ここから本文です
健康コラム「認知症」
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2025年8月16日 最終更新日:2025年9月5日
このコラムは三鷹市医師会が執筆しています
認知症とは、「意識障がいの伴わない記憶障がいで、行動計画などの高度な判断ができず、社会的生活や対人関係に支障があり、うつ病や甲状腺機能低下症、慢性硬膜下血種、脳腫瘍などの器質的疾患を除いたもの」と定義することができます。認知症のタイプもアルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭葉型とさまざまです。症状や進行の仕方も個人差が大きく、人それぞれです。症状としては、記憶障がい、認知障がい(失語、失行、失認)、判断力・問題解決能力の障がい、実行機能の障がいなどが挙げられます。周辺症状としては、せん妄、幻覚、妄想、異食、徘徊(はいかい)、介護への抵抗、抑うつ、不潔行為、暴言・暴力などが見られることがあります。年を取るともともとの性格が際立つようになったり、逆に几帳面で細心な性格がだらしなくなったり、身なりにも無頓着になることもあります。認知症が進むと、運動機能、精神機能は低下し、転倒して大腿骨頚部骨折、嚥下性肺炎などを経て寝たきりとなっていきます。胃ろうなどの経管栄養、人工呼吸器などの終末期医療についても考えておかねばなりません。介護の問題も出てきます。介護者が孤立しないように、また、頑張り過ぎないように、困りごとはケアマネジャーなどの周囲の人へ相談するなど、心身の健康を心掛けておく必要があります。日ごろから散歩や運動、習い事などをするとともに、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病にも気を付けましょう。
お問い合わせ先
東京都 三鷹市医師会
電話 0422-47-2155
このページの作成・発信部署
〒181-0004 東京都三鷹市新川六丁目37番1号
電話:0422-24-7145
ファクス:0422-46-4827
三鷹市医師会 電話0422-47-2155