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ヒドリガモ(緋鳥鴨)カモ科
作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課
公開日:2021年12月6日 最終更新日:2023年6月2日
つぶらな瞳の可愛い鴨
ヒドリガモは、冬になると日本に渡ってくるカルガモより少し小さめ(全長約48cm)の鴨です。河原や公園の池でよくみかけます。あまり潜らない淡水カモですが、海上で見かけることも比較的多い鳥です。(淡水カモ、海水カモに関しての詳細は、「みたか生き物図鑑キンクロハジロ」の項を参照ください)
9月に渡ってきた当初はどの鴨も地味な色合いですが、11月中旬頃には繁殖羽に換羽して、鴨の雄たちは派手な色合いとなり、水辺に彩りを添えます。繁殖羽のヒドリガモの雄の頭部は赤みのある茶褐色とクリーム色で良く目立ちます。雌は地味な中にも濃い茶褐色が強く、他のカモの雌よりも目立ちます。
可愛らしい体形と美しい色合い、つぶらな瞳なので、ぬいぐるみのモデルにもなっています。
ヒドリガモの雄は特徴ある「ピューィ」という鳴き声を出しますので、鴨の群れに混ざっているかどうかすぐにわかります。12月ごろには番いが決まり、雌雄のペアが一緒に行動している姿を見かけるようになります。
ヒドリガモは、水中の草や藻の仲間等を好んで食べますが、陸上に上がって草を食べる姿もよくみかけます。海苔などの海藻類も好物で、海苔の養殖地では嫌われ者です。