【報道発表】第40回太宰治賞受賞作が決定しました

第40回太宰治賞選考会場「みたか井心亭」

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応募作品総数1,405篇から市街地ギャオさんの「メメントラブドール」に決定！

令和6年5月10日、第40回太宰治賞（株式会社筑摩書房・三鷹市主催）の選考委員会が三鷹市下連雀二丁目の「みたか井心亭（せいしんてい）」で開かれ、選考委員4氏（荒川洋治氏、奥泉光氏、中島京子氏、津村記久子氏）による厳正な選考の結果、受賞作が決定しました。

受賞作

作品名

「メメントラブドール」

著者

市街地 ギャオ(しがいち・ぎゃお)

選評

奥泉光さんより

性的マイノリティを扱った作品。ネット用語を駆使し、様々な新しい言葉を取り込んで小説をつくるスタイルで、複数の人物たちがいきいきと躍動し、最終候補作品の中で最も小説としての魅力を感じた。

受賞作および今後の日程

今回の受賞作は、応募作品総数1,405篇から4篇を最終候補作とし、令和6年5月10日の選考委員会による厳正な選考の結果、決定されたものです。
贈呈式・受賞パーティーは6月14日(金曜日)に如水会館（千代田区）で開催され、受賞者には記念品および賞金100万円が贈呈されます。

第40回太宰治賞を受賞した市街地ギャオさん

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概略

「私」にはいくつか顔がある。マッチングアプリでノンケの男を喰う「私」、男の娘コンカフェでキャストな「私」、SIer企業でダウナー院卒若手社員をつとめる「私」、高専時代は姫でいられたかつての「私」、その武器ももはや壊れ始めている「私」、それでも誰かを欲しがる「私」、幸か不幸かすべてが己と理解しつつも世界にエラーが起きていく。貼りつけられたペルソナたちがハレーションする新宿区在住20代♂の令和五年。

問い合わせ先

スポーツと文化部

芸術文化課
電話　0422-29-9861