ここから本文です

平成19年第1回教育委員会臨時会会議録

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2007年9月11日 最終更新日:2009年10月2日

平成19年第1回教育委員会臨時会

開催年月日

平成19年2月13日(火曜日)

出席者(5名)

委員長 廣瀬正宜
委員 寺木幸子
委員 磯谷文明
委員 秋山千枝子
教育長 貝ノ瀬滋
欠席者(0名)

出席説明員

教育部長・調整担当部長 柴田直樹
生涯学習担当部長・総合スポーツセンター建設準備室長 山本博章
総務課長 竹内冨士夫
総務課総務教育センター担当課長 大島克己
施設課長 吉岡則明
学務課長 石渡裕
指導室長 里吉武仁
指導室教職員担当課長 工藤信行
三鷹市教育委員会事務局職員副参事 海老澤博行
主事 高松真也

議事日程

平成19年2月13日(火曜日)午前9時30分開議

  • 日程第1 議案第10号 校長人事の内申について
  • 日程第2 議案第11号 副校長人事の内申について
  • 日程第3 議案第12号 園長人事の推薦について
  • 日程第4 議案第13号 職員の懲戒処分について
  • 日程第5 議案第9号 平成19年度基本方針の承認について

午前9時35分 開会

廣瀬委員長

 ただいまから平成19年第1回教育委員会臨時会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、寺木委員にお願いいたします。
 まず、委員の皆様にお諮りいたします。本日、教育長から職員の懲戒処分について、議案が提出されておりますので、これを日程第4に追加いたしまして、以下、繰り下げて議題としたいと思います。これにご異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

廣瀬委員長

 ご異議なしと認めまして、そのように決定いたします。
 それでは、議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第10号 校長人事の内申について
日程第2 議案第11号 副校長人事の内申について
日程第3 議案第12号 園長人事の推薦について
日程第4 議案第13号 職員の懲戒処分について

廣瀬委員長

 委員の皆様にお諮りいたします。日程第1 議案第10号から日程第4 議案第13号については、人事案件でございますので、秘密会で審議したいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

廣瀬委員長

 ご異議なしと認めます。よって、秘密会を開くことに決定いたしました。

午前9時36分 秘密会開会
午前10時09分 秘密会終了

廣瀬委員長

 この際、議事の都合により、しばらく休憩いたします。

午前10時09分 休憩
午後1時34分 再開

廣瀬委員長

 それでは、休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。

日程第5 議案第9号 平成19年度基本方針の承認について

廣瀬委員長

 日程第5 議案第9号を議題といたします。

(書記朗読)

廣瀬委員長

 これについて、委員の皆様のご意見、ご質問等、お願いいたします。

寺木委員

 平成19年度基本方針比較対照表3ページの(ア)人権教育の推進ですが、ここに5項目ありますけれども、これをもう少し整理をしたほうがいいんじゃないかなと思います。今ここに書かれていることはとても大事な問題で、一つひとつ見ればほんとうにそうだなというところなのですが、人権教育というとらえ方は、こういう事情がある子たちのためだけに行うものではなくて、もっといわゆる普通の児童・生徒の人権を実現するためにとか、そういう表現を少し入れて、それで現在こういうことが起きているけれども、これらをなくしたらどうかみたいな、そういう整理の仕方をしたらどうかなということを提案させていただきます。

