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2014年3月15日 井の頭池に在来魚を放流しました

作成・発信部署:企画部 広報メディア課

公開日:2014年3月17日 最終更新日:2019年12月16日

画像:写真・池の中に魚を放流する様子(拡大画像へのリンク)

モツゴの稚魚をそうっと池の中へ放流します

(画像クリックで拡大 44KB)

大きくなってね! 2年後にまた会おう

 かいぼりで井の頭池の水が抜かれている間、弁財天周辺の池や井の頭自然文化園に設けた保護用のいけすに仮住まいしていた在来魚たちですが、水が戻り、やっと我が家に帰ってくることができました。

 今回、在来魚の放流をお手伝いしたのは、井の頭地区住民協議会の多世代交流委員会主催のイベント「君は名探偵!かいぼり探検隊」の参加者で、小・中学生の子どもたちと保護者、計24人。2月にも同イベントで魚の捕獲やごみ拾いなどを行った子どもたちが、かいぼりできれいになった池にモツゴ(くちぼそ)の稚魚を放ちます。

 3月9日から順次行われてきた在来魚の放流も、この日が最後。子どもたちは、体長2センチメートルほどの小さな稚魚を、バケツからそうっと丁寧に池の中に放流しました。「また会おうね」「元気に暮らしてね」「いっぱい食べて大きくなってね」とメッセージを送った子どもたち。今回放流した稚魚が大きくなって、2年後のかいぼりでまた会えることをとても楽しみにしてます。

画像:写真・展示パネルで説明を受けている様子(拡大画像へのリンク)

在来魚が減ってしまった理由を教えてもらいました

(画像クリックで拡大 56KB)

これからも井の頭の自然を守っていこうね

 1月8日~2月23日にかいぼりで捕獲された魚は約2万匹で、そのうち68.1%が外来魚(14,149匹)、在来魚は31.9%(6,642匹)でした。水質の悪化や外来魚の繁殖によって、井の頭池の生態系は大きく変わってしまったのです。

 ブルーギルやブラックバスなど外から持ち込まれた大きな外来魚が、もともと井の頭池に住んでいた在来魚をどんどん食べてしまったということを知った子どもたち。今回捕獲された外来魚は駆除され肥飼料に加工されたという話を聞き、「外来魚だって来たくて来たわけじゃないのに、ごめんね」と、心を痛めた子もいました。これ以上子どもたちが悲しまないよう、私たち一人ひとりが生態系のあり方をしっかり考えていかなければなりませんね。

 たくさんのかたにボランティアとしてご協力いただいた今回のかいぼり。この冬は記録的な大雪が降るなど寒い日が続きましたが、みなさんの井の頭池を思う気持ちはとても熱いものでした。この気持ちを大切に、これからもみんなで井の頭の自然を守っていきましょう。

「かいぼり観察日記」をご覧いただき、ありがとうございました

 約30年ぶりに井の頭池の水を抜いて行われた「かいぼり」の様子をお届けしてきた「2014年井の頭池かいぼり観察日記」は今回で終了しますが、まもなく「2014年井の頭公園桜開花情報」が始まります。お楽しみに!

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