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女性と更年期障がい
作成・発信部署:子ども政策部 子ども家庭課
公開日:2022年12月9日 最終更新日:2024年3月4日
女性と更年期障がい
更年期とは
規則的であった月経周期が不規則になり、やがて閉経を迎えます。個人差はありますが、50歳前後で閉経する人が多く、この前後数年ずつの10年間を更年期と言います。
更年期に現れる様々な症状の中で、他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障をきたす状態を「更年期障がい」と言います。
更年期障がいの主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら低下していくことですが、その上に加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関与することで発症すると考えられています。
更年期は、子どもの独立、夫との再出発、老後への不安、老親の介護などいろいろな変化が重なる時期です。また閉経は女性であることへの喪失感をもたらします。精神的に落ち込んでしまうと、ますます更年期の症状が重くなってしまうこともあります。
日常生活に支障がある場合には、まずは医師とよく相談することが重要です。また、症状の深刻さは他人にはわからないものです。家族をはじめ周囲の人たちの理解が必要です。自分の健康問題を打ち明けることで事態が好転することもあります。
更年期障がいの症状
血管の拡張に関係する症状
暑くもないのに顔がほてる、のぼせる、汗がどっと出る、暑い時期でも手足が冷たくなる
その他の身体症状
肩こり、動悸、頭痛、めまい、吐き気、しびれ、疲れやすさ、手足の痛み など
精神症状
気持ちの落ち込み、イライラしたり怒りやすい、意欲の低下、寝つきが悪い
症状は人によってさまざまです。なかには全く感じない人もいれば、いくつか重なって、日常生活に支障をきたすほど強い症状が現れる人もいます。原因が更年期であることに気づかず、原因不明でようやく婦人科を受診して更年期障がいであることが分かったというケースも少なくありません。
更年期の不調とうまく向き合いましょう
更年期にあらわれる症状は、からだばかりではなくこころの変調などもかなり見られます。その場合には、ひとりで悩まず、更年期外来・産婦人科・心療内科などの医師に相談しましょう。
また、この世代の女性は、家庭や職場でのストレスにさらされることも多いので下記を参考にしてストレスをうまく解消しましょう。
- 目の前にあることだけに集中しましょう
- 悩みは一人で抱えず、信頼できる人に相談しましょう
- 何かを決心したら、すぐ行動しましょう
- 趣味の時間を作りましょう
- からだをリラックスさせる時間をつくりましょう
- 仕事の持ち帰りをやめましょう
- 自身のストレスを感じ取り、貯め込まず、こまめに発散しましょう
- 「嫌なことを考えまい」とするのではなく、「放っておく」感覚を身につけましょう
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