ここから本文です

沿線区市長意見交換会の記録

作成・発信部署:都市再生部 まちづくり推進課

公開日:2009年2月11日 最終更新日:2014年5月1日

 平成14年1月15日から「東京外かく環状道路(関越道~東名高速)沿線区市長意見交換会」が開催されています。このページでは、三鷹市長の意見を主に掲載しています。

第1回 平成14年1月15日(火曜日)開催
第2回 平成15年1月15日(水曜日)開催
第3回 平成15年5月30日(金曜日)開催
第4回 平成15年8月22日(金曜日)開催
第5回 平成15年11月28日(金曜日)開催
第6回 平成18年4月17日(月曜日)開催
第7回 平成19年1月30日(火曜日)開催
第8回 平成20年1月30日(水曜日)開催

 (注)議事概要など詳細は国土交通省関東地方整備局東京外かく環状道路調査事務所のHPへ (外部リンク)

第5回 平成15年11月28日(金曜日)開催

 平成15年11月の第5回意見交換会では、環境調査やインターチェンジ等を中心に意見交換がなされました。三鷹市長から出された意見の概要は以下のとおりです。

  • 総合的な検討をするために庁内に「三鷹市外かく環状道路対策連絡会議」を設置し、多方面から検討することを始めた。外かく環状道路が周辺に及ぼす影響について検証する必要があるので、交通量の予測などの詳細なデータを早急に示してほしい。
  • 外環本線を大深度地下構造としても、三鷹市は開削区間が一番長く、周辺地域に及ぼす影響がもっとも大きい。
  • 地下トンネルの防災上、安全上の危機管理対策が重要なので、このような観点からの調査も要望したい。
  • 水源用の深井戸がたくさんあり、市民からも水源への影響を心配する声があるので、調査し、情報公開することを重ねて要望する。
  • 計画作りが進展していく過程で、新たに環境の調査が必要となった場合は、市と協議しながら追加して実施してほしい。
  • 情報が新聞報道で最初に知ることが繰り返され、信頼関係の損なわれることが続いている。市民と直接対応する市の立場を尊重してほしい。

第6回 平成18年4月17日(月曜日)開催

 平成18年4月の第6回意見交換会では、三鷹市長として、「外環の必要性については、一定の理解はするものの、三鷹市は沿線各区市の中で最も大きな影響を受ける地域であり、都市計画道路など周辺都市インフラが不十分な状況では、そのまま外環を受け入れられる状況ではない。外環により、市が新たに抱えることになる課題や問題点について、具体的な解決策や客観的なデータの提示など、引き続き慎重な検討をお願いしたい。今後、要望書を提出することを考えているので、誠意ある回答を求めたい。影響が大きければ計画を止めるとこともありうる、との真摯な態度で進めてほしい。」以上のような発言をいたしました。

第7回 平成19年1月30日(火曜日)開催

 平成19年1月の第7回意見交換会で、三鷹市は、外環計画の都市計画変更案に関して求められていた意見書について、提出期限である1月12日に提出し、併せて、2月末日あるいは東京都の都市計画審議会が開催される前までに回答を求める「要望書」を提出したことを報告しました。三鷹市長から出された意見の概要は以下のとおりです。

  • 三鷹市内にはジャンクション、インターチェンジ、2ヵ所の換気所が計画されるなど影響が極めて大きいことから、市民の心配や危惧が大変強い。
  • 昨年1年間は市議会特別委員会、都市計画・環境保全・まちづくり等の各審議会、専門家による助言者会議、市民への説明会、市報での特集記事など、繰り返し外環計画への検討を重ねた。都市計画審議会だけでも昨年1年間に8回も開催し毎回外環計画についての報告、審議を行った。
  • またこの間、国や東京都に対しても、市としての質問書や要望書を提出し回答をいただき、また環境アセスや都市計画の意見書などをめぐっての真剣なやり取りもあり、こうしたプロセスを一つ一つ積み重ねる中で市としても、またこうした検討に関わった皆さんにも、外環計画に関する地域の課題や問題点が明確になってきた。
  • 結果として、それらの議論を集約する形で都市計画案に対して10の大分類で40項目を超える意見書をまとめたが、それはこうした時間をかけた真剣な検討を重ねた上でのものであるので、国や東京都の皆さんは是非真剣に受け止めて、実現に向けて全力で努力していただきたい。
  • 周辺を含む地域の環境や交通など大きく影響を被ることが予想されるまちづくり対策については、まだ市民の懸念が軽減されるような具体性に乏しいので、意見書では「現段階では事業着手まで容認するものではない」とさせていただいた。
  • 今後の検討の中で、外環が三鷹のまちづくりにもたらすマイナス面を出来るだけゼロに近づけ、プラスの面をもっと具体化することを通して、外環が地域住民の皆さんによりよく理解される方向で、計画づくりが進んでいくよう、今後もしっかりと対応していただきたい。
  • 中央ジャンクション部は、市民からするとコミュニティの分断や環境悪化の迷惑施設として危惧が大変強い。
  • ジャンクション部には可能な限り蓋を掛けて、上部空間の立体的な活用を考える。しかも皆さんの不安をくつがえし、最も市民が望む緑あふれる公園やコミュニティの広場をその上に創造することが有効。
  • 失われる農地、生産緑地については代替農地をあらかじめ用意するなど、積極的な対策が必要。
  • こうした施設づくりには極力地域住民の参加の機会を設け、ワークショップなど創造的な参加と協働の手法を採用して進めることが不可欠。主に広域的な必要性から進められている外環計画であるが、こうした取り組みを着実に進めなければ地域の理解を得ることはできない。
  • 同様に地域で大きな課題となっている換気所については、多少予算がかかっても大気の汚染源といわれないような品質の高い仕様を採用し、あわせてトンネル事故や地震等にも対応できる防災拠点や、見学施設等を工夫するなど、地域にも有用な安全・安心の施設として計画していくことが必要。このようなマイナスをプラスに転ずる工夫をすることによって、ハードの面からもソフトの面からも、外環が「21世紀型のみちづくりのモデルケース」といわれるような施設となるよう努めなければならない。
  • 三鷹市としてもこうした実践に対しては真摯に対応し、協働・協力の体制で取り組んでいきたい。
  • 今後、沿線区市長会がさらに機能をはたしていくべきと考えているので、情報共有の機会を設けて欲しい。
  • 東京都の都市計画審議会での審議の際は、各自治体の問題認識について、経過と課題を委員の方々に報告しご理解をいただきたい。

