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コブシ(辛夷、拳)

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2009年3月24日 最終更新日:2009年3月24日

画像:コブシの写真(拡大画像へのリンク)

コブシ

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連載第29回

 コブシは本州、四国、九州に分布する落葉高木で、山地を中心に自生しています。病害虫に強く、育てやすいので公園などにもよく植栽されています。大きなものでは高さ18mくらいになります。

 早春のまだ寒さが残る3月から4月にかけ、香りのよい白い花を咲かせます。葉が展開する前に開花するので、花が遠くからでもよく目立ちます。コブシの名は果実の形が握り拳に似ていることからきています。この握り拳のような果実の中に赤い種子がたくさん入っており、熟すと白い糸で垂れ下がります。

 里山では早春の開花を農作業開始の目安にし、「田打ち桜」などの愛称でも親しまれてきたそうです。

 花の形のよく似たタムシバやハクモクレンとは、開花した時に下の写真のように一枚の葉が見られる点で見分けることができます。欧米ではこれらのモクレン科の仲間を学名からマグノリアと呼び、園芸品種がたくさんつくられ、親しまれています。

参考文献
  • 樹木見分けのポイント図鑑 講談社
  • 大人の園芸 庭木・花木・果樹 濱野周泰監修 小学館
画像:写真:花の下に若葉が見られるコブシ(拡大画像へのリンク)

コブシは花の下に同時に若葉が見られるのが特徴

(画像クリックで拡大 24KB)

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