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健康コラム 「いい睡眠、とれてますか?」
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2025年5月31日 最終更新日:2025年6月2日
このコラムは三鷹市歯科医師会が執筆しています
最近、睡眠に対しての意識が高まっているようです。一時期は、悪夢を見るほどよく眠れると評判になった某乳酸菌飲料が入手困難になるなどして話題にもなりましたね。
皆さんは、しっかり眠れていますか? 睡眠時間は十分とれているのに、なぜか疲労感が残っていたりしませんか? そんな方はもしかしたら寝ている間にいびきをかいているかもしれません。いびきとは空気の通り道である気道がさまざまな原因で狭くなることで起こります。狭くなったところを空気が通るときに粘膜の振動が起こり、大きな音が出ます。これがいびきです。
このいびきの原因には、まず肥満が考えられます。首や喉に脂肪がついて気道を狭くするほか、胸や腹部についた脂肪が呼吸運動を妨げるといわれています。しかし、太っていなくてもいびきをかく人がいます。これはあごが小さいことが原因になっています。我々アジア人は欧米人に比べ、あごが小さい人が多いため、骨格の構造から太っていなくてもいびきをかきやすいといわれています。やせているのにいびきがひどいという方はあごが小さいことが原因でいびきをかきやすくなっている可能性があります。
いびきは近年注目されている睡眠時無呼吸症候群の症状の一つとされていて、いびきの途中で息が止まるようになると、血液中の酸素が減って、不整脈や高血圧、糖尿病の悪化にもつながるといわれています。毎日、習慣的にいびきをかいている人は注意が必要ですね。もしかしたら私も危険ないびきをかいているかも、という方は内科の専門医やかみ合わせ専門の歯科医に相談してみてください。
さて、三鷹市歯科医師会では毎年6月の第二土曜日に、三鷹産業プラザで『愛歯のつどい』という健康推進イベントを行っています。今年は亀田総合病院の外木守雄先生を講師にお招きして「いびきで困ったら効く話~閉塞性睡眠時無呼吸症に対する歯科の役割」というテーマで、いびきのメカニズムや改善のために、歯科ではどんな治療ができるのかを分かりやすくお話しいただきます。
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電話 0422-45-2715
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