第8回 平成20年1月30日(水曜日)開催

 平成20年1月の第8回意見交換会で、三鷹市長から出された意見の概要は以下のとおりです。

  • 昨年12月25日に開催された国土開発幹線道路自動車道建設会議において基本計画が了承された外環計画について、三鷹市はこれまで様々な機会をとらえて意見書・要望書を提出するなど発言してきた。
  • 三鷹市内にはジャンクション、インターチェンジ及び2 箇所の換気所が計画されるなど、三鷹地域へ与える影響が極めて大きく、昨年1月には外環計画の要否に関する住民投票請求も提出されたように、市民の皆様の心配や危惧は大変大きい。
  • 三鷹市がすでに提出している、都市計画変更に際しての10分類42項目に及ぶ意見書について、国・都におかれては、真摯に受け止め、その具体的な対応策の実現に向けて全力で努力をして頂きたい。
  • たとえば、インターチェンジの設置により、周辺地域の環境や交通など大きく影響を受けることが予想されるまちづくり対策については、未だ市民の懸念が払拭されるような具体的な対応策が示されていない。
  • 意見書の中でも、「まちづくり対策については具体性がないため現段階では事業着手まで容認するものではない」とさせていただいているが、今後、地域PIなどで住民意見をよく聴きながら、十分な検討を行い、外環の計画が三鷹のまちづくりにもたらすマイナス面を出来るだけ軽減し、プラスの面を具体的に提示していくなど、外環計画が地域住民によりよく理解されるよう、取り組みを進めて頂きたい。
  • 特に、三鷹市内で計画されている19ヘクタールにも及ぶ中央ジャンクション部は、市民の中にはコミュニティの分断や環境悪化の迷惑施設として危惧する声が大変根強い。
  • ジャンクション部には可能な限り蓋を掛けて、上部空間の立体的かつ有効な活用を考えて頂きたい。
  • さらには、市民の不安を取除き、市民が望む「緑あふれる公園やコミュニティの広場」の整備等、創造的な取り組みを進め頂きたい。
  • 地域PIは、市民の創造的な参画を可能とする住民主体のワークショップ方式により進めていこうとしているところであるが、今後、地域住民から示される課題解決に向けた提案については、計画づくりに大いに反映し、市民と協働によるまちづくりを推進して欲しい。
  • こうした取り組みを着実に進めることで広域的な視点での必要性から進められている外環計画が、地域住民との創造的な協働のまちづくりとして位置づけられるとともに、愛される施設づくりとして進んでいくと考えている。
  • 換気所については、大気の汚染源とならないような脱硝装置による処理技術の高度化を図り、あわせてトンネル事故や地震等にも対応できる防災拠点や、見学施設等を工夫するなど、地域にも有用な安全・安心の施設として計画するよう方向性を定めて頂きたい。
  • このようにマイナス面をプラス面に転ずる工夫を講ずることによって、ハード、ソフトの両面から、外環が21世紀型のみちづくりのモデルケースといわれるような施設となっていくのではないかと考えている。
  • 今後、外環計画の取り組みにおいては、道路利用者のみならず、沿線住民の視点に立った、国・都の真摯な取り組みをお願いしたい。
  • 三鷹市としても沿線の市区と協力しながら真摯に対応し、協働・協力の体制で取り組んでいきたい。
  • 課題に対する方針のとりまとめの時期については、地域PI の開催状況を踏まえて柔軟に対応して頂きたい。

外環に関する詳細情報

  • 国土交通省関東地方整備局東京外かく環状道路調査事務所
    (電話&ファクス)フリーダイヤル 0120-34-1491(所在地)〒158-8580 世田谷区用賀4-5-16 TEビル7F
  • 東京都都市整備局都市基盤部街路計画課
    (電話)03-5388-3279 (ファクス)03-5388-1354

このページの作成・発信部署

都市再生部 まちづくり推進課 外環対策・北野の里(仮称)整備担当
〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号
電話:0422-29-9700 
ファクス:0422-45-1271

まちづくり推進課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る