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ジョウビタキ(常鶲・尉鶲)ヒタキ科

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2009年2月16日 最終更新日:2024年2月27日

画像:ジョウビタキのオス(拡大画像へのリンク)

ジョウビタキのオス

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シベリアからの小さな冬の使者

 10月に入り、秋めいてくると、ムラサキシキブやウメモドキなどの実が色づき始めます。それを待っていたかのように、シベリアから海を渡ってくる小さな渡り鳥がこのジョウビタキです。

 大きさはスズメぐらいで、雄は頭頂から首の後ろが灰白色、顔からのどの部分と上面が黒、胸から尾までの下面はだいだい色の鮮やかな色をしています。上面の黒の中に白い部分(次列風切基部)があり、まるで、紋付を着ているようにも見えることから「紋付鳥」と呼ばれることもあります。

画像:ジョウビタキのメス(拡大画像へのリンク)

ジョウビタキのメス

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雌にもこの白い部分はあります。全体が灰褐色で地味な印象ですが、つぶらな目が目立ち可愛らしい印象です。

 越冬のために渡ってきたジョウビタキは、雌雄ともに市街地や農耕地などで一羽ずつ縄張りを持ちます。秋口に渡ってきたばかりのころには、住宅のアンテナなどに止まって「ヒッ、ヒッ…」という縄張り宣言の声をあげている姿をよく見かけます。この縄張り宣言の声が火打石を打つ音に似ていることから「火焚き(ヒタキ)」の名がついたそうです。

 市内でもよく見られますので、公園や庭などに木の実を食べにひょっこり姿を現し、尾を振ったり、お辞儀をするような可愛らしい動作をするこの鳥をご存じの方も多いのではないでしょうか。

 越冬が終わった春、繁殖期を前にシベリアへ渡って行く直前には、オオルリやキビタキなど歌の名手がそろっているヒタキ科の鳥らしく、とても良い声でさえずることもあります。

2010年頃から長野県など、国内での繁殖例が報告されるようになりました。

参考文献
  • 山渓ハンディ図鑑7 日本の野鳥 叶内拓哉 山と渓谷社
  • 鳥の手帖 監修:浦本昌紀 小学館

 

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