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2017年12月26日 井の頭公園で「かいぼり」が始まりました
作成・発信部署:企画部 広報メディア課
公開日:2018年1月5日 最終更新日:2019年12月16日
平成25年度と平成27年度に続き3回目となる「かいぼり29」がいよいよスタートです!
平成29年5月に開園100周年を迎えた都立井の頭恩賜公園で、生態系の回復と水質改善を目的に、池の水を抜いて池底を乾かす「かいぼり」が始まりました。
平成25年度、平成27年度に続き3回目となる今回のかいぼりでは、平成29年12月26日から、井の頭池(弁天池、お茶の水池、ボート池、ひょうたん池)全域で大型ポンプを使った排水が始まり、井の頭公園駅近くのひょうたん池につながる神田川へ放出しています。
平成30年1月下旬まで池の水を徐々に抜いていき、水位が下がった1月13日(土曜日)・14日(日曜日)には、ボランティアのみなさんが池に入り、ブルーギルなどの外来種や、保護対象となる在来種のモツゴ、スジエビ、テナガエビなどを捕獲するイベントを行います(ボランティアの募集は終了しました)。その後、1月下旬から3月上旬までは池の底を天日にさらす「池干し」を行います。
- 「かいぼり」のおさらい
- もともとは農業用ため池の機能を維持するため、農閑期の冬場に水を抜き、魚を捕獲したり、護岸の補修や点検を行うもので、日本の農業に欠かせない作業として古くから各地で行われてきました。
平成25年度に井の頭池で初めて実施した「かいぼり25」は全国で大きな話題を呼び、近年では、外来魚の駆除と水質改善を目的として、公園やお堀などでかいぼりが実施される様子がテレビ番組などでもたびたび取り上げられています。
「かいぼり29」のスケジュール
かいぼり実施期間
平成29年12月下旬~平成30年3月上旬
3月中旬まで、公園内の野外ステージ前に、かいぼりの情報発信基地「かいぼり屋」を設置し、作業の進み具合や捕獲された生き物の展示、スタッフによる解説を行います。
- 平成29年12月26日(火曜日)
- 水抜き開始
- 平成30年1月13日(土曜日)・14日(日曜日)
- 魚類等採取イベント
- 平成30年1月下旬~3月上旬
- 池干し
かいぼり期間中ならではの珍しい光景も!
井の頭公園の名物といえばボート池のスワンボート。普段はボート場に行儀よく並んでいるボートたちも、かいぼり期間中は陸に引き揚げられて3月下旬までしばしお休みです。
水抜き準備中には、スワンボートが空を飛ぶ珍しい光景も見られました。今年の桜は、さらにきれいになった池でボートからのお花見が楽しめそうです。
「かいぼり」に関するお問い合わせ
くわしいスケジュールや、作業などについてのご質問は東京都西部公園緑地事務所へお問い合わせください。
- 東京都西部公園緑地事務所
- 郵便番号:180-0005
東京都武蔵野市御殿山一丁目17番59号
電話:0422-47-0195
「井の頭池かいぼり観察日記」とは
このコーナーでは、井の頭池で行われているかいぼりの作業の様子や、井の頭公園とその周辺エリアの魅力をお伝えしていきます。作業の進展や池の景観の変化に合わせて、内容を更新する予定です。
また、過去2回のかいぼりの様子は「2014年井の頭池かいぼり観察日記」「2016年井の頭池かいぼり観察日記」でご覧いただけます。
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