廣瀬委員長

 そこのページの(ア)と(イ)についてなんですけれども、私も同じような感想です。例えば(ア)の人権教育の推進のところのaは、全体として、大きくくくっていると思うんですよ。あらゆる偏見や差別をなくすための人権教育を推進すると。ところが、bになると人種、民族、性別等を異にする偏見とか差別ということについて、cは障がいのある人のことについて、dはいじめのことについて、そして、eが児童虐待についてということで、b以下はわりと個別に扱っているので、小文字のaを取り「人権教育の推進、すなわちそれは日本国憲法及び教育基本法」云々と書いて、b、c、d、eを一段下げて、項目a、b、c、dとしたらどうかと思ったんですね。
 寺木委員がおっしゃった人権教育というのの人権というのは、bの頭に、「一人ひとりの児童・生徒の成長・発達と自己実現」とありますが、自己実現ができるというのは人権が尊重されていることだと思うので、それをaに入れたほうがいいんじゃないかなと思います。つまり、aの「日本国憲法及び教育基本法」からはじまる1行目はそのままにして、「学校教育全体を通して」、その後ろにすぐ下のbの頭の部分、「一人ひとりの児童・生徒の成長・発達と自己実現を図る」と入れてしまう。そして、つながりはまだしっかりと考えていないんだけれども、またもとのaに戻って、「あらゆる偏見や差別をなくすため、人権教育を推進する」というようにし、それをaとして、「児童・生徒が人種・民族・性別等を異にする」云々については、以下b、c、dというふうに変える。
 同じように(イ)の児童・生徒の健全育成の推進についても、aの部分はaを取って、大きくこういうことなんだと言っておいて、そして一段下げてbがaに変わり、cがbになると。つまり、いじめのことで、総合教育相談窓口、スクールカウンセラー等のことが個別のこととしてあり、一番下は道徳の時間等のことを扱うという形です。三つ並べていますが、レベルが違うことが混在しているように思いましたが、いかがでしょうか。

柴田教育部長

 廣瀬委員長と寺木委員から指摘された点で、今回、大きく構成をし直した際に、今までは、例えば人権教育という項目があれば、その下に、総論的な表現を入れていたのを、全部そういうのを取って、aという一番上の項目で総論的な表現をして、あと、並列的にb、cとして、表現の形式を統一したところがあります。

廣瀬委員長

 でも、レベルが違うものが並列されているのは、読んでいて何かくどいなという感じがしたわけですよ、これはもう上のことに含まれているじゃないかというふうに。

磯谷委員

 趣旨として、私も委員長や寺木委員に賛成なんですけれども、ただ、あえてこのa、b、cという形で、前書きみたいなものをなくしたという趣旨なんですが、これは、事業計画でしたか、具体的な施策についてこの後につくるものがありますよね。それとの対称関係をはっきりさせるために全部記号化をして、例えば、これについては(ア)のaに対応、これについては(ア)のbに対応とか、そういうようなことをお考えで、全部a、b、cで振ったんですか。

柴田教育部長

 いいえ、特段そこまでやってはいません。比較すると、今までの書き方は結構、項目の下に総論的なことが書いてあるのと、その下に書いてあるものとレベルが同じようなことが結局二つ内容的に出てきたりすることが多かったというところがあって、それで全部省いた面があります。要するに、総論で述べたことと下で述べていることが大体内容的に似通っているようなところが結構あったものですから、それで整理してもう少しすっきりしたというのがこの編成の意図なんです。

廣瀬委員長

 意図はそうだったかもしれないけど、ここの部分に関してはかえって二重構造になってしまったように見えるね。

貝ノ瀬教育長

 総論的なものは記号をつけないで外すということで統一しようというのだったらそれでもいいだろうし、aは総論的なこと、大体先にあるのは総論的なことなんだということにしてもいいだろうし、それは、技術的なものじゃない、読みやすい、わかりやすければいいんじゃないでしょうか。

磯谷委員

 この内容を前提にすると、まさにこのaのところが総論的で、bからeが細かく書いてあるということになるんだけれども、多分寺木委員のおっしゃるのは、aのところは、要するに人権とは何なんだというと、それは子どもたちがまず主体的に自分で生きていくという、そういうことを保障するということです。一つの問題は確かにいじめであり、あるいは障がい差別の問題であったり、虐待問題であったりするけれども、それは度外視しても、やはりその子が自分自身の人生を生きていくことをサポートするという、そこにまず大きな核の部分があるわけじゃないですか。それは総論、各論というよりも、原則と、それから実際に発生しているそれを妨げる問題が幾つかある、それとの関係なわけです。
 それをaのところについて、「あらゆる偏見や差別をなくすため」と書いているからほんとうに総論に見えるわけだけれども、そうじゃなくて、aのところはまさに人権ということをきちんと、要するに子どもがほんとうに主体的に生きているかどうか、あるいはそういうふうなことをサポートできているかどうか我々は日々考えましょうというようなことをもし書けば、それは総論というよりも、それが一つの視点なんですね。そして、一方で、それを実際に妨げているものが、例えばいじめがありますよ、差別がありますよ、障がいがありますよ、虐待がありますよと。これについては、それぞれどういうふうに取り組んでいくのか。これはこれでまた一つのピックアップすべき問題だろうと思うんですね。そうすると、いわゆる総論、各論というのとは少し違う。

