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シジュウカラ(四十雀)シジュウカラ科

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2009年2月16日 最終更新日:2023年6月5日

画像:シジュウカラの写真(拡大画像へのリンク)

シジュウカラ

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連載第15回

 新春を迎えると日照時間はだんだん長くなり、日差しが柔らかく感じられる日があります。いきものは、このような季節の変化にとても敏感です。シジュウカラは1月中旬には「ツツピー、ツツピー」と元気な声でさえずり始めます。配色に派手さはありませんが、自然の妙で、身近にこんなかわいい小鳥がいることに気付き、それが野鳥観察のきっかけとなる人も多いようです。市内どこででも身近に見られる野鳥なので、おなじみではないかと思います。

 名前の由来はさまざまですが、スズメ40羽分の価値があるからというもの、多く(40羽ぐらい)群れるからというもの、「シジュウ」と聞こえる鳴き声からというものの3つの主な説があります。ちなみにゴジュウカラ(五十雀)という小鳥もいます。

 冬の間は、エナガやヤマガラなどのほかのカラ類やコゲラなどとともに混群を作ることも多く、仲間同士にぎやかに鳴き交わしながら機敏に餌を捕り、樹林を少しずつ移動していきます。

 2月になると、群れの中にもペアができ始め、早くも営巣場所を探し始めます。シジュウカラは、木の空洞や石垣のすき間などに巣を作り、巣箱を最もよく利用する野鳥としても有名です。郵便ポストや伏せた植木鉢を利用することもあります。こうした空間に植物の繊維やコケ、犬の毛などを利用して丁寧にフワフワの巣を作ります。最近では住宅の断熱材やタバコのフィルターなどまで使うようです。

 シジュウカラの餌のほとんどがチョウやガの卵や幼虫で、子育てにはとても多くの虫を捕りますので、結果として緑を守ってくれます。昆虫が活動を開始する4月に入ると、繁殖を開始します。

参考文献
  • 動物大百科9 鳥類3 黒田長久監修 平凡社
  • 鳥の手帖 浦本昌紀監修 尚学図書・言語研究所編集 小学館

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