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トビ(鳶)別名トンビ  タカ科

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2018年8月15日 最終更新日:2023年6月2日

画像:岩場で休むトビ(拡大画像へのリンク)

岩場で休むトビ

(画像クリックで拡大 45KB)

トンビに油揚げさらわれる!

 トビは、全長60cmほどのタカの仲間です。ハシブトガラスより少し大きく、全身が茶褐色(いわゆる鳶色)で見た目はなかなか勇壮で立派です。海岸線から高山まで様々な環境に対応し全国に生息しており、最も身近な猛禽類と言えます。トンビの愛称でも親しまれています。

 高所作業をする職人さんを鳶職(とびしょく)と言いますが、これは彼らが使う「鳶口(とびぐち)」というトビの口ばしに似た鉄の鋭いかぎを先端に付けた長い棒の名前に由来するそうです。

 見た目の勇壮さとは異なり、生きている鳥を襲ったりすることはほとんどなく、死肉やミミズ、昆虫、カエルなど動きの遅い獲物を食べていることが多いようです。残飯や水産加工場の廃棄物などにも群がっていることがあります。

 湘南海岸の江の島付近では多数のトビが生息していますが、お弁当を食べる時に油断していてトビに持って行かれたという話をよく聞きます。注意を促す看板があるほどです。観察していると、釣り人の撒き餌なども狙って食べています。昔から「トンビに油揚げさらわれる」ということわざがありますが、私たちのくらしに密着した野鳥のひとつといえます。

画像:トビがとんでいるようす(拡大画像へのリンク)

ゆったりと帆翔するトビ

(画像クリックで拡大 27KB)

 さらに、トンビがくるりと輪を描いた、という歌がありますが、飛ぶ姿はとても雄大で、上昇気流に上手に乗ってほとんど羽ばたかずに空高く上がっていきます。英名もブラックカイト(黒い凧の意味)です。

 三鷹市内で見かけるチャンスはそれほど多くないかもしれませんが、多摩川には比較的多いので、時折上空を飛んでいる姿を見かけます。

参考文献
日本の野鳥 叶内拓哉解説 山と渓谷社

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電話:0422-29-9789 

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