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タヌキ(狸)

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2009年2月16日 最終更新日:2009年3月1日

画像:ホンドタヌキの写真(拡大画像へのリンク)

ホンドタヌキ

(画像クリックで拡大 292KB)

【連載第26回】移動のルートは、溝の中?!

 夕暮れの道を横切る見慣れない動物のシルエット、犬にしてはしっぽがフサフサ、猫にしては丸々とした体つき、それはタヌキかもしれません。

 タヌキは、むかしばなしにもたくさん登場しますし、ジブリアニメの「平成狸合戦ぽんぽこ」でも主役となるなど、私たち日本人にはなじみの深い動物の一つです。

 近年、都内区部でのタヌキの目撃情報が増え、山地の開発などで行き場所のなくなったタヌキが都市部に進出してきたのでは、と話題になっています。また、野良犬などの減少とも関連があるのではないか、ともいわれています。雑食性のタヌキが市街地ではごみや人の与える餌を積極的に利用している、ということもあります。

 昼間は雑木林の奥や、やぶの中などの人目につかない場所にいて、夜になると活動をはじめ、水路の溝や低木の植え込みなど人目につきにくいルートで移動しているようです。例えば、玉川上水のような丘陵地から都市部まで続く帯状の緑地は動物たちの移動に一役かっているといえます。

 また、交通事故にあう野生動物の中ではタヌキがとても多く、三鷹市内でも、犠牲になったタヌキの回収依頼が毎年数件はあるようです。

 タヌキの例をみても、都市部で生き物が生きていくうえでは、さまざまな人為的な要因が複雑に影響していることがわかります。

 写真は多摩川の河原で仲良く日なたぼっこをするつがいのタヌキです。

参考文献
都会の生物 藤本和典著 小学館

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電話:0422-29-9789 

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