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第48回 令和4(2022)年11月6日公開

作成・発信部署:企画部 市長室

公開日:2022年11月6日 最終更新日:2022年11月6日

認知症について思うこと

 とある日、市内にある有名な認知症のクリニックをお訪ねした際、先生から出合い頭に強烈なパンチをいただきました。
 「みんな認知症になります。あなたも絶対になりますよ」
 私は思わずのけぞり、「予防策やよく効く薬はないんですか」と聞き返しました。先生は「残念ながら予防策はありませんし、これが絶対に効くという薬も今のところはありません」と言うのです。
 そのうち、ロビーに集まった方たちが、私に次々と体験談を話してくださいました。いっぺんに記憶が無くなるわけではないこと、認知症への差別を感じたことなど、涙ながらに語る方もいらっしゃいました。先生は最後に「大事なのは誰もが認知症になる可能性があるということです。だとしたら、認知症になっても住みやすいまちをみんなでつくるしかないですよね」と締めくくりました。
 三鷹市では小学生を対象に「みたか認知症キッズサポーター」(10面参照)を養成するなど、認知症を正しく理解し、偏見を持たず、温かく見守っていける地域づくりを進めています。また、市内7カ所の地域包括支援センターを中心に、医療・介護・福祉の多職種の皆さんが連携してサポートしています。三鷹市は「認知症にやさしいまち三鷹」を目指しています。これから制定する『人権基本条例(仮称)』でも、中心的な課題の一つです。

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