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ハクセキレイ(白鶺鴒)セキレイ科
作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課
公開日:2009年2月16日 最終更新日:2023年6月5日
中央分離帯やコンビニの前で餌を探すスマートな小鳥
全長21cmのスマートな体型と白、黒、グレーのシックな色合い、つぶらな瞳の愛らしい小鳥です。ちょこまかと活発に歩きながら、地面の小さな羽虫などを採食しています。移動するときは「チチン、チチン」と鳴きながら、翼を開いたり閉じたり、繰り返しながら波状に飛んでいきます。
東京周辺でよく見かけるセキレイの仲間は、キセキレイとセグロセキレイ、そしてこのハクセキレイです。これら3種とも多摩川や野川などの水辺で見られますが、ハクセキレイだけは市街地にも多く見られ、ビル上の水たまりで採食したり、人通りの多い場所でドバトと一緒に人に餌をねだる行動が見られるなど、都市環境によく適応している”都市鳥“と呼ばれる種のひとつで、増加傾向にあります。
市内では、東八道路の中央分離帯などの広い芝生地やコンビニエンスストアの駐車場などで餌を食べている姿を良く見かけます。ヘッドライトに集まり車に衝突した羽虫の死骸やコンビニで人間がこぼした食品などを食べているようです。スズメやカラスなどとともに身近な場所で見られ、姿が印象的なので、見覚えがある方も多いのではないでしょうか。
- 参考文献
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- フィールドガイド 日本の野鳥 日本野鳥の会
- 都会の生物 藤本和典著 小学館