廣瀬委員長

 それでは、そのaのところで、「あらゆる偏見や差別をなくすため」というところを取り、「一人ひとりの児童・生徒の成長・発達と自己実現を図る人権教育を推進する」として、bの頭は削り、b、c、d、eは残しておけばいいということなのでしょうか。

寺木委員

 そういうことですよね。

磯谷委員

 言ってしまえば、偏見や差別をなくすことは人権尊重なんだけれども、人権尊重はイコール偏見や差別をなくすことではないわけです。もっと広いものなわけです。多分寺木委員としてはそれをおっしゃりたかったんじゃないかと思うんです。

寺木委員

 そうですね。その点について、もう少ししっかり書いたほうがいいんじゃないかと思います。

磯谷委員

 そうするとaのところはもっと、差別や偏見をなくすということだけに限らず、やはり子どもたちの人権保障というものをきちんとやっていくんだということになりますよね。
 率直に言って、そうするといろいろな問題が出てくると思います。例えば、いろいろな規則の問題について、子どもたちがどういうふうに主体的にそれを考えていっているのかどうかということを今度は教育の現場は問われることになるでしょう。要するに、単なる差別や偏見だけではなくて、もっといろいろと多分教員の側の姿勢が問われてくることになると思うんです。では今度それに対して施策は何をするかということになると、なかなか実際には難しいかもしれません。

柴田教育部長

 一つは、子ども憲章というのを市でつくる計画があるんです。子ども権利条例ではなくて憲章というものです。もう少しやわらかい、みんなでこうしましょうというような、そういう精神でつくる計画はありますので、これに対応するような施策としてはあるんです。
 確かに、aで偏見、差別で、bにも「偏見をもったり差別をしない人権」と、いわばダブりがありますね。

貝ノ瀬教育長

 aは、これはもう基本原則なんですよ。学校教育全体を通してというのがここのメーンなんです。人権教育というと、例えば、道徳の時間だとか、学級会とか、そういう時間でやるものだというふうに一般的にとらえられがちなんですね。ところが、算数の時間でも国語の時間でも人権教育というのは行われなきゃいけない。つまり、算数でも、例えば、はい、きょう出席番号何番からだとか、名前を呼ばないとか、それから、傷つけるような言葉を発するとかというふうなことが授業でも行われる。だから、すべての学校教育の中でもって人権教育が貫徹されなければならないというのがここの1番目の趣旨です。それぞれみんなa、b、c、dには意味がある、原則として。だから、多少文言が変わったとしても、それを残しておくべきと考えるんです。

廣瀬委員長

 先ほど、一つ提案として出していたのは、aの「学校教育全体を通して」の後ろに、bの頭の「一人ひとりの児童・生徒の成長・発達と自己実現を図るため」を入れて、またもとに戻り、「あらゆる偏見や差別をなくすため」というのは消して、「人権教育を推進する」として、その差別、偏見というのはb以下にあるわけだから、そこに入れておけばいい。具体化する場合にはそっちのb、c、d、eになる。ということは、そのaをaとして残しておくわけだから、そうすれば今までのままでいいということになりますよね。

磯谷委員

 そうですね。この形式も尊重しながら今のご意見を生かそうとするとやはり、今、廣瀬委員長がおっしゃったように、aを基本的には残して、この「あらゆる偏見や差別をなくす」というのはbの下のところにも書いてあるわけだから、むしろaのところは、「一人ひとりの児童・生徒の成長・発達と自己実現を図る」、「人権教育を推進する」、そこに特化して、bのところで、基本的にはここに書いてある偏見、差別をしないということを示したほうがいいと思います。

廣瀬委員長

 そのほうがすっきりすると思います。

寺木委員

 そうですね。

貝ノ瀬教育長

 ただ、例えば、偏見、差別ということの中に、bは「人種・民族・性別等」でしょう、「等」だからいろいろあるかもしれない。cは障がいのあること、dはいじめのこと、eは虐待のこと。それ以外に、偏見、差別の対象になるようなことはほかにありませんか。

