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コガモ(小鴨)カモ科

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2024年4月20日 最終更新日:2024年4月30日

画像:コガモ(拡大画像へのリンク)

コガモ(手前がオス、後ろがメス)

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小さいけど子ガモではありません! 

コガモは体長約38センチメートル、カモの仲間で最も普通にみられるカルガモは61センチメートルありますので、並ぶとその小ささがよくわかります。小さなコガモを親子の子ガモと勘違いする方がいますが、日本に来ているコガモは小さいながらも立派な成鳥です。

冬の渡り鳥として、全国の川や沼、湖などに群れで渡ってきて、餌をとったり休眠したりする姿を見かけます。主に植物質の藻や苔、水草、小さな昆虫や魚などを食べています。繁殖期にはシベリアなどの北国に帰っていきます。まだ暑さの残る9月には、ほかのカモの仲間より一足早く渡ってくることが多いようです

画像:羽ばたくコガモ(拡大画像へのリンク)

水浴びのあと、羽ばたくコガモ

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渡ってきたばかりのころにはオス、メスとも比較的地味な色合いをしていますが、秋が深まる11月中旬ごろには換羽期に入り、オスは頭がこげ茶色に深緑のサングラスをかけたような色合い、お尻の部分には三角形のクリーム色が目立つ美しい色合いに変身します。これは次の繁殖に向けてペアになるためにメスにアピールするためで、このころには多くのカモ類のオスが美しい色合いになります。冬至を過ぎたころから鳥たちは春を感じはじめるようで、美しく変身したオスたちが一羽のメスの周りに集まってディスプレイしたりするようになります。オスはピリッ、ピリッという可愛らしい声で鳴きます。

画像:コガモのペア(拡大画像へのリンク)

水辺で休むコガモのペア

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冬の野鳥観察は、このような華やかな色合いのカモを見るのも一つの楽しみです。3月になり、北帰行が始まるころには多くのカモがそれぞれペアになっているのを見ることができます。メスは子育てをするため、敵に狙われにくい目立たない褐色の色合いです。他の多くのカモ類と同様にオスは子育てに参加しないのだそうです。

三鷹市内では、9月下旬~4月上旬ごろまで、井の頭池や野川、仙川などで見ることができます。

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電話:0422-29-9789 

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