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オナガガモ(尾長鴨)カモ科
作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課
公開日:2023年4月10日 最終更新日:2023年6月2日
【連載第99回】タキシード姿のおしゃれなカモ
オナガガモは、全長オスが75cm、メスが53cm、カモの仲間の中では比較的大きな種類です。オスとメスで大きさがかなり違うのは、名前の由来ともなっているようにオスは尾がとても長いからです。メスも他の種類に比べると尾羽が長いです。細長い尾羽が一本出ていて英名もピンテイルとなっています。
カモの仲間の多くと同様にオスはメスに比べて派手で、タキシード姿を思わせるようなお洒落なデザインです。
春が近づいてくると、繁殖に向けてペアになるために、写真2のようにたくさんのオスがメスを取り囲んで求愛するディスプレイの仕草が見られることがあります。オスは背伸びをしてお辞儀をするような独特なポーズをとります。
9月ごろシベリア方面から渡ってきて、3月頃まで日本に滞在し越冬します。渡ってきたばかりの頃は非繁殖羽といって、オスもメスと同じような地味な色をしていますが、秋の深まりとともに美しい装いになります。