磯谷委員

 部落問題がありますね。

貝ノ瀬教育長

 だから、「あらゆる偏見」というのが必要なわけです。つまり、ここに例示として、大きく示しているだけなんです。

廣瀬委員長

 「人種・民族・性別等」の中に入らないのですか。

磯谷委員

 文章は変える必要があるかもしれませんけれども、bのところで、要するに、あらゆる差別、偏見をなくすということを盛り込めばいいわけですね。

廣瀬委員長

 そうですね。

磯谷委員

 それはもう人種にしても民族にしても、あるいはここには書いていないけれども、部落の問題にしても何にしても、とにかく一切の差別や偏見をなくしていくというのをbの趣旨にしてしまえばいいわけですね。

貝ノ瀬教育長

 それならいいと思います。人権のテキストには、「学校教育全体を通して」というのは外せないし、「あらゆる偏見や差別をなくす」ことも外せないわけです。というのは、新しい差別や偏見も生じてくるからですね。だから、それをなくすのではなくて、bに追加するなら文言を生かしていただきたいです。

廣瀬委員長

 その意味では、今のbの1行目の後半から2行目にかけてのところをちょっと整える必要があるけれども、そこに「あらゆる」というのを入れないといけないわけですね。

寺木委員

 bのところに「あらゆる」を入れる。それでいいと思います。

廣瀬委員長

 「あらゆる偏見や差別をしない人権教育を推進する。」ということでしょう。ただ、「等を異にすることによって」というのはちょっとつながりが悪いから直さなければいけない。

貝ノ瀬教育長

 ここは任せてもらいます。

廣瀬委員長

 そうすると、(イ)のほうも、a、b、cの文言は、生かしておいたほうがいいと思うので、そのままにしておいてもいいのかなと思います。

寺木委員

 そうですね。ここもaで人権教育を行うことの上ではそれをうたってという感じですね。

廣瀬委員長

 そうなんですね。aでは大きく言っておいて、bはカウンセラー等々のこと、cは道徳の時間のことを言っていますからね。

寺木委員
 そうですね。これはそのままでいいのかなと思います。

廣瀬委員長

 私も同じような感覚を持ったところが、実は1ページ目の学校教育の指導目標の四角の枠の下です。
 「義務教育は、子どもたち一人ひとりの人格の完成と、民主的、平和的な国家、社会の形成者としての育成を目的とする。他者との関係の中で、共に自らの」と来まして、その文の終わりのほう、4行目のおしまいがまた「よりよい国家、社会を形成していく力を付けていくことが重要である。」と、「国家、社会」が2度出てくるんで、すごく、くどいと思います。
 中身を変えずにこういうふうに言えるんじゃないかなと思ったのは、1行目はそのままで、2行目のところの「育成を目的とする。他者との関係の中で」と言って、そこに4行目の真ん中、「人と人とがつながり」というのを入れて、また2行目に戻って、「共に自らの資質・能力を生かし、目標に向かって努力を重ね、生涯を通じて自己実現に努めていく人間」としてですね、その後は、「変化の激しい」というのは、たまたま今変化が激しいかもしれないけれども、もうちょっと大きくとらえて、ただ、「時代を生き抜いていくために必要とされる力を付けていくことが重要である。」とするのはいかがでしょうか。つまり、「よりよい国家、社会を形成していく力を付けていくことが重要である。」というのは、2度重なるから、取ってしまっていいのではないかと思ったんです。
 この中で大事な言葉は、やはり4行目の真ん中で、人と人とがつながるということがとても大切なことだと思うんです。みんなが連携していくということもあるので。だから、それは他者との関係の中でなんだけれども、他者との関係の中で人とつながらないでただ自分はここにぽんとあって存在していくんじゃなくて、つながっていくということを言いたいから、このような表現を考えたのです。

