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2018年2月4日 井の頭池の池底を歩いてみました

作成・発信部署:企画部 広報メディア課

公開日:2018年2月6日 最終更新日:2018年2月6日

画像:たくさんの池底ツアー参加者が井の頭池の池底を散策している写真(拡大画像へのリンク)

井の頭池の池底を大満喫しました

(画像クリックで拡大 55KB)

「いのかしら池底ツアー」に参加して池底人(ちていじん)になってきました

3月4日(日曜日)までの毎週土曜日・日曜日、祝日の午後1時~2時に開催している「いのかしら池底ツアー」に参加し、普段は降り立つことのできない井の頭池の池底を歩いてきました。

池底に積もった雪も解け、穏やかな気候となった日曜日の昼下がり。お子さん連れから大人まで、定員を超える大勢の参加者が集まり、ツアーは大盛況です。

かいぼり隊のリーダーの後に続いて、早速池底に降りてみると、まず驚くのは池底の泥の感触。水分を含んだ泥はとても柔らかく、懐かしいような、初めて味わうような不思議な感覚を体験できます。
場所によっては、長靴がすねの辺りまで沈み込んでしまうような所もありますので、できるだけ丈の長い長靴がおすすめです。

池底に不慣れな新人の池底人(ちていじん)たちは、一歩踏み出すのも一苦労の泥に悪戦苦闘。転んで泥だらけになる子どもの姿もありましたので、参加の際は要注意です。
とは言いつつも、子どもたちは始めこそ泥の感触に戸惑っていましたが、あっという間に池底の環境に適応し、立派な池底人(ちていじん)としてツアーを満喫していましたのでご安心を。

ちなみに、井の頭池の水深は大人の身長ほどとのことで、だいたい目の高さが水面の高さになります。池底から井の頭池を眺めると、想像以上の広さにきっと驚くはずです。

画像:池底のくぼみから水が湧き出ている様子(拡大画像へのリンク)

中央のくぼみから水が湧き出ています

(画像クリックで拡大 67KB)

池底では貴重な湧水も見られました

池底を歩いていると、かわいらしい湧水を数カ所で確認することができました。
かつてのような湧水量ではないのでしょうが、池底で砂を舞い上げながら、小さくも力強く水を湧き出し続けるその姿は神秘的ですらあります。

井の頭池の水は、戦後の1950年代前半までは豊富な湧水のみによって補給され、澄み切った池にはタナゴやウグイなどの川魚の生息も確認されていたそうです。その後、都市化に伴って湧水は減少し、現在は深井戸で汲み上げられた地下水によって池の水が維持されています。

湧水がかいぼり中の池底に小さな川を作っている姿に、当時のような井の頭池の湧水復活に向けて確かな希望を見つけた気がしました。

池干し期間中の今しか体験できない「いのかしら池底ツアー」に、ぜひご参加ください

日時

3月4日(日曜日)までの毎週土曜日・日曜日、祝日
午後1時~2時(0時30分から受付。荒天中止)

対象

各日20人(先着制。小学3年生以下は保護者同伴)

持ち物

汚れてもよい服装、長靴、着替え

参加費

30円(保険料)

受付場所

都立井の頭恩賜公園 野外ステージ前「かいぼり屋」

かいぼり隊の任務をお手伝いしてみませんか?
「チョコッとかいぼり隊(池底編)」もスタートしました

池底でさまざまな保全活動を行っている「井の頭かいぼり隊」のお仕事をお手伝いする体験イベントです。泥を掘って湿地を整備したり、石の下に隠れたザリガニを捕獲したり、池底のごみを掘り出したりなど、何をお手伝いするかは当日のお楽しみ。

日時

3月4日(日曜日)までの毎週日曜日
午前10時~正午(9時30分から受付。荒天中止)

対象

小学生以上の方各日20人(先着制。小学3年生以下は保護者同伴)

持ち物

汚れてもよい服装、長靴、ゴム手袋または軍手、着替え、タオル

参加費

30円(保険料)

受付場所

都立井の頭恩賜公園 野外ステージ前「かいぼり屋」

問い合わせ
認定NPO法人生態工房
電話:0422-27-5634(平日午前10時~午後7時)

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〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号
電話:0422-29-9037 
ファクス:0422-76-2490

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