書籍の紹介
水車屋ぐらし
(2000年 三鷹市教育委員会編集・発行)
新車とその環境を守り続けてきた峯岸清さんのインタビュー記事が中心。水車が回っていた頃の生活を聞き書きにより再現しています。
他にも「三鷹市の貴重な水車遺産」(前田清志)、「武蔵野(野川流域)の水車経営農家の主屋」(山崎弘)、「しんぐるまの仕組み」(小坂克信)の3つの小論文が所収されており、新車の全容がわかります。
(A5版 128頁 1,260円)
三鷹の水車の歴史
(2003年 三鷹市教育委員会編集・発行)
平成12年度から3ヵ年にわたり三鷹の水車の歴史を調査したその報告書です。水車の場所や規模、用途や地域の産業に果たした役割、水車の盛衰の時期と理由など多面的に調査した結果を反映しています。これまで9基と考えられていた最盛期の水車数が11基であったことが判明したほか、水車図面や水車関係文書などの新たな発見も含まれており、三鷹の水車研究の集大成です。執筆は小坂克信氏。
(B5版 78頁 610円)
水車ぐらしを支えた民具
(2005年 三鷹市教育委員会編集・発行)
平成15年度・平成16年度にわたり調査した水車経営農家の「民具」についての報告書です。江戸時代の文化年間に創業し昭和40年代までの、およそ160年間にわたり、野川の水によって水車を回し、精米や製粉を行ってきた「水車経営農家」の生産と生活を支えてきたモノが体系的に把握できるようになっています。執筆は神野善治氏。
(A4版 180頁 1,630円)
水車ぐらし 峯岸清氏インタビュー記録報告書
(2007年 三鷹市教育委員会編集・発行)
前書の「水車屋ぐらし」と「水車屋ぐらしを支えた民具」を補完する冊子です。峯岸清さんに対して行ったインタビューをもとに2部構成により水車機構と民具について明らかにしています。
第1部の「しんぐるまの仕組み」は小坂克信氏の執筆により水車の使用していた頃の記憶をまとめ、第2部の「民具調査の聞き取り細目」は神野善治氏の執筆により質問者と回答者の聞き取りを時系列で掲載しています。
(A4版 76頁 800円)
販売場所
上記はいずれも、情報公開総合窓口(市本庁舎2階)で販売しています。
「水車屋ぐらし」は、市内主要書店などでも販売しています。
グラフみたか vol.3
(1992年10月 三鷹市発行)
特集:回りまわって水車の話 三鷹にすごい水車があった!
(A4版24頁)
※品切れのため現在配布していません。
三鷹図書館・三鷹市役所情報公開総合窓口市政資料室(市役所2階)でご覧になれます。
グラフみたか vol.16
(2004年3月 三鷹市発行)
特集:「しんぐるま」の魅力検証
(A4版24頁)
※品切れのため現在配布していません。
三鷹図書館・三鷹市役所情報公開総合窓口市政資料室(市役所2階)でご覧になれます。
その他の刊行物
- 伊藤 好一「武蔵野と水車屋−江戸近郊製粉事情−」
(クオリ 1990年 ) - 前田 清志「日本の水車と文化」
( 玉川大学出版部 1992年) - 末尾 至行「水力開発=利用の歴史地理」
(大明堂 1980年) - T.S.レイノルズ「水車の歴史−西欧の工業化と水力利用−」
( 平凡社 1989年) - 出水 力「水車の技術史」
( 思文閣出版社 1987年) - 平岡 昭利 編「九州水車風土記」
(古今書院 1992年) - 「水車と風土」
(古今書院 2001年) - 小坂 克信「立川の水車をさぐる」
(立川市教育委員会 1999年) - 「玉川上水の水利用と水車(I)」
(とうきゅう環境浄化財団 2000年) - 小坂 克信「水車にみる用途の移り変わり-砂川用水を中心に-」
『多摩のあゆみNO.102』 (たましん地域文化財団 2001年) - 鳥越 昌・中野 勇「備中の水車風土記」
(山陽新聞社 1999年) - 吉田 耀子「日本初『水車の作り方』の本」
(小学館 2000年) - 河野 裕昭「日本列島現役水車の旅」
(小学館ショトルトラベル 1997年) - 郷田 谷子・増田 俊美「水車聞書帳(1) 水車屋の女たき」
(クオリ 1978年) - 前田 清志・越智 廣志「水車のみかた 調べ方」
(クオリ 1987年) - 前田 清志「武蔵野の水車遺産について」
『多摩のあゆみ NO.70』 (たましん地域文化財団 1993年) - 鈴木 芳行「近代多摩の水車」
『多摩のあゆみ NO.74』 (たましん地域文化財団 1994年)
※ 多摩地区の各市の水車については、市史や資史料集、市史研究などに掲載している場合があります。