貝ノ瀬教育長

 教育の目的というのは、1人ひとりの人間に着目して、自己実現を図っていく、人格形成をする、個性をとにかく生かすとか、そういう1人ひとりの人格に焦点を当てるのが一つ。もう一つは、国家、社会の形成者としての面で目的があるわけです。必ず、教育というのは二つの側面がある、大昔から。ですから、それを最初にまず述べているわけですよ。そして、それをまた別な言い方でもう1回述べているわけです。だから、片一方だけにしてしまうとバランスが悪くなるので、2回言っているんですよ。

廣瀬委員長

 だけれども、2度目のほうの「一人ひとりの人格の完成」のほうは、もうちょっといろいろ言いかえてくれているんだけれども、「国家、社会の形成」という、まさにその三つの言葉は、まるっきりそのままリピートしているんで、くどいですよ。

磯谷委員

 まず、第1文は目的が書いてあるわけでしょう。だから、そのつながりで、「その目的達成のために」というふうに間に入れて、そして、人とつながっていくことが重要であるというふうにすればいいと思うんですね。要するに、第1文と第2文の間のところですが、第1文の目的がはっきりしているわけで、その目的を達成するためにどうするのかというと、第2文にあるように、いろいろな能力をつけていったり、人とつながっていったりということが必要なんだよと。

廣瀬委員長

 その「人と人とがつながり」というのがどこにかかるかというと、「よりよい国家、社会を形成していく」ことになるわけなんでしょう。だから、その「人と人とがつながり」というのを上に入れてしまえば、そこにかかることになるのではないでしょうか。

貝ノ瀬教育長

 よりよい国家、社会を形成していくためには、人と人とがつながるだけじゃだめなんですよ、もちろんね。公共的な精神も必要だし、郷土愛も必要だし。ただ、それをあまり、最初みたいに具体的にすると、それこそくどくなってしまうから、さらさらと、「人と人とがつながり、よりよい国家、社会を形成していく」と、その程度に抑えてあるんですね。人格の完成については、結構詳しく、「他者との関係の中で、共に自らの資質・能力を生かし、目標に向かって努力を重ね、生涯を通じて自己実現に努めていく人間として、変化の激しい時代を生き抜いていくために必要とされる力を付けていく」としている。結局、これがメーンだからですね、学校教育においては。

廣瀬委員長

 「国家、社会を形成していく力」は何なんですかということなんでしょうね、確かに。そうするとこれは大変なことになる。

貝ノ瀬教育長

 これを説明するとなかなか長くなるからそんなふうに表現して、おさめております。

廣瀬委員長

 説明がすごくしにくいですね。

貝ノ瀬教育長

 「変化が激しい」と、これは19年度の基本方針ですから、10年間縛る目標ではないので、今は「変化が激しい」というふうに規定してもいいと思います。

廣瀬委員長

 それはそうかもしれません。

磯谷委員

 ここの構成なんですけれども、とにかく最初の部分で目的をはっきりさせて、そして、二つ目的がまさにあると。人格形成と、それから国家、社会の形成者。その次の文章は、それではまず人格の形成についてはどうするのか。そして、第3文として、それでは国家、社会の形成者としてはどうするのかというふうに書くのが本来一番論理的な書き方なんだろうと思います。

貝ノ瀬教育長

 だけれども、後者については書きにくいということです、政治的になるから。だから、一応触れているというわけです。

磯谷委員

 それでいいと思います。少なくとも、とにかく第2文の冒頭に、「目的達成のためには」とか、「そのためには」とか、何かそれは入れていただきたいですね。そうじゃないと、次の文章を読んでいて不安になってきますよ。長い文章がどんどん出てきて、一体これはどこにおさまるのかというのがよくわからない。最低限ちょっと、「そのために」とか書いていただきたいです。

廣瀬委員長

 前の基本方針にはそう書いてあったんですよね。比較対照表の右側を見ると、「何々を目指す。そのため、学校教育においては」と書いてあります。

寺木委員

 そうですね。

廣瀬委員長

 具体的に、それではどういうことになるのかということを聞かれたとき、どうするだろう。「よりよい国家、社会を形成していく力を付けていくことが重要である」と、答えるのだろうか。

「平成19年第1回教育委員会臨時会会議録(2)」へ続く

平成19年第1回教育委員会臨時会会議録の目次

このページの作成・発信部署

教育委員会 総務課 総務係
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811 
ファクス:0422-43-0320

総務課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る