ここから本文です
【報道発表】牟礼老人保健施設における居室使用料の過誤徴収について
※このページは、報道機関向けに下記の日付で市の最新情報を提供した際の資料を掲載しています。ページを閲覧した時点の最新の情報とは限りませんので、ご注意ください。
作成・発信部署:企画部 広報メディア課
公開日:2025年2月12日 最終更新日:2025年4月1日
2025年2月12日 発表
平成24年4月から現在まで、三鷹市牟礼老人保健施設「はなかいどう」の居室使用料を過誤徴収していたことが判明しました。事案の概要及び今後の対応は下記のとおりです。
概要
「三鷹市牟礼老人保健施設条例」で、利用者は1日につき「厚生労働大臣が定める費用の額…を納入しなければならない。」と規定しているところ、それを上回る使用料を設定し、徴収していたもの。
期間 | 厚生労働大臣が定める額 | 三鷹市が設定した使用料 | 過誤徴収額 |
---|---|---|---|
平成23年度まで | 320円 | 320円 | 0円 |
平成24年4月から | 320円 | 500円 | 180円 |
平成27年4月から | 370円 | 550円 | 180円 |
令和元年10月から | 377円 | 550円 | 173円 |
令和6年8月から | 437円 | 550円 | 113円 |
過誤徴収額(令和7年1月31日現在)
2,288万5千円(対象者:約700人)
※平成24年度~令和5年度分:2,168万6千円、令和6年度分:119万9千円
今後の対応
過誤納使用料の返還
利用者各々の還付金額を確定した上で、利息(総額710万7千円を想定)を付して令和7年3月から順次返還を開始します。なお、令和6年度分は当該年度の歳入戻出(利息分は歳出予算措置)、令和5年度以前分は令和7年度の歳出予算で対応することを予定しています。
管理監督責任
河村孝三鷹市長が現職の市長として、自身の市長就任(平成31年4月30日)以降も過誤徴収が続いていたこと等を重く受け止め、令和7年3月の給料月額の10分の2を減額するとともに、関係する現職の副市長2名は同月の給料月額の10分の1を減額することとし、関連条例案を令和7年第1回市議会定例会に提出します。
三鷹市長のコメント
市民の皆様へ
このたび三鷹市では、平成24年4月から現在までの約13年間、三鷹市牟礼老人保健施設「はなかいどう」の居室使用料を過誤徴収していたことが判明いたしました。
こうした事態が生じたこと、市民の皆様に心より深くお詫び申し上げます。
本件使用料は、「三鷹市牟礼老人保健施設条例」で、「厚生労働大臣が定める費用の額」を納入していただく旨を規定しているところ、規定を上回る額を設定し、利用者から徴収していたものです。昨年11月、令和7年度予算編成の過程でこのことが分かり、ただちに実態の調査を開始いたしました。
現時点で把握している過誤納使用料の総額は2,288万5千円で、それに伴う利息は710万7千円、対象者は約700人です。市としては、速やかに必要な予算措置を講じた上で、令和7年3月から、対象者一人ひとりに丁寧な説明を行いながら、順次返還の手続きをとっていきたいと考えています。
こうした増額の意思決定がどのような経過で行われたかについては、10年以上前の前市長の在任期間中のことで詳細の把握が困難です。しかし、平成31年4月30日に私が市長に就任してからも過誤徴収が継続していたことを重く受け止め、関係する現職の副市長を含めて責任をとるべきであると判断いたしました。そのため、管理監督責任として、私については令和7年3月の給料月額の10分の2を減額するとともに、2名の副市長については同月の給料月額の10分の1を減額することとし、関連条例案を市議会に提出いたします。
今後はこのようなことが起こらないよう、職員に対して法令順守の指導を徹底するなど適正事務の執行に努め、市民の皆様からの信頼の回復に向けて全力で取り組んでいまいります。
令和7年2月12日
三鷹市長 河村孝
このページの作成・発信部署
〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号
電話:0422-29-9037
ファクス:0422-76-2490