページ、9の総合教育相談窓口の拡充(学務課)、この部分につきましては、21ページをごらんいただきたいんですけれども、最後の3行のところですが、「スクールソーシャルワーカーの活用事業に係る調査研究の実施団体として指定されたことによる配置」となっておりましたが、もともと教育支援プランなどに記載があり、そういったご指摘をいただきましたので、その部分を省略いたしまして、新たにそこに記載してありますような3行に変えてございます。
 22ページ、10のコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校の推進(指導室)の部分については、変更ございません。
 24ページ、11の児童・生徒の学力の向上(指導室)も変更ございません。
 26ページ、12の教師の資質・能力の向上(指導室)も変更ございません。
 28ページ、13の七小学童保育所の整備事業(生涯学習課)の指標の部分ですが、指標が、従前は、「定員を現在の60人から80人とする。」と、「児童の通所時の安全確保と地域子どもクラブとのより一層の連携を図る。」となっておりましたが、指標を明確に、「定員を現在の60人から80人とし、年度末に開所する。」ということで、事業の指標がはっきりしたということであります。
 それから、事業の取組状況の下から2行目のなお書きのところですが、「予定どおり定員を60人から80人に増員し、」と追加記載をしてございます。
 29ページ、14の天文台構内古墳調査事業(生涯学習課)については、変更ございません。
 31ページ、15の水車経営農家の整備と記念事業(生涯学習課)も、変更ございません。
 33ページ、16の地域子どもクラブの推進(生涯学習課)。
 34ページ、17の大沢総合グラウンド整備事業(スポーツ振興課)も変更ございません。
 36ページ、18の東京国体の推進(スポーツ振興課)。ここのところの指標が、「国体準備委員会設立の母体となる発起人会を立上げ、平成21年度の国体準備委員会の設立をめざす。」となっておりましたが、方向性を示すだけではなくて、具体的に、そこにありますように「平成21年度の国体準備委員会の設立に向けて、その母体となる発起人会を立ち上げる。」と明確に指標を示したところでございます。
 37ページ、19の南部図書館(仮称)の整備に向けた検討(図書館)については、変更ございません。
 38ページ、20の図書館の新資料情報管理システムの導入(図書館)ですが、目標のところに、「職員の適正配置等の見直しを行う。」という記載があるにもかかわらず、下の事業の取組状況には、その記載がございませんでしたので、下から4行目のところの後半、「あわせて、職員及び嘱託職員の定数及び事業内容等の総合的な管理運営体制の見直しを行った。」というふうに記載を補足したところであります。
 修正箇所は以上、ご意見をいただいた中で、7カ所について訂正をしてございますので、ご検討をお願いしたいと思います。

寺木委員長

 ありがとうございます。以上で、提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

鈴木委員

 国体の設立発起人会を開くというのは、今日ですか。

貝ノ瀬教育長

 今日です。今日、設立されました。

寺木委員長

 ほか、いかがでしょう。

磯谷委員

 一つだけおうかがいします。
 ほんとに難しいです。24ページの11の児童・生徒の学力の向上。それから、次の教師の資質・能力の向上というのは、前回も特に触れませんでしたし、ほんとに何ともこの指標をどう書くかというのが、ほんとに悩ましいなと思います。下手に書くと妙な実績主義じゃないですけれどもそういうことにもなりかねませんし、かといって、あまりにも抽象的でも指標になるのかということにもなると思います。このあたりは、何か事務局のほうでは工夫、多分いろいろと悩まれたのではないかという気はするんですが、指標あたりをどういうふうにお考えなのか、教えていただければと思います。

後藤指導室長

 まず、児童・生徒の学力の向上の中の指標の部分でございますが、こちらは、学力調査結果はもちろんですけれども、それを学校がどのように分析し、考察して授業改善プランを作成して、これは公表していますので、その具体的な指導の工夫やプランがどうできているかをきちんと見ていきたいと思っております。
 それから、教師の資質・能力の向上のところでございますが、こちらは各学校で、学校評価を実施していただいておりますので、当然その中で保護者や児童・生徒による授業評価も入ってまいります。そういった中で、子どもたちにどれだけわかりやすく、またカリキュラムに基づいた指導の工夫がされているかというところで見ていきたいと思っております。

磯谷委員

 何をですか、最後がちょっとわからなかったんですが。

後藤指導室長

 小・中一貫のカリキュラムに基づいて指導の工夫がきちんとされているかというところを見ていきたいと思っています。

磯谷委員

 それをはかるのが難しいですね。

鈴木委員

 おっしゃるとおり、ほんとうに、非常に微妙なところですよね。ここで、学力調査等の結果によって、学力の状況を把握して、授業改善推進プランを作成してということの受け取り方ということですけど。

磯谷委員

 要するに、プランを作成する、全部しているわけですよね。プランを作成すれば、それは計画どおりだという単純な話でもないですよね。そうすると、その中身はどういうふうに、計画どおりになっているというのをどう評価するのかというのは、ほんとうに難しいと思いますけれども。
 正直、それは私も前回見ながら考えても、あまり案も出なかったので、今日は時間も多少ありましたので発言はさせていただきましたけれども、また、来年ないしは再来年か、評価を具体的にどういうふうにやれていっているのかという経過もまた見ながら、ちょっとこの指標とか、評価の仕方は考えざるを得ないというふうに思って、そういうまとめで、今日はいいのかなと思いますけれども。

鈴木委員

 私も磯谷先生がおっしゃるのは非常によくわかって、大学でもこうなんです、やっぱり。目標のほうに、要するに各教科等の基礎的・基本的な知識とか、技能の習得、それを活用して問題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等々となってくると、知識だけじゃない、思考、判断、表現力ということになってくると、何かいわく言いがたい能力なんです。これは便利な言葉で全人力とか、そういうことを言っているんだけれども。
 結局、そういうことを目標でうたいながら、指標のほうでは学力調査によりというところにすとんと落とし込んでいるものがあるものだから、その間が何か欠けているなというところで、やはり、ここで審議して、思考力とはどういうことなんだとか、判断力とはどういうことなんだとか、表現力とはどういうことなんだということを、答えは出ないと思うんですけれども、でも、出ないままにもこういうことではないかという議論を続けていくことが非常に重要なことで、こういうことを続けていくということは、三鷹をして、ほかの市との違いを際立たせるものだと私は思うんです。
 だから、こういう隠れたというか、あまり目につかないところでもちゃんとやっていますよというところで結果を公表するとか、そういうふうなこともやっていくということが必要だと思うんです。

貝ノ瀬教育長

 難しい問題ですね。

鈴木委員

 難しいんですけれども、そこをちゃんと悪戦苦闘しながら取り組んでいますというのを三鷹は見せるべきだと思います。

貝ノ瀬教育長

 教育は、努力目標とかそういうことで、結局いつかは達成するでしょうみたいな。うっかりすると無責任になりやすいんですけれども、そういうことを避けるために、やはり手立てとか方法を明らかにして、そして、それに向けてきちんと条件整備をしながら、教育委員会としては、学校のほうに指導しながら応援していく。
 ですから、おっしゃるように学校のほうは、先生方一人一人が思考力とは何か、どういうふうにはかったらいいのかとか、点数化が限りなくできるものもあるのではないかとか、そういう議論を重ねながら努力してもらうという。そのためには、こういう枠をつけておく必要があると思いますけれども。
 一番それがわかりやすくてストレートなのは、全国学力調査でもって平均点で何点以上とるとか書けば、それはもう非常にわかりやすいけれども、それが果たして学力の向上ということの証明になるかどうか、平均点を出したとしても。それ以外点数化できない、上位的な目標はいっぱいありますし。ですから、難しいんですけれども。
 最近は、マニフェストとか言っちゃって、高等学校とか何かは、東京大学に何人とか。
 そういうふうに矮小化しちゃうと、何とも身もふたもない話になって。学校とは何か、教育とは何かと根本から問われちゃいますので、やっぱり、こういうところで、悩みながらもこういうところにおさまるんじゃないですか。

鈴木委員

 おそらく解決策というか、答えはないんですよ。だけど、絶えず悩んでいるということが必要だと思います。

貝ノ瀬教育長

 必要だし、学校の現場で悩んでもらいたいですね。

鈴木委員

 そうそう。安易に解決策を見つけないでもらいたい。

磯谷委員

 前回見ながら思ったのは、教師の資質・能力向上のほうは、こういうふうに目標と指標というのもいいんだけれども、子どもの能力・学力向上をこういう形ではかること自体適切なのかどうかという問題もほんとうはあると思うんです。つまり、それは1つははかりにくいという問題があるし、もう1つは、それを無理にはかろうとすることによってかえってひずみが出てくることもあるわけです。子どもの学力って、そのときそのときのテストにも出てくるけれども、やっぱり長期的なものもあるし、そういう意味では、ある意味、ほかのところは、要するに子どもの学力を伸ばしていくための条件を一生懸命、我々がつくって、そしてその中で先生たちの能力も向上してもらわなきゃいけないし、いろいろなことを確保していくんだけれども、最後の一番目標のところというのは、逆にこういう形での短期的な評価というのは、ほんとはしないほうがいいのかなとも思ったんです。
 ただ、一方で、これを盛り込まないと、選択が現実的なものなのかなというふうな気もしたんです。

鈴木委員

 片や、だから目標と指標がちょっと乖離しているので、そこを何とか埋めようとする努力を、努力をしても結果は出ないのは大体わかっているんだけれども、それをあえて愚直にやるということが必要じゃないかなと思います。

寺木委員長

 十分議論が出たところで、いかがでしょうか。

磯谷委員

 率直に言って、このままでやむを得ないと思います。

貝ノ瀬教育長

 理由をつけて、簡単にははかれないんだけれども。しかし、年度ごとに目標を設定して、また指標も同じものになるとしたとしても、やはり新たにまた見つめ直す努力の積み重ねをするしかないかなと思います。

寺木委員長

 今日のこの議論を踏まえて、次年度からの参考ということで、このままでということでどうでしょうか。

貝ノ瀬教育長

 今回は結構だと思います。

寺木委員長

 ほかいかがでしょうか。
 それでは、採決いたします。議案第5号 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺木委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。
 この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。

 ( 休  憩 )

 午後 4時35分 秘密会開会

 午後 4時54分 秘密会終了

 午後 4時54分 臨時会再開

寺木委員長

 以上をもちまして、平成21年第1回教育委員会臨時会を閉会いたします。お疲れさまでした。

 午後 4時54分 閉会

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