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ヒガシニホントカゲ(東日本蜥蜴)

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2020年7月1日 最終更新日:2020年7月1日

画像:ヒガシニホントカゲ(拡大画像へのリンク)

鮮やかなブルーの体色のヒガシニホントカゲ

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【連載第96回】メタリックブルーに輝くトカゲ

ヒガシニホントカゲ(東日本蜥蜴)トカゲ科    

ヒガシニホントカゲは三重県、和歌山県あたりから北海道にかけて分布する全長20~25cmほどの小さなトカゲです。

2012年、遺伝子レベルの検討で西日本に生息しているものがニホントカゲ、関東等東日本に生息しているものはヒガシニホントカゲとして別種扱いになりました。この両種は基本的な姿かたちはほとんど同じとのことです。

三鷹でみられるトカゲの仲間は2種で、以前にご紹介したカナヘビと、このヒガシニホントカゲです。庭先などに現れるメタリックブルーに輝く美しいトカゲはおなじみだと思います。このメタリックブルーに輝くのは幼体で、成体になると全身が茶褐色になります。また、繁殖期のオスは顔に赤味がかかります。

 

画像:ヒガシニホントカゲ(拡大画像へのリンク)

胴体が太く見えるヒガシニホントカゲ

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カナヘビが細長く見えるのに対し、こちらは少し胴体が太めに見えると思います。カナヘビは姿勢が高く、木に登る姿をよくみかけますが、ヒガシニホントカゲの方は地面に腹を擦るイメージで姿勢が低く見えます。昆虫やミミズなどの地上の小動物を捕まえて食べます。地に着いた生活をしているのかと思うと、垂直のコンクリート壁を登ることもあります。5月ごろ石垣の隙間などに卵を産み、雌親は孵化するまで卵を保護します。

冬には日当たりのよい場所の地中や石垣のすきまなどで冬眠します。

ネコやイタチ、ヘビ、モズなどに捕食されることがありますが、襲われると尾を自切し、天敵がしっぽの動きに気をとられているうちに、逃げます。尾は再生します。

参考文献
都会の生物 藤本和典解説 小学館
画像:繁殖期のオスのようす(拡大画像へのリンク)

顔の色が赤味がかった繁殖期のオス

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都市整備部 緑と